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夫「純正の半額だったんだけど…」通販で買った“掃除機の電池”から出火→商品ページを見ると…思わぬ光景が

  • 2026.10.29
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。家電の本体はまだ使えるのに、交換したい部品だけが手に入らず困った経験はないでしょうか。

今回は、販売が終わった純正の電池の代わりに、通販で形の合う電池を選んだことから思わぬ出費を強いられたFさんのエピソードを紹介します。

収納棚で充電していた掃除機から火が出た

一戸建てに妻と小学生の長男と暮らす会社員のFさん(42歳)の家では、5年前に買ったコードレス掃除機を使っています。本体はまだ問題なく動くものの、最近は電池がすぐに切れるようになりました。

そこでFさんは電池だけを交換しようと考えますが、メーカーの純正の電池はすでに販売が終わっていました。通販サイトで探すと、ほかの会社が作った同じ形の電池が見つかります。

こうした電池は「互換バッテリー」と呼ばれ、値段は純正品の半額ほどでした。Fさんは掃除機に形が合うことを確かめて、その電池を買いました。去年の冬の休日のことです。

Fさんが廊下の収納棚の中で掃除機を充電していると、焦げたにおいが漂ってきました。急いで扉を開けると、掃除機から煙と火が出ていたのです。Fさんはすぐに家の消火器で火を消し止めましたが、収納棚や床、壁紙の一部が焼けてしまいます。

駆けつけた妻に、Fさんは「通販で買った電池なんだよ。純正の半額だったんだけど」と力なくつぶやきました。

連絡した販売元の商品ページが消えていた

火が出たことを伝えて対応を求めようと、Fさんは通販サイトの商品ページから販売元に問い合わせました。しかし、待っても返事は届きません。しばらくして同じサイトを開くと、商品のページそのものが消えていました。

Fさんは「これでは、もう連絡のしようがない」と肩を落としました。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、非純正の電池の事故では、販売した会社と連絡が取れない例があるそうです。

電話番号などが書かれていなかったり、連絡がついても対応してもらえなかったりするといいます。結局、焼けた床と壁は自分の火災保険を使って張り替えましたが、契約は建物だけだったため、焼けた棚と衣類、掃除機の買い直しには自分で約8万円を払っています。

張り替えが終わるまでの2週間は、廊下に焦げたにおいが残りました。

交換用の電池は販売元の連絡先まで確かめて選ぶ

純正の電池が見当たらないときも、まずは掃除機のメーカーに、電池の交換を頼めないか問い合わせてみましょう。通販で買う場合は、電気用品安全法の基準に適合していることを示す「PSEマーク」に加えて、販売元の会社名と連絡先が書かれているかも確かめてください。

連絡先の分からない販売元では、事故が起きたときに相談する相手がいなくなります。あわせて、充電する場所も見直してみましょう。収納棚の中のように周りに物が多い場所で充電すると、火が出たときに周りの物へ燃え広がるおそれがあります。

充電は周りに燃えやすい物のない場所で、家にいて様子を見られる時間に行うのがおすすめです。

参考:
「低価格・高リスク」の非純正バッテリーに注意 ~建物が全焼に至った火災も~(独立行政法人製品評価技術基盤機構)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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