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親「どうしてもダメですか?お願いします!」2時間遅れの整理券を持ってきた親子→閉園間際に明かした“切実な理由”

  • 2026.11.7
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

皆さま、こんにちは。元テーマパークスタッフのあーやです。

私が働いていたアトラクションはハロウィンの季節になると少し内容が変更になり、週末には整理券が配布されるほどの人気ぶりでした。

整理券には時間が記載されており、時間内であれば好きなタイミングでアトラクションを体験することができます。

整理券があることで長時間待ち列に並ばなくても良いメリットがありますが、朝から配布されるため1日の予定が分からない状態で整理券を取得しなければならないことや、時間指定があるといったデメリットもありました。

今日は、整理券の時間を大幅に過ぎたゲストの「乗れますか?」という要望の裏に隠された切実な事情をお伝えします。

閉園間際に時間が過ぎた整理券を持ったゲストが訪れる

ある日の21時の閉園間際、アトラクションの入口に立っていると1組の親子が整理券を手にやってきました。

「これで乗れませんか?」

親子が持っている整理券に記載された時間は18時から19時までであり、大幅に時間を過ぎてしまっています。

整理券の時間は厳守するようにというのがパークのルールであり、整理券にも時間を過ぎると無効になると記載されています。

ハロウィンはパーク全体が混雑し、移動に予想以上の時間がかかることもあります。

そのため、状況に応じたわずかな遅れであれば、現場の判断で柔軟に対応するケースもありましたが……2時間ほど過ぎた整理券のゲストを通しても良いかどうか私には判断ができませんでした。

時間内にアトラクションを体験しなかった理由は…

上司に確認をしたところ、やはり2時間の遅延は受け入れられないとのこと。

せっかく整理券があるのに乗れないのは申し訳ないな…と思いつつ、私はゲストにお断りの説明をしました。

すると、「どうしてもダメですか?本当にお願いします。」と泣きそうな顔でおっしゃったのです。

何か事情があるのではと思い、ゲストのお話を伺うと指定の時間内にはアトラクションに向かおうとしたが、怖くなってしまい乗ることができなかったとのこと。

遠方から訪れており、もう気軽には来場できないため、後になって後悔し、「やっぱり乗ろう!」とアトラクションに戻っていらっしゃったそうです。

お話を聞いて私も“せっかくだからアトラクションを体験してほしい”とは思いましたが、やはり1人では判断ができず上司に確認することになりました。

他のゲストにも守っていただいているルールだから

事情も伝えて上司に再度確認を取りましたが、やはり「乗せてあげたい気持ちはあるけど、ご案内はできない」とのことでした。

整理券に記載されている時間を過ぎたら無効というのは、他のゲストにも守っていただいているルールです。

そのため「怖くて乗れなかった」「遠方でなかなかパークに来られないから」という理由でご案内してしまうと、ルールを守っていただいている他のゲストから見ると不公平になってしまいます。

心苦しかったですが、私はゲストにお断りするしかありませんでした。

ゲストの事情を知ると見え方が変わる

「整理券の時間は過ぎたけど乗せてください!」と言葉だけを見ると、正直、理不尽な要求だと思ってしまいます。

パークで決められているルールは他のゲストにも守っていただいているので、今回はご案内できませんでしたが、一見「理不尽」と思われる要望でもゲストの事情を知ると見え方が変わると感じた出来事でした。


ライター:あーや

接客業が大好きで、飲食店やテーマパークなど数々の接客業を経験してきました。食品関係の会社と保険関係の会社、2つの業界でのコールセンター勤務経験があり、顔の見える接客と顔の見えない接客の違いを痛感しています。 接客業における理不尽な要求・クレーム対応などの衝撃エピソードをお伝えします。


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