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夫「なんだよこれ…」引越し翌朝、マンション駐車場で出口を塞がれ怒り心頭→管理会社に電話すると“予想外の展開”に

  • 2026.10.11
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

引越し直後は新しい住まいに慣れず、戸惑うことも多いのではないでしょうか。例えば駐車場でも「自分の区画はここだったはず」と、記憶を頼りに車を停めてしまうことがあるかもしれません。しかし、小さな勘違いが、近隣住民との思わぬトラブルにつながる場合もあります。

今日は、購入したマンションへの引越し直後に駐車区画を間違えた男性が、翌朝直面した“まさかの事態”をご紹介します。

引越し直後にありがちな駐車区画の思い込み

40代のAさんは、中古マンションを購入し、妻と引越してきたばかりでした。敷地内の駐車場も契約し、翌日からは車で通勤する予定です。

引越し当日の夜、買い物から戻ったAさんは駐車場を見渡して、「ここが自分の区画だったはず」と記憶を頼りに車を停めました。しかし、実は契約書に書かれた区画番号を詳しくは把握していませんでした。案の定、そこは別の住民が契約している区画。

Aさんは、駐車位置を勘違いしたまま、その夜を過ごしたのです。

車の前に別の車が…

翌朝、仕事へ向かうため駐車場に来たAさんは、車の前で足を止めました。区画の入口を塞ぐように、別の車が停まっていたのです。周囲を見ても、ぶつけずに出られるだけの隙間はありません。

「なんだよこれ…これじゃ出られない。誰がこんな停め方をしたんだ…ひどいな」

Aさんは管理会社へ電話し、状況を説明しました。担当者から区画番号を聞かれ、契約書を確認すると、ここで初めて自分の間違いに気づきます。さらに、管理会社が区画の契約者へ連絡すると、出口を塞いだのは契約者本人だと分かりました。

前夜に帰宅した際、借りている場所に知らない車が停まっていたことに腹を立て、自分の車で出られないようにしていたそうです。

「謝ったでしょ!」車の移動を頼むはずが口論に

管理会社から連絡を受けた相手が、駐車場へやってきました。Aさんは、まず頭を下げます。

「区画を間違えました。申し訳ありません。仕事に行きたいので、車を動かしていただけますか」

しかし、相手の怒りは収まりません。

「お金を払って借りているのに、帰ってきても停められなかったんですよ。こっちがどれだけ困ったか、分かっていますか」

出勤時間が迫っていたAさんも、次第に焦りが強くなりました。

「それは謝ったでしょう。だからといって、出られなくすることはないでしょう!」

「謝れば済むと思っているんですか!」

車を動かしてもらうための話し合いは、互いの対応を責める口論に変わってしまいました。様子を見に来た妻がなだめても、すぐには収まりませんでした。

仕事には遅刻。相手へのわだかまりも残る

結局、管理会社の担当者が現地へ来て、双方の話を聞くことになりました。

担当者はAさんに、契約した区画を確認して停めるよう伝え、相手にも車の移動を求めます。ようやく出口を塞いでいた車が動き、Aさんは出庫できました。

しかし、すでに始業時間には間に合わず、職場へ遅刻の連絡を入れることになったのです。帰宅後、妻からはこんな言葉をかけられました。

「昨日、番号を確認しておけばよかったね。でも、言い返したら余計に話が長くなったでしょう」

Aさんも、自分の確認不足で相手を困らせたことは反省していました。一方で、「だからといって、車を出せなくすることはないだろう」という思いも消えません。

これから同じマンションで顔を合わせる相手です。駐車場所の勘違いは解決しても、口論で生まれたわだかまりは、すぐには消えませんでした。

駐車場は「空いている場所」ではなく「契約した場所」へ

駐車場に空きがあっても、そこが自分の使える場所とは限りません。初めて車を停めるときは、契約書や配置図と現地の区画番号を照らし合わせ、家族にも場所を伝えておきましょう。

また、不動産会社や管理会社にも、利用する区画を分かりやすく案内する配慮が求められます。売買契約時には、必ず駐車場の配置図をもらうようにしましょう。配置図がなく、駐車場の場所に迷う場合はそのまま停めず「私が契約した区画はどこですか」と確認してください。

引越し当日は慌ただしくなりがちです。入居前に駐車場所まで確認しておくと、当日も安心して利用できます。

無断駐車に困っても、出口を塞いで対抗しない

自分が借りている区画に他人の車が停まっていれば、腹が立つのも無理はありません。ただし、車で出口を塞ぐ行為は、口論や新たなトラブルを招くおそれがあります。まずは車のナンバーや駐車状況を記録し、管理会社へ相談しましょう。

間違えて停めた側も、「わざとではない」で済ませず、相手が区画を使えなかったことを謝罪し、移動について落ち着いて話すことが大切です。直接のやりとりが難しければ、管理会社に間に入ってもらってください。

住宅を購入した後の安心は、近隣との関係にも左右されます。小さな確認不足を長く続く対立にしないために、駐車場所の確認と、トラブルが起きたときの冷静な対応を心がけておきましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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