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「昨日はお家で遊んでたのね」笑顔のママ友に言われ、私は一瞬言葉を失った…今も消えない小さな疑問

  • 2026.10.2
「昨日はお家で遊んでたのね」笑顔のママ友に言われ、私は一瞬言葉を失った…今も消えない小さな疑問

庭で遊び始めると、決まって来る車

末の息子が小学3年生になった春から、週末になると、うちの庭に息子の友達が集まるようになりました。

一戸建ての小さな庭ですが、子どもたちがボール遊びをするにはちょうどいい広さです。

多い日は、同級生が3、4人遊びに来ていました。

道をはさんで100mほど先には、息子の同級生の家があります。

そこのママ友は40代くらいで、学校行事などで会えば明るく声をかけてくれる人でした。

ある週末も、子どもたちが庭で遊び始めました。

すると10分もしないうちに、見覚えのある白い車が家の前でゆっくり止まりました。運転席の窓が下がり、ママ友が顔を出します。

「みんなで遊んでるの?うちの子も入れてもらっていい?」

「もちろん。どうぞ」

後部座席から男の子が降りると、すぐにみんなの輪に加わりました。

息子たちも楽しそうだったので、そのときは特に気にしていませんでした。

ところが、それからも同じことが続きました。

庭で遊び始めると、10分ほどであの白い車がやって来るのです。

「あそこから、うちの庭ってそんなによく見えるのかな…」

洗濯物を干しながら、100mほど先の家を眺めたこともありました。

誰もいない庭の前にも、白い車が来た

ある週末、私は少し気疲れしてしまい、庭へ出ようとする息子に声をかけました。

「今日は家の中で遊ばない?ゲームしてもいいよ」

「ほんと?じゃあ、みんなに言ってくる」

その日は友達もリビングに集まり、庭には誰も出ませんでした。

これなら今日は車も来ないだろう。そう思っていたのですが、しばらくすると窓の外を、あの白い車がゆっくり通っていきました。

車は止まらず、そのまま走り去りました。

夕方、リビングのカーテンを閉めようと窓際に立ったときです。

100mほど先にあるママ友の家の前に、そのママ友が立っていました。

手には携帯電話を横向きに持っています。

その向きが、私にはこちら側へ向いているように見えました。

私が窓辺にいることに気づいたのか、ママ友は携帯電話を下ろし、こちらへ手を振りました。

私は小さく会釈を返し、そのままカーテンを閉めました。

「昨日はお家で遊んでたのね」

翌朝、ごみを出しに行ったとき、道でそのママ友と会いました。

「おはよう。昨日はお家で遊んでたのね。楽しそうだった」

その言葉に、私は一瞬返事に詰まりました。

「あ…うん。昨日は家の中で遊んでたよ」

「そうなんだ。今度はうちの子も入れてね」

ママ友はいつものように明るく笑い、自分の家のほうへ戻っていきました。

うちのリビングの窓には、外から室内が見えにくいフィルムを貼っています。それなのに、なぜ「楽しそうだった」と分かったのだろう。

もちろん、本当に家の中が見えていたのかは分かりません。ただ、その言葉だけが妙に心に残りました。

あれから1年がたちました。私は今も同じ家に住み、ママ友とも会えば普通にあいさつを交わしています。

「ねえ、お母さん。友達呼んでいい?」

息子にそう聞かれるたび、「いいよ」と答えながら、私は今でも時々、100mほど先の家へ目を向けてしまいます。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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