1. トップ
  2. おでかけ
  3. 旬の食材をふんだんに盛り込んだ中華で一杯、鹿児島〈ハナキの離れ〉

旬の食材をふんだんに盛り込んだ中華で一杯、鹿児島〈ハナキの離れ〉

  • 2026.10.2

鹿児島の酒場が元気だ。焼酎一辺倒かと思いきや、ワインや自家製ドリンクを打ち出す若い店が賑わいを見せる。Uターン組はじめ、進取の気性が生み出す料理のクオリティの高さが酒の旨さと呼応する〈ハナキの離れ〉をご紹介する。郷土の愛に満ちたバラエティに富む肴と酒で、今宵も一献。

photo: Hiroki Isohata / text: Michiko Watanabe

鹿児島〈ハナキの離れ〉外観
BRUTUS

えっと、ここはどこ?中国の田舎町に迷い込んだような、よくできた店内の設(しつら)えに、キョロキョロしてしまう。見上げれば、吹き抜けに中国風のアートが下がる。気分はすっかり異国だ。

ここは、鹿児島市電の都通駅からすぐ、中華と季節料理〈ハナキ〉の離れ。店の雰囲気は少し変わるが、本体も離れもメニューはまったく同じだ。

鹿児島〈ハナキの離れ〉店内
〈ハナキ〉と離れはすぐお隣。店主は自由に行き来する。客も好みでどちらでも。

店主・齊藤芳孝さんは中国・上海に8年滞在。日本から出店する店の立ち上げに関わり、最後の3年は自分の店も運営した。その間、大好きな中華料理を食べ歩いた。

帰国後、1年半物件を探し、中華やアジアンテイストを取り入れた、居酒屋を開く。そして、隣(現・離れ)には「焼肉と僕の好きな肉料理を中心に」肉の店をオープン。それが、コロナ禍を経て今の形になった。

メニューは半分がつまみ系、半分が中華料理という構成。ドリンクはワインあり、生ビールあり、酎ハイあり、日本酒あり、と幅広いが、季節の自家製サワーもお忘れなく。この日はキンカンと、フルーツミックス。フレッシュスクイーズのジュースとリキュールのマリアージュだ。甘くてさっぱり。疲れた体に効く。

鹿児島〈ハナキの離れ〉トマト玉子炒め、ゴーヤー湯通し、あさりとスナップ、自家製キンカンサワー、フルーツミックス
左/トマト玉子炒め800円。右/ゴーヤー湯通し650円。中/あさりとスナップ850円。自家製サワーはキンカン(奥)と、フルーツミックス各600円。

中華メニューはギョーザ、シューマイ、ヨダレ鶏といったスタンダードから、上海マーボー、海老の黒酢チリといった、どんなものかなと試してみたくなるメニューまで多彩。中国で、店主の体に蓄積した本場の味のエッセンスが、どの一品にも潜んでいてなかなかに奥深い。

鹿児島〈ハナキの離れ〉外観
元は居酒屋だったという建物。2階は住居だった。店名はよく使っていた指サックのメーカー、ハナキに娘の名「はな」を重ねて命名。

Information

ハナキの離れ

住所:鹿児島県鹿児島市中央町31-1
TEL:099-203-0415
営:18時〜22時30分LO
休:日曜

上海マーボー920円、海老シューマイ860円、桜海老レタスチャーハン860円。グラスワイン700円、生ビール580円、日本酒も多々、揃っている。

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ