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結婚に向けての話し合い中、42歳男性「甥に50万円くらい出してあげたい」→女性が感じた価値観のズレ

  • 2026.10.12
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。婚活アドバイザー・恋愛コンサルタントの望月椏栖華です。

結婚後のお金について話すとき、生活費や貯蓄だけでなく、親族への援助が話題になることもあります。

特に甥や姪への支援は、親への仕送りとは少し性質が異なります。
本人にとっては「できる範囲で助けたい」という気持ちでも、結婚相手から見ると、どこまで続くのか分かりにくい支出になることがあります。

今回の二人も、家計については大きな問題なく話を進めていました。
しかし、男性が口にした「甥に50万円くらい出してあげたい」という一言から、親族への援助をどこまで夫婦のお金として考えるのかが見えてきます。

二人の家計には、大きな問題がないように見えていた

42歳のAさんは、38歳の女性と真剣交際に入り、結婚後の生活について具体的な話を始めていました。

二人とも仕事を続ける予定で、共働きを前提にしています。
これまでのデートでは、家賃や生活費、毎月の貯蓄額についても話しており、金銭感覚に大きなずれは感じていませんでした。

Aさんは計画的に貯蓄しており、趣味に高額なお金を使うタイプでもありません。

女性も、Aさんについて「将来のことを現実的に考えられる人」という印象を持っていました。

真剣交際後には、数年以内に住宅購入を検討する話も出ています。
そのため女性は、自分たちの収入と貯蓄をもとに、少しずつ結婚後の家計をイメージするようになっていました。

そんな中、真剣交際後4回目のデートで、女性がこれまで知らなかったお金の使い道が出てきます。

「甥に50万円くらい」で女性が確認したくなった

その日は、落ち着いたカフェで将来の貯蓄について話していました。

住宅購入の頭金をどのくらい準備したいかという話から、Aさんが親族の話を口にします。

「甥が大学に行くときは、50万円くらい出してあげたいんだよね」

女性は少し驚き、「それって今回だけ?」と確認しました。

するとAさんは、「進学のときが一番大きいと思うけど、必要ならその後も多少は助けたいかな」と答えます。

Aさんの兄夫婦は共働きですが、家計に余裕があるわけではありません。
甥は大学進学を希望しており、Aさんは以前から「自分にもできることがあれば支えたい」と考えていました。

女性も、親族を助けたいという気持ち自体には理解を示しました。

ただ、50万円は小さな金額ではありません。

さらに「必要ならその後も」という言葉が出たことで、女性は一度きりの支援なのか、それとも今後も続く可能性があるのか気になり始めました。

男性には“家族全体で支える感覚”、女性には“夫婦の将来資金”だった

Aさんの家庭では、親族同士で助け合うことが珍しくありませんでした。
進学や就職、引っ越しなど大きな節目があれば、余裕のある人が支援する。

Aさん自身も若い頃に家族から助けてもらった経験があり、「今度は自分が返す側になりたい」という気持ちがあったそうです。

そのため甥への援助も、特別なことをしている感覚ではありませんでした。
一方、女性は親族への支援そのものを否定していません。

気になったのは、結婚後もAさんがまとまった金額を個人判断で出していく可能性があることでした。

  • 現在は甥の大学進学ですが、その後に授業料が足りなくなれば追加するのか
  • 別の甥や姪が進学するときにも同じように支援するのか
  • 兄夫婦が困った場合は、生活費まで援助することになるのか

女性は「50万円を出すこと」よりも、どこまでを支援対象と考えているのかが見えないことに不安を感じました。

Aさんには家族への恩返しという意味があります。
女性には住宅購入や老後資金を含め、二人の将来に使うお金とのバランスを考えたい事情がありました。

「誰にでも必要なら出す」ではなく、範囲を決めることにした

女性はAさんへ、「甥っ子さんを助けること自体は反対していない」と伝えました。
そのうえで、「結婚後も同じような支援が続くなら、どこまでなのかは知っておきたい」と話します。

Aさんもそこで、自分の中では当たり前だった「家族を助ける」という考えが、相手には範囲の分からない支出に見えると気づきました。

二人は、今回の50万円についてまず整理することにします。

Aさんが独身時代から貯めてきた個人の貯蓄から出し、夫婦で予定している住宅資金には手を付けない。
さらに、追加の援助が必要になった場合は、その都度二人で相談することにしました。

女性からは、「10万円程度なら自分で判断しても気にならないけど、何十万円単位なら一度話してほしい」という希望も出ています。

Aさんも、「結婚後は自分だけのお金という感覚では考えないほうがいいね」と受け止めました。

また、甥や姪全員へ同じ支援をするとは決めず、そのときの家計や必要性を見て判断することにしています。

援助をやめるのではなく、支援する範囲を曖昧にしないことで、二人とも納得しやすくなりました。

親族への援助は「気持ち」だけでなく範囲も共有する

親族への援助には、それぞれの家庭で異なる背景があります。
自分が助けてもらった経験から、今度は支える側になりたいと考える人もいるでしょう。

一方で、結婚後は住宅や老後など、夫婦として準備したい資金も増えていきます。

そのため、援助すること自体の良し悪しだけで判断すると、話がぶつかりやすくなります。

確認したいのは、誰をどこまで支援するのかです。

  • 今回だけなのか、進学後も継続する可能性があるのか
  • ほかの甥や姪にも同様の援助を考えているのか

さらに、どの程度の金額なら本人だけで決め、いくらを超えたら相談するのかまで話しておくと、認識のずれを減らせます。

親族を支えたい気持ちは、結婚したからといってなくなるものではありません。

同時に、結婚後のお金は夫婦の将来にもつながっています。

「家族だから助ける」で終わらせず、どこまでなら無理なく続けられるのかを具体的に共有しておくことが大切です。


プロフィール:望月椏栖華
婚活アドバイザー・恋愛コンサルタント。結婚相談所での会員サポートや、お見合い・仮交際・真剣交際に関する相談対応を経験。婚活中の男女に向けて、交際の進め方やコミュニケーションに関するアドバイスを行っている。


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