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母「お正月の買い出しをお願い」スーパー駐車場で隣の車をこすった44歳…父から告げられた“ひと言”で青ざめたワケ

  • 2026.10.13
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社に入社以降10年以上の現場経験があり、宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。都心で車を持たずに暮らしていても「帰省先では車がないと買い物にも行けない」という方は多いのではないでしょうか。

今回は、年末の帰省先で親の車を借りて事故を起こし、35万円の修理代を保険を使わずに家族で払うことになったCさんのお話を紹介します。

正月の買い出しに借りた車で、隣の車をこする

都内のマンションに暮らすCさん(44歳・会社員)は、妻(42歳)と小学生の息子の3人家族で、車は持っていません。去年の年末、一家で74歳の父と72歳の母が暮らす実家へ帰省しました。

実家は、スーパーへ行くにも車が必要な町にあります。これまでの帰省でも、Cさんは父の車を運転して、両親の買い物に付き添ってきました。滞在中、母から「お正月の買い出しをお願いできるかしら」と頼まれ、Cさんは父の車を借りて一人でスーパーへ向かいました。

駐車場にバックで停めようとしたとき、隣に停まっていた車にバンパーをこすってしまいます。Cさんは店の人に頼んで相手の車の持ち主を呼んでもらって謝罪をし、警察に連絡して事故の届け出も済ませました。

父の保険は、夫婦だけが運転する契約だった

実家に戻ったCさんが事故のことを伝えると、父はすぐに加入している保険会社に電話をかけました。電話を終えた父から、担当者に確認した内容を伝えられます。

「息子さんの運転は補償の対象外です、と言われたよ。保険料を抑えるために、運転するのは夫婦だけという契約にしていたんだ」

車を持たないCさんは、自分の自動車保険にも入っていません。修理代は相手の車が15万円、父の車のバンパーとライトが20万円で、合わせて35万円です。

Cさんは自分の運転で起こした事故なので全額払うと申し出ましたが、母は「買い出しを頼んだのはこっちだから」と言います。話し合って、相手の車の15万円はCさん、父の車の20万円は両親が払うことにしました。

帰省の前に、親の保険で誰が運転できるかを確かめる

一般的な自動車保険では、運転する人を限定しない契約なら、離れて暮らす子どもが一時的に運転した事故も補償されます。一方で、本人や配偶者だけに限る特約が付いていると対象外です。

帰省先で親の車を運転するなら、出発の前に、運転できる人の範囲を親に確かめてもらいましょう。車を持たない人は、スマートフォンから入れる1日単位の自動車保険を使う方法もあります。

たとえば1日単位の自動車保険で、借りた車の修理まで補償するプランなら、Cさんの場合、相手の車の15万円は全額、父の車の修理代も、15万円の自己負担額を差し引いて一部が支払われるはずでした。

ただし、借りた車の修理まで補償するプランは、保険会社によって初めて使う日の7日以上前に事前登録が必要な場合があります。帰省の1週間前までに準備しておきましょう。



ライター:T.S(宅地建物取引士・2級ファイナンシャルプランニング技能士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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