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「おばちゃんぽくって趣味じゃない」自分がおばあちゃんの自覚はない母<母の認知症介護日記>

  • 2026.10.1

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
先日、母・あーちゃんが受けた介護認定調査の結果が届きました。前回よりも一段階下の「要介護1」だったのですが、施設で食事や薬の管理をしてもらえて、ワフウフさん姉妹もまめに面会に行ってフォローできる環境なので、この結果は想定内です。でも、明らかに1年前よりも認知症が進行している今の状態で、要介護度が下がったことに、ワフウフさん姉妹はモヤモヤしています。あーちゃんは、たとえ粗相をしてもトイレにはひとりで行くことができ、着たものを洗濯に出せず、自分で着替える判断はできなくても、着替えという動作は自分でできている状態のため、今後も認知症が進行しても要介護度は変わらないだろうと、ワフウフさん姉妹は思っていたのでした。

施設では暖房器具を持ち込めないルールのため、自宅であんかを愛用していたあーちゃんは、寒くて寝られないと訴えてきました。そこで、ワフウフさん姉妹は、布団の中に入れられる大きなカイロと、衣服に貼れる小さなカイロを持って行ったのですが……。あーちゃんは何度説明してメモを貼っても、使い方が理解できません。小さなカイロだけは使っていましたが「使い捨て」という理解が難しくなったのか、冷たくなっているカイロを何度もあちこちに貼り替えて使っていました。ワフウフさん姉妹があれこれ考えても、あーちゃんはもう新しいことに対応するのが難しくなっているため、これまでのやり方を工夫するしかなさそうです……。

激動の1年間だった

施設で暮らすようになってから、5kgほど太ったあーちゃん。自宅から持ってきた洋服もパツパツになり、気付けばズボンの上におなかのお肉が乗っている状態に……。

このところ、寒いと言っていることもあり、裏起毛の暖かいズボンを新調するため、洋服屋へと向かいました。太ったとはいえ、細身のあーちゃんに合うサイズがあるか心配しましたが、Mサイズでピッタリ。ぽっこりおなかが目立ってしまっています。

何本かズボンを選んで試着してもらったのですが、カジュアルスタイルは気に入らないようです……。

もう、自分で言うほど痩せてはいないのですが。

口ではよく、こんなふうに言うあーちゃん。

しかし、「若見えして華やかでスリムな私」という昔の自分のイメージがまったく更新されておらず、対応に困るような発言をすることも……。自分がおばあちゃんである自覚はなさそうです。

実際はすり足でゆっくりしか歩いていないのに、こんな発言も飛び出します。自分の脳内イメージを、そろそろアップデートしてほしいものです。

この1年は、私たち姉妹とあーちゃんにとって、激動の年となりました。

一番大きな変化は、あーちゃんが施設で暮らし始めたこと。夜逃げのような状態で父から引き離しましたが、今は5kgも太るくらいストレスからも解放されて穏やかに過ごせているので、この選択をしてよかったと思っています。

認知症を診てもらっている病院で、年内最後の受診となった日、担当医からもやさしい言葉をかけてもらい、感激です。

担当医には、特にたくさん助けていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。

施設で暮らすようになってから、5kg太ったあーちゃん。自宅で甘いものを食べたいだけ食べていたころから太り始め、2年前と比べると7kgも太っています。それでも、元が痩せすぎだったので、見た目は相変わらず細いのですが、自宅から持ち出した洋服はおなか周りがどれもパツパツ……。このところ足元を寒がっていることもあって、暖かい裏起毛のズボンを新しく買うことにしました。

細身のあーちゃんに合うサイズがあるか心配しつつ洋服屋に行ったのですが、普通にMサイズがピッタリ。あーちゃんは、私たちが思っている以上に立派に育っているようです。さっそく何本か試着したのですが、もともとドレッシーな装いが好みのあーちゃんは、カジュアルな雰囲気のズボンがお気に召さない様子。私たちが選んだズボンも「ちょっとおばちゃんぽくて趣味じゃない」なんて言っていて、自分がすでにおばあちゃんであることなど、思ってもいないでしょう……。いいかげん、自分の脳内イメージをアップデートしてほしいです。

この1年は、あーちゃんと私たちにとって、まさに激動の年。「夜逃げ」のような手段を使って父のもとからあーちゃんを引き離し、あーちゃんは施設での生活をスタートさせました。認知症の症状の進行が早まったようにも感じますが、少なくとも精神的には安定していて穏やかに生活ができているので、この選択をしてよかったと思っています。認知症を診ている担当医からも、年内最後の診察で「よく乗り切った」という言葉をかけてもらい、感激です。日々、たくさんの方々に助けられていることに、心から感謝しています。

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介護をしていると、「これでよかったのかな」と迷う場面が何度もありますよね。大きな決断をした後も、日々の小さな変化に一喜一憂したり、思わず笑ってしまったり。その積み重ねの先に、「穏やかに過ごせている」と思える今があるのは、とても大きなことではないでしょうか。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!


著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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