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「えっ、2本でも8万円!?」伯父から憧れの輸入車SUVを譲り受けた30代男性、初車検で驚いた“出費”

  • 2026.10.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

憧れていたクルマを譲ってもらえる――そんな話があれば、うれしいものです。購入費用がかからず念願のクルマに乗れるとなれば、「これで欲しかったクルマを楽しめる」と思うかもしれません。ところが、クルマは所有したあとにもさまざまな費用がかかります。

Uさん(30代・男性)も、伯父から憧れだった輸入車SUVを譲り受け、喜んで乗っていました。しかし、車検のために点検を受けたところ、思わぬ出費に驚くことになったのです。

憧れのSUVを譲ってもらったUさん

Uさんが以前から欲しかったのは、伯父が乗っていた輸入車SUVでした。

あるとき、そのクルマを譲ってもらえることになり、Uさんは大喜び。購入費用を大きく負担することなく、憧れていたクルマを所有できることになりました。

納車後は休日になるとあちこちへ出かけ、ドライブを楽しんでいたそうです。

「ずっと乗ってみたかったクルマだったので、本当にうれしかったです」

そんなUさんが、クルマの維持費を意識するきっかけになったのが、1年後の車検でした。車検のためにクルマを預かり、点検を進めたところタイヤの摩耗が見つかりました。このまま乗り続けるには交換をおすすめしたい状態です。そこで、必要なタイヤについてUさんに説明しました。

まさかの2本で8万円!?予想しなかった出費

今回必要になったのは、まずタイヤ2本の交換でした。

「1本4万円くらいになります」

そう伝えると、Uさんは少し驚いた表情を見せました。

「えっ、2本でも8万円するんですか!?」

Uさんは、タイヤ交換にこれほどの費用がかかるとは考えていなかったそうです。

今回は前後の摩耗差が少なく2本だけの交換で済みましたが、もし4本とも交換が必要な状態であれば、タイヤだけでさらに大きな出費になります。車検費用なども合わせると、今回の支払いは20万円を超えることになりました。

クルマを譲ってもらったときには購入費用の負担が少なかっただけに、Uさんにとっては予想していなかった出費だったようです。

「輸入車だからタイヤが高い」とは限らない

ここで知っておきたいのが、タイヤの価格は「輸入車だから高い」と単純に決まるわけではないということです。

UさんのSUVが履いていたのは、大きなサイズのタイヤでした。

SUVの中には、大径のホイールや幅の広いタイヤを装着しているモデルがあります。タイヤは、サイズが大きくなるほど、価格も高くなるのが一般的です。また、輸入車の中には、メーカーが性能や走行特性などを考慮して指定している、承認タイヤを装着している車種もあります。メーカー承認タイヤは、一般的な同サイズのタイヤと比べて選択肢が少なく、値段が高いのが特徴です。

そのため、今回のようなケースでは、「輸入車だからタイヤが高い」と考えるよりも、大径タイヤを履くSUVだったことや、メーカー承認タイヤだったことが価格に影響していたと考えるほうが適切です。

もちろん、国産車でも大型SUVや高性能モデルなどは、大径タイヤを装着していることがあります。そのため、同じようにタイヤ交換だけで大きな出費になることも珍しくありません。

譲ってもらったクルマも維持費はかかる

Uさんは、今回の車検をきっかけに、クルマを所有するためには車検費用以外にもお金がかかることを改めて実感しました。

クルマには、自動車保険や自動車税、車検、定期的な点検などの費用もかかりますが、それに加えてエンジンオイルやバッテリー、ブレーキ関連部品、タイヤなど、さまざまな消耗品の交換も必要です。

特に譲ってもらったクルマの場合、「購入費用がかからない」という部分に目が向きやすく、所有後の維持費まで考える機会が少ないかもしれません。

しかし、クルマを譲り受ける前にタイヤの状態や車検の時期、これまでの整備履歴などを確認しておけば、今後必要になりそうな費用をある程度予測できます。

憧れのクルマだからこそ維持費の確認は必須

Uさんにとって、伯父から譲ってもらったSUVは念願のクルマでした。

だからこそ、今回のタイヤ交換をきっかけに、「乗りたい」という気持ちだけでなく、「乗り続けるためにはいくらかかるのか」まで考えるようになったそうです。

クルマを購入するときだけでなく、誰かから譲ってもらう場合も同じです。

車両価格が安い、あるいは無償で譲ってもらえるからといって、維持費まで安いとは限りません。

特に大径タイヤを装着したSUVや、メーカー承認タイヤが指定されているクルマなどは、タイヤ交換だけでもまとまった費用が必要になることがあります。

憧れのクルマを手に入れることは、とても楽しみなものです。

その一方で、車検や保険、税金、燃料代、タイヤや消耗品など、これから必要になる費用は多々あります。

だからこそ「もらったからお得」と考えるだけではなく、これから無理なく乗り続けられるかどうかまで考えておくことが、安心してクルマを楽しむためには大切なのかもしれません。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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