1. トップ
  2. 住まい
  3. 夫「どうしたんだろう」9年目のエアコンを掃除→暖房をつけた数分後に起きた“異変”で15万円の出費

夫「どうしたんだろう」9年目のエアコンを掃除→暖房をつけた数分後に起きた“異変”で15万円の出費

  • 2026.10.23
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。季節の変わり目になると、夏場に活躍したエアコンの汚れが気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、市販の洗浄スプレーでエアコンを掃除した会社員のエピソードを紹介します。夏を終えて内部を手入れしたところ、暖房をつけた際に数分で止まるようになり、思いがけない買い替えに至ってしまったそうです。

スプレーで掃除したエアコンが暖房をつけると…

分譲マンションで、妻と小学生の娘と暮らす会社員のEさん(41歳)は、購入から9年目になるエアコンを寝室で使っていました。去年の10月、冷房の季節が終わったエアコンの前面パネルを開けると、フィルターの奥にカビやホコリが溜まっているのを見つけました。

そこでEさんは近くのドラッグストアへ足を運び、エアコン用の洗浄スプレーを購入しました。自宅に戻るとスプレーの説明書きを読みながらフィルターを取り外し、奥にある部品へ向けて洗浄液を吹き付けます。「これで清潔な状態でエアコンが使える」とEさんは喜びました。

しかし11月に入り、朝晩が冷え込んで暖房をつけたところ、思わぬ異変が起きます。運転を始めてから数分で、エアコンが勝手に止まってしまったのです。Eさんはリモコンで何度もつけ直しましたが、やはり数分で運転が止まってしまいます。

吹き付けた洗浄液が電気部品に流れて約15万円で買い替えることに

止まるエアコンを見上げながら、妻が「これから寒くなるのに、暖房が使えないと困るわね」とこぼしました。Eさんも「せっかく掃除したばかりなのに、どうしたんだろう」と困った様子です。

何度つけ直しても同じ状態が続くため、Eさんはメーカーの修理窓口に連絡をして点検を依頼します。後日、自宅を訪れた担当者は、寝室のエアコンを確認して「洗浄液が電気部品にかかっていますね」と告げました。

担当者によると、吹き付けた洗浄液が奥の電気部品にまで流れてしまい、故障を引き起こしたそうです。さらに担当者からは「部品を交換して修理するより、新しいものに買い替えた方がいいですよ」と勧められました。

これを聞いたEさんは「きれいにするつもりが、壊してしまうなんて……」と肩を落とします。結局、寝室のエアコンは買い替えることになり、工事費込みで約15万円の出費となってしまいました。

市販スプレーでの内部洗浄には発煙や発火を招く危険が潜んでいた

実はエアコンのメーカーは、お客様自身で市販の洗浄スプレーを使って内部を洗わないよう案内しています。たとえばパナソニックの案内によると、誤って電気部品に洗浄液がかかってしまうと、故障などにつながるとのこと。最悪の場合は発煙や発火のおそれもあるとして、専門知識のないまま洗わないよう呼びかけています。

家庭でのエアコンの手入れにおいて、自分でできるのはフィルターの掃除までと考えておきましょう。もし吹き出し口の奥など内部の汚れやカビが気になったら、無理に自分で洗おうとせず、販売店やメーカーのエアコンクリーニングに頼むのが安心です。

参考:
市販の洗浄スプレーでエアコン内部のお手入れはできるか(パナソニック)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


【エピソード募集】ご近所・引っ越し・内見で…「えっ!」と思った体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ