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「妊娠してもやめたくなかった」全員50歳以上で挑む北海道で初めての女子ソフトボールチーム

  • 2026.9.30

北海道オホーツク地方で、選手全員が『50歳以上』の女子ソフトボールチーム「オホーツクリリーボンズ」が誕生しました。

教員や酪農家など立場はさまざま!
目指すは50歳以上の全国大会『エルデスト』です。

「7年ぶりですごいドキドキッ」

「体がおぼつかないだけで、気持ちは大丈夫、ハハハ」

白球を追いかけ『第2の青春』を全力で駆け抜ける女性たちを追いました。

50歳からの挑戦

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ソフトボールチーム「オホーツクリリーボンズ」は、オホーツク地方に住む女性らが集まって、2025年に結成されました。

チームを立ち上げたキャプテンの廣川淳子選手(51)は「『エルデスト』という大会があるが、北海道から出ているチームがなくて、50歳になったら参加しようと思っていた」と話します。

『エルデスト』は、ソフトボール全国大会の最年長のカテゴリーで、50歳以上の女性チームが参加できます。カテゴリーは2002年からありますが、これまで北海道にチームはなく、「リリーボンズ」が初めての結成となりました。

6月の訓子府中学校での練習では、キャプテンの廣川選手の呼びかけに15人が集まりました。

中学校や高校のソフトボール部と一緒に練習を重ねています。

嫁入り道具は『グラブ』

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選手たちの職業は、保険の営業職や事務員、介護職員に主婦とさまざま。

一度競技から離れた人や、社会人チームでプレーを続けた人など、歩んできた人生もそれぞれです。

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松浦三代紀選手(65)は、湧別町で酪農を営んでいます。
熊本県出身で、実は、地元の強豪校からインターハイに出場した経験を持ちます。

嫁入り道具にグラブを携え、湧別町で酪農業を営む夫と結婚しました。
一時、現役から退きましたが…。

「まだやれるかなと思ったんですよね。仕事も肉体労働なので。ひとつのボールに向かって動く、そういうのがたまらなく喜びになるんだと、この歳になって思う」

妊娠中も隠して…

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キャプテンの廣川選手は、普段は小学校の教員です。

ソフトボール歴は40年。教員になっても、結婚しても、バットとグラブを手放しませんでした。

「ソフトボールが人生そのもの。妊娠しているときも、周りに隠してプレーしたり。ソフトボールを休みたくない」

何でも全力で挑戦する先生の姿を、子どもたちも応援しています。
児童からは「勝ってほしい、すごく勝ってほしい!がんばれー!」と熱い声援も…。

廣川選手は、中学生に野球の指導もしています。
野球部員も「明るくて優しい先生。がんばってください!」とエールを送ります。

「ソフトボールが人生そのもの」

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ブランクや体力面は、みんなでカバー。家族や同僚、子どもたちのエールを受けて、全力でプレーします。

「子どもたちに自分が学んできた技術を伝えられたら、こんな幸せなことはないかな。おばさんたちの挑戦を応援してくれたら、うれしい。なんか勝てる気がしてならない。ハハハ」

気持ちをひとつにチームで高め合っています。

目標の全国大会に初出場!

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「リリーボンズ」は、9月に福岡で開催された全国大会に初出場を果たしました。

本来は、道内予選を勝ち上がって全国に進出しますが、北海道からエントリーするチームが他にいなかったため、全国進出が決まったのです。

26日に迎えた初戦。
神奈川の「C’est La Vie」に、4−9で惜しくも敗れました。

ソフトボールに親しむ人は激減…

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キャプテンの廣川選手は「おばさんががんばる姿を見せたい」と話していましたが、道内ではソフトボールに親しむ人が減っているのが現状です。

総務省の調査によれば、道内で余暇の時間にソフトボールをする人の数は、ここ15年で約3分の1にまで激減しました。
少子化に加えて、オリンピックの正式競技から外れたことなどが影響しているようです。

廣川選手は「ソフトボールは生涯スポーツで楽しいので、道内でチームが増えてほしい」と話します。

仕事に家庭にソフトボールに…。どれも全力で打ち込む女性たちの『第二の青春』は、まだ始まったばかりです。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke読者編集部ぬまぬま

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年8月1日)の情報に基づきます。

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