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妻「だから、言ったのに」2泊3日旅行から帰宅した40代夫婦→マンションの宅配ボックスで起こした“大失敗”

  • 2026.10.20
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

インターネットで買い物をしたとき、配達予定日と外出の予定が重なることもあるでしょう。そんなとき、マンションに宅配ボックスがあれば、留守でも荷物を受け取れるので安心です。

ただし、旅行などで数日間留守にすると、届いた荷物をすぐに取り出せません。複数の荷物が別々に届くと、思いがけず周囲の暮らしに影響してしまうこともあります。

今日は、10月の3連休に旅行へ出かけた40代のAさん夫婦が、帰宅後に管理会社から指摘を受けたエピソードをご紹介します。

頼りになる宅配ボックス。配達日を変更せずに旅行へ

Aさんは、2年前に私の会社が中古マンションの購入をお手伝いした40代の男性です。夫婦ともに働いており、日中は不在にすることが多いため、宅配ボックスがある点も気に入っていました。

10月の3連休には、夫婦で2泊3日の旅行を計画していました。ただ、ネット通販で注文した日用品や衣類など、複数の荷物の配達予定日が旅行中と重なっていたのです。

出発前、妻が注文履歴を確認しながら、Aさんに尋ねました。

「これ、旅行中に届くみたい。帰ってからの配達に変えようか?」

「宅配ボックスがあるから、留守でも大丈夫だよ。帰ってからまとめて取ればいいんじゃない?」

普段から、不在時の荷物を宅配ボックスで受け取っていた夫婦。今回も同じように使えると考え、配達日を変更せずに出発しました。

別々に届いた荷物が、複数のボックスを占めることに

旅行中、夫婦のスマートフォンには、次々と配達完了の通知が届きました。

「ちゃんと届いているね。帰ってから開けるのが楽しみ」

妻の言葉に、夫も安心していました。

ところが、荷物は同じ配達業者がまとめて届けたわけではありません。別々の時間帯に届き、それぞれ空いているボックスへ入れられていたのです。

このマンションの宅配ボックスは、全部で6区画。そのうち3区画が、Aさん宅宛ての荷物で埋まりました。ほかの住民の荷物も入っていたため、その後は空きがない時間帯が続くことに。配達員が荷物を入れられず、不在票を残して持ち帰るケースも生じていました。

旅行先にいるAさん夫婦は、そうした状況を知る由もありませんでした。

帰宅後、管理会社から荷物の回収を求める電話

3連休最後の夜、夫婦は旅行から帰宅しました。疲れ果てていたため、宅配ボックスの荷物は「明日、取りに行こう」と後回しにしてしまいました。

翌日、管理システムで利用状況を把握した管理会社から、Aさんに電話が入りました。

「宅配ボックスに届いているお荷物を、回収していただけますか。Aさんのお荷物が3区画に入っており、ほかの方から『空きがなくて利用できない』という相談が寄せられています」

Aさんは、思わず聞き返しました。

「うちの荷物で、そんなに埋まっているんですか?」

管理会社によると、Aさん宅宛ての荷物に加え、ほかの住民の荷物も入っていたため、空きがない状態が続いていたそうです。さらに、届いた荷物は速やかに回収し、長期間保管しないというマンションの利用ルールも、改めて説明されました。

Aさんは、「留守中でも受け取れる」という便利さばかりに目が向き、取り出さずにいることで、ほかの住民が使えなくなる可能性までは考えていなかったのです。

妻も困惑。便利な設備の使い方を反省することに

連絡を受けたAさんは、すぐに宅配ボックスへ向かい、荷物をすべて回収しました。管理会社にも、迷惑をかけたことを謝罪しました。部屋に戻って妻に事情を話すと、こんな言葉が返ってきました。

「だから、配達日を変えようかって言ったのに。ほかの人が困っていたなんて…」

「帰ってから取ればいいと思っていた。うちの荷物だけで、半分も使うとは考えていなかったよ」

ほかの住民の中には、宅配ボックスで荷物を受け取れず、再配達の手配や受け取り時間の調整が必要になった方もいたそうです。

自分たちが荷物を取り出さずにいたことで、周囲に手間をかけてしまったと知った夫婦。旅行後の楽しい気分は一転し、宅配ボックスの使い方を反省することになりました。

旅行前に配達予定を確認し、届いた荷物は早めに回収する

宅配ボックスは、住民みんなで使う設備です。数日間留守にする場合は、荷物を取り出せない間、ほかの人が使えなくなる可能性も考えておく必要があります。

旅行前には配達予定を確認し、変更できる荷物は、帰宅後に受け取れる日へ調整しましょう。あわせて、宅配ボックスの保管期限や利用条件も確認してください。ルールはマンションによって異なるため、「3日間の旅行だから問題ない」と自己判断しないことが大切です。

帰宅したら、配達完了の通知や不在票を確認し、届いている荷物を早めに回収しましょう。留守中に受け取れる便利な設備だからこそ、自宅専用の保管場所と考えず、ほかの住民も使えるように配慮することが大切です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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