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妻「えっ、どういうこと」2泊3日の旅行から帰宅したら絶句…40代家族を襲った“約25万円”の大誤算

  • 2026.10.10
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。旅行などで家を空けるとき、窓や玄関の戸締まりは慎重に確認しても、外の給湯器や室外機までは気にかけない方は多いのではないでしょうか。

今回は旅行中に給湯器が盗まれて、帰宅後に自宅のお湯が出なくなったHさん一家のエピソードを紹介します。

家の裏へ回ると、給湯器が丸ごとなくなっていた

郊外の一戸建てに暮らすHさん(42歳・会社員)は、妻(40歳)と小学生の子ども2人の4人家族です。秋の3連休に一家で2泊3日の旅行へ出かけて、無事に帰宅しました。

妻が子どもを風呂に入れるため、お湯を張ろうとします。ところが風呂のリモコン画面は消えており、台所や洗面所の蛇口からも水しか出ません。妻から「お湯が出ないの。リモコンもつかないみたい」と知らされたHさんは、懐中電灯を持って家の裏へ見に行きます。

給湯器は、前の道路から見えない家の裏にありました。敷地に門扉はなく、家の脇から裏まで誰でも入れる造りです。そして、懐中電灯で照らした先を見て、Hさんは目を疑います。

あるはずの給湯器が、丸ごと消えていたのです。残っていたのは切られた配管とリモコンの細い線だけで、給湯器につながる水の止水栓とガス栓は閉まっていました。

水漏れやガスの臭いはありません。家に戻ったHさんが「給湯器がなくなってる」と伝えると、妻も「えっ、どういうこと」と裏へ見に行きました。

火災保険に盗難の補償はなく、約25万円を全額自分で払うことに

夫婦で給湯器がなくなっていることを確認したHさんは、すぐに110番しました。駆けつけた警察官が家の裏を確認します。警察官からは「実は、この辺りで給湯器が盗まれる被害が続いています」と聞かされます。Hさんはその場で被害届を提出しました。

翌朝、保険で直せないかと火災保険の会社に電話をかけます。ところが契約内容を調べてもらった結果、盗難の補償は付いていないことが判明しました。同じ日に給湯器の交換を扱う会社へ依頼したものの、本体は取り寄せとなり、取り付けは5日後になると告げられます。

結局、本体代金と切られた配管の修理費用を合わせて約25万円かかり、全額自己負担となります。新しい給湯器が付くまで、一家は毎晩車で10分の日帰り入浴施設へ通うことになりました。

給湯器の固定と、火災保険の盗難補償を確かめる

Hさんの給湯器は道路から見えない家の裏にあり、敷地に門扉もありませんでした。埼玉県の寄居警察署は、民家や公共施設から給湯器が持ち去られる被害や、室外機など屋外の物の盗難事例を公表しています。

寄居警察署が勧めている防犯対策は「盗難防止用のネジやワイヤー錠での固定」「センサーライトや防犯カメラの設置」です。まずは家の裏の給湯器や室外機が道路から見える場所か、家庭のドライバーで回せるネジだけで留まっているかを確認してみましょう。

また、Hさんのように火災保険に盗難の補償が付いていない契約もあります。手元の保険証券で、盗難補償の有無を確認しておきましょう。証券を見ても分からなければ保険会社に「外の給湯器が盗まれたら補償の対象になるか」直接確認しておくことをおすすめします。

参考:
給湯器の盗難被害発生(埼玉県警察)
防犯ニュース 令和7年6月号(兵庫県長田警察署)



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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