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担当者「ご負担はほとんどない」台風の屋根修理で保険金80万円のはずが…実際に届いた“予想外の明細”に青ざめたワケ

  • 2026.10.17
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。台風で屋根や外壁が傷んだとき、火災保険で直せるのか、どう請求すればよいのか迷う方もいるのではないでしょうか。

今回は、保険金の請求から修理までを広告で見つけた会社に任せた結果、24万円を自分で払うことになったNさんのお話を紹介します。

保険の申請サポートと修理をまとめて契約

Nさん(50歳・会社員)は、妻と2人で築25年の一戸建てに住んでいます。去年の秋の台風で屋根の瓦が何枚も飛び、瓦の下の板まで傷んでしまいました。

火災保険は、家を買ったときに住宅ローンを組んだ銀行の窓口で入ったものです。台風の被害が対象になるのか、どこに連絡すればよいのかも分かりませんでした。インターネットで調べると「火災保険を使って屋根の修理ができます」という屋根の修理会社の広告が見つかり、Nさんは申し込みました。

訪ねてきた担当者は屋根に上って写真を撮り、こう話します。

「保険金の請求の書類は、こちらでそろえます。手数料は保険金の中からいただきますが、お客様のご負担はほとんどないと思います」

保険の請求をしたことがなかったNさんは、手続きを任せられるならと、保険の申請サポートと修理をまとめて契約しました。

保険金80万円で直るはずが、修理代のうち24万円は手出しに

1か月ほどして、保険金80万円が出ました。ところが修理会社から届いた明細では、そこから手数料が差し引かれ、修理にあてられるのは56万円です。

修理代は足場を含めて80万円なので、差額の24万円はNさんが貯金から出しました。

半年後、火災保険の更新で銀行の窓口を訪ねたNさんは、屋根の修理の話をしました。担当者からは「台風の被害は、ご自身で保険会社に連絡すれば請求できます。書類もお送りしますし、手数料はかかりません」と説明を受けます。

「書類をそろえてもらうだけで、24万円も払っていたんだな」

帰り道、Nさんは隣を歩く妻にそうこぼしました。

台風で家が傷んだら、修理の業者を探す前に保険会社か代理店に連絡する

台風で家が傷んだら、修理の業者を探す前に、加入している保険会社か代理店へ事故の連絡をしましょう。請求の書類は保険会社から送ってもらえます。修理の見積書と被害の写真は、修理を頼む工務店にそろえてもらえます。手数料はかかりません。

保険証券が手元になくても、保険に入った窓口に聞けば連絡先が分かります。火災保険を使った修理をうたう会社に頼むときは、保険金からいくら差し引かれ、自分で払う額がいくらになるのかを、契約の前に金額を確かめておきましょう。



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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