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「お宅の火災警報器が鳴っていて、消防が来ています」3泊の家族旅行中、45歳会社員が絶句した緊急連絡

  • 2026.11.4
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。住まい選びでは日当たりのよい南向きの部屋が人気で、冬でも暖かい日差しが入るリビングに魅力を感じる方は多いのではないでしょうか。

今回は、その日当たりのよさが裏目に出て、家族旅行中の留守宅で火事が起きてしまったエピソードを紹介します。

旅行2日目の昼過ぎに届いた管理会社からの緊急連絡

分譲マンションの7階に、妻と小学生の長男と3人で暮らす会社員のNさん(45歳)は、南向きの明るいリビングを気に入っていました。窓際には家族で大切に飼っている金魚を入れた丸い金魚鉢を置き、そのすぐ奥にはくつろぎ用のソファを置いていたそうです。

去年の冬休み、Nさん一家は3泊の予定で楽しみにしていた家族旅行へ出かけます。その際、リビングのカーテンを閉め忘れており、開いたままの状態でした。

旅行を楽しんでいた2日目の昼過ぎ、Nさんのスマートフォンにマンションの管理会社の担当者から電話が入りました。電話に出ると、担当者から「お宅の火災警報器が鳴っていて、消防が来ています」と告げられます。

金魚鉢を通った冬の日差しがソファに集まり火が出た

予定していた旅行を切り上げて帰宅すると、リビングには焦げ臭いにおいが立ち込めていました。駆けつけた消防隊によって火は消し止められていましたが、ソファとカーテン、さらに床の一部が黒く焼け焦げていたのです。

現場にいた管理会社の担当者によると、警報器の音に気づいた隣の住戸の人が管理員に知らせ、管理員が119番に通報してくれたそうです。周囲の素早い行動のおかげで早期の消火につながり、ほかの住戸に燃え移ることはありませんでした。

火の気のない留守宅でなぜ出火したのか、消防の調べによって思わぬ原因が判明します。消防署員から「窓から差し込んだ強い日差しが金魚鉢を通過して一点に集中し、ソファのひじ掛けが過熱して発火したようです」と説明を受けました。

このように鏡や透明な物で太陽光が一点に集まり発火する現象は「収れん火災」と呼ばれ、太陽が低く部屋の奥まで日が差し込む冬場に多いそうです。

金魚鉢は窓から離し、出かけるときはカーテンを閉める

冬は日差しが部屋の奥まで入るため、窓辺に置く物には注意が必要です。消費者庁でも、直射日光が差し込む窓の近くには、花瓶や金魚鉢をはじめとする透明な物を置かないよう注意を呼びかけています。

水を張った観賞魚用の金魚鉢もレンズのように光を集める危険があるため、設置場所を窓から離すか、日が当たらない向きへ変える対策が欠かせません。あわせて、外出する際には忘れずにカーテンを閉め、室内へ強い日差しが入らないようにする習慣をつけることも大切です。

参考:
鏡やガラス玉で起こる「収れん火災」に注意!-日差しが部屋の奥まで届く冬場に発生しています-(消費者庁)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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