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「都内にも普通にいるんだ」10cmの穴があれば簡単に侵入…増加する“目撃情報”に「山中だけじゃないの?」

  • 2026.10.24
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出典元;PIXTA(画像はイメージです)

秋には、柿やミカンなどの果実が庭先でも実ります。収穫を楽しみにしている人もいる一方で、気をつけたいのが野生動物による食害です。気づかないうちに果実を食べられたり、家屋に侵入されたりする被害も報告されています。

そんな中、東京都板橋区環境政策課は、公式X(旧Twitter)アカウントでハクビシンの目撃情報が増えているとして、注意を呼びかけました。

ハクビシンは山林だけでなく、住宅街やビルが立ち並ぶ都市部にも生息しています。身近な場所で被害に遭わないためにも、ハクビシンの特徴や被害を防ぐための対策を確認しておきましょう。

小さな隙間から侵入も!板橋区が注意喚起

板橋区環境政策課の公式Xは、「ハクビシンの目撃情報が増えています。10cm程度の穴が空いていれば簡単に建物内へ侵入することができます」と注意を呼びかけました。

投稿では、秋には果実への食害も発生するため、「ネットをかけることや早めに収穫を行うなど対策をお願いします」と呼びかけました。

また、ハクビシンの被害で困っている場合は、板橋区の自然環境保全係(03-3579-2593)へ相談するよう案内しています。

投稿に添えられた画像では、ハクビシンの特徴も紹介されています。顔の中央には、鼻から額にかけて白い筋が伸びています。また、尾が長く、頭から尾の先までの長さは90〜110cmほどです。

なぜ都内にも?ハクビシンの生態と被害

ハクビシンは、なぜ都市部でも暮らせるのでしょうか。

農林水産省の資料によると、ハクビシンは植物や果実だけでなく、昆虫、小型のネズミ、鳥類、ナメクジなども食べる雑食性の動物です。生ごみなどをあさることもあります。

さまざまなものを食べる雑食性であることから、食べ物を確保しやすく、幅広い環境に適応できると考えられます。

東京都内では23区のほぼ全域に分布しており、ビルが立ち並ぶ場所でも、街路樹のギンナンや生ごみなどを餌にして生活しています。

さらに、木登りが得意で、細い電線の上を移動することも可能です。地上だけでなく、電線などの構造物を利用して移動できることも、都市部で生活するうえで役立っていると考えられます。

被害は果実や農作物を食べられることだけではありません。家屋に侵入し、ねぐらや出産・子育ての場所として利用することもあります。

その場合、天井裏などから聞こえる足音や子どもの鳴き声、排泄物による汚れなどが問題になることも。飼育している鶏が食べられたという被害も報告されています。

また、ハクビシンに付着したノミやダニを介して病原体が広がるほか、糞尿を通じて感染症が広がる恐れもあります。特に、ペットへの感染が懸念される病原体もあるため、注意が必要です。

住宅街で暮らしていても、ハクビシンによる被害は決して無関係とはいえないのです。

SNSでも気になる声が…身近な場所での目撃に関心

今回の投稿を受け、SNSではハクビシンの生態や住宅街での目撃情報に関心が集まっています。

「都内にも普通にいるんだ」「山の中にいる野生動物だと思っていた」といった声からは、都市部にも生息していることへの驚きが伝わります。

また、「自宅は23区内。近所で見かけたことがある」「一瞬、野良猫かと思ったけど動きが素早かった」と、実際に見たことがあるという声も寄せられました。

このほか、「屋根裏に入られるのも怖い」「家の周りを一度確認する必要があるかも」「被害が出る前に対策しておくことが大事」など、被害への不安や事前の対策を意識する声も見られます。

家の周りを点検して、早めの対策を

ハクビシンは、食べ物を確保でき、移動できる環境があれば、都市部でも生活することがあります。庭の果実を食べられるだけでなく、家屋への侵入によって騒音や汚れなどの被害が生じることもあります。

被害を防ぐためには、果実にネットをかける、熟した実を早めに収穫する、建物の隙間や穴を点検するといった対策が大切です。生ごみなど、餌になりそうなものの管理にも気を配りましょう。

もしハクビシンを見かけたり、侵入された形跡を見つけたりした場合は、自分で捕獲しようとせず、自治体の担当窓口などに相談してください。身近な環境を一度見直すことが、被害を未然に防ぐ第一歩になりそうです。

参考:
東京都板橋区環境政策課@kan_itabashi(2026年10月19日投稿)
ハクビシン(外来生物)の被害について(板橋区)
ハクビシン(農林水産省)

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