1. トップ
  2. 住まい
  3. 妻「恥ずかしいよ…」眺望に惹かれて購入した30階タワマン→数ヶ月後に50代夫婦が直面した“予想外の不便さ”

妻「恥ずかしいよ…」眺望に惹かれて購入した30階タワマン→数ヶ月後に50代夫婦が直面した“予想外の不便さ”

  • 2026.10.18
undefined
※ChatGPTiにて作成(イメージ)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

ホテルや展望台で大きな窓から街を見渡すと、「こんな景色を毎日眺められたら…」と思うことはありませんか。住宅の内見でも、窓の向こうに広がる景色が購入の決め手になることがあります。

ただし、その眺望を日々楽しめるかどうかは“階数”や“方角”だけでは決まりません。

今日は、30階のタワーマンションを購入した50代のAさん夫婦が、大きな窓を前に思いがけない不便さに直面したエピソードをご紹介します。

30階からの眺望が購入の決め手に

知り合いの不動産会社の担当者から聞いた話です。50代のAさん夫婦が購入したのは、タワーマンションの30階にある住戸。リビングには大きな固定窓(開閉できない窓)があり、街並みを遠くまで見渡せました。

内見では夫婦そろって窓際に立ち、しばらく景色を眺めていたそうです。そして、この眺望が購入の決め手になりました。

入居後は、毎朝カーテンを開けるのが楽しみに。夜にはリビングの照明を少し落とし、街の明かりを眺めながら過ごすなど、夫婦は新しい住まいでの暮らしを楽しんでいました。

室内側を拭いても消えない“窓の汚れ”

ところが、入居から数ヶ月がたつと、窓に雨の跡や汚れが目立つようになりました。特に気になったのは、日差しが当たる時間帯です。景色を見ようとしても、ガラスに残った筋や斑点に目が向いてしまいます。

「せっかく晴れているのに、窓が汚れていると気になるね」

妻にそう言われ、Aさんは室内側のガラスを拭きました。しかし、何度拭いても見た目は変わりません。

汚れていたのは、窓の外側でした。

「外を拭けばいいんだけど…この窓、開かないんだよね…」

もちろん、固定窓であることは購入時から分かっていました。ただ、夫婦は眺望に気を取られ、外側が汚れたときにどう掃除するのかまで考えていなかったのです。

「次の清掃は3ヶ月後です」個別に頼むこともできず…

Aさんが管理会社に相談すると、固定窓の外側は、建物全体の定期清掃で対応していると分かりました。

「次の清掃は、3ヶ月後の予定です」
「そんなに先なんですか。個別に業者へ頼むことはできませんか?」

しかし、30階の窓の外側はマンションの「共用部分」にあたるため、清掃するには安全に作業できる方法の確認や、管理組合など建物側との調整が必要とのこと。個別に依頼しても、すぐに対応してもらえるわけではありませんでした。

「お金を払えば、掃除してもらえると思っていたよ」
「汚れが気になっても、自分たちではどうにもできないんだね」

夫婦は、窓をきれいにしたいときにできない不便さを実感。結局、次の定期清掃を待つことになりました。

「この窓では恥ずかしい…」来客時にはカーテンを閉めるように

その後も、晴れた日には日差しで窓の汚れが目立ち、夫婦は景色を眺めるたびに気になるようになりました。

当初は友人を招き、眺望を楽しんでもらうつもりだった妻。しかし、来客前にはカーテンを閉めるようになります。

「せっかく来てもらうのに、この汚れた窓では恥ずかしいよ」
「この景色が気に入って買ったんだけどね…」

夫婦は窓の向こうの景色より、ガラスに残った汚れに目が向くようになりました。

眺望を楽しむために選んだ住まいで、来客時にはカーテンを閉める。購入前には想像していなかった暮らしに、夫婦は後悔しながら次の定期清掃を待つことになりました。

眺望と一緒に「窓の清掃方法」の確認も重要

大きな窓のある住戸を購入する際は、眺望だけでなく、窓が開くか、外側をどう掃除するかも確認しましょう。窓の清掃頻度などは法的な重要事項説明の義務に含まれないため、不動産会社から自発的な説明がないケースもあります。自分で安全に手入れできる窓と、専門業者の作業が必要な窓では、汚れたときの対応が異なります。

建物全体で清掃する場合は、自分の住戸のどの窓が対象になるのか、清掃頻度や費用が管理費に含まれるかを確かめてください。

また、内見時の窓がきれいでも、定期清掃の直後だった可能性があります。前回の清掃時期や、住民から汚れに関する相談があるかも、不動産会社を通じて管理会社などに尋ねておくと参考になります。

入居後に汚れが気になっても、別の開閉できる窓から身を乗り出したり、自己判断で窓の外側に清掃道具を取り付けたりするのは危険です。転落や道具の落下を防ぐためにも、まずは管理会社に対応方法を確認しましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


【エピソード募集】ご近所・引っ越し・内見で…「えっ!」と思った体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ