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「えっ、なんでですか!?」住宅ローンの申し込みで銀行に来た30代女性、担当者から突きつけられた意外な事実に“青ざめたワケ”

  • 2026.10.25
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

皆さん、こんにちは。現役銀行員ライターの加藤隆二です。

スーパーやコンビニ、ネットショッピングなどで「ポイントがザクザク貯まる!」というキャンペーンを見ると、ついついクレジットカードを作りたくなってしまうことはありませんか?

ポイ活(ポイントを効率よく貯めたり使ったりする活動)は今の時代、賢い節約術としてすっかり定着しました。用途に合わせて複数枚のカードを使い分けているという方も多いのではないでしょうか。しかし、その「使っていないけれど、なんとなく持っているカード」が、思わぬところで人生の大きな足かせになることがあるのです。

今回は、ポイ活目的で複数枚のクレジットカードを所持していた30代女性が、念願のマイホーム購入時に直面した「思わぬ事態」についてお話しします。

「ポイント還元率」で選んだ3枚のカード。ポイ活の落とし穴とは?

賢く節約しているつもりが、実は自分の首を絞めているケースがあります。まずは、ある女性の事例を見てみましょう。

30代前半の会社員、Aさんは、ご主人と協力して頭金を貯め、ついに念願のマイホームを購入することになりました。

物件も決まり、いざ銀行の窓口へ住宅ローンの申し込みにやってきた時のことです。 Aさんの年収は申し分なく、他のローンなどの借入もありません。当然、審査はスムーズに通ると思っていました。

ところが数日後、銀行員である私から「Aさん、大変申し上げにくいのですが、現在のご希望額での融資は少し難しい状況です」とお伝えすることになってしまったのです。

「えっ、なんでですか!?滞納なんて一度もしたことないのに……」 Aさんは青ざめた表情で絶句してしまいました。

銀行員はここを見ている!「使っていないキャッシング枠」の恐怖

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

借金をしていないのに審査に落ちてしまう。その原因は、お財布の中に眠っているあのカードにありました。

Aさんが審査に引っかかった理由、それは彼女がポイ活のために作った「3枚のクレジットカード」でした。

「でも、普段の買い物で一括払いしているだけで、キャッシング(現金を借り入れる機能)なんて一度も使っていませんよ!」とAさんは反論しました。 実はここが、多くの方が陥りやすい勘違いなのです。

クレジットカードに「キャッシング枠が50万円」ついている場合、銀行の融資審査では「この人はいつでも50万円の借金ができる状態だ」とみなします。もし3枚のカードにそれぞれ50万円のキャッシング枠があれば、実際には1円も借りていなくても「150万円の潜在的な借入がある」として計算されてしまう可能性すらあるのです。(注)

住宅ローンは「年収に対して年間いくらまで返済できるか」という基準で審査されます。この潜在的な借入が枠を圧迫し、Aさんは希望額の満額を借りることができなかったのです。

(注・キャッシングやカードローンなどの利用可能な限度(ワク・極度とも)を、どの程度の割合で返済比率の計算に加算するか?などは金融機関によっても異なります。また融資審査の内容は部外秘です。例えば私の勤務する銀行でも未利用ワクを100%まで見ることはないのですが、それ以上は詳しく述べられません)

人生最大の買い物で後悔しないためのクレジットカード整理術

最後に、住宅ローンや大型融資を申し込む前に、やっておくべきクレジットカードの整理手順をお伝えします。

「そういうことだったんですね……。ポイントがお得だからと作っただけで、こんな落とし穴があるなんて知りませんでした」 肩を落とすAさんでしたが、解決策はあります。

全く使っていないカードは「解約」し、使っているカードは不要な「キャッシング枠」をゼロに設定し直すことです。Aさんにはすぐさまカード会社に連絡してもらい、キャッシング枠を取り消した上で再審査を行い、無事に希望額の住宅ローンを組むことができました。

キャッシュレス決済が進む今、クレジットカードは大変便利なツールです。しかし、使っていないカードの枠がご自身の「信用力」を圧迫していることも忘れてはいけません。 大きなローンを組む予定がある方は、ぜひ一度、お財布の中や引き出しに眠っているカードを見直してみてください。不要な枠を整理するだけで、あなた自身の信用情報はグッと良くなるはずですよ。


執筆者:加藤隆二

現役銀行員ライター。保有資格:FP2級(個人資産相談業務)
銀行勤続30年以上の豊富な融資・預金業務の現場経験を活かし、生活に直結するお金のリアルな事情を発信し続けています。

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