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「一体どういうこと…」残高0円なのにATMで5万円下ろせた60代男性→1ヶ月後、通帳を記帳すると…刻まれたいた“驚きの4文字”

  • 2026.10.23
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、マネーシップス代表 ファイナンシャルプランナー/IFAの石坂です。

普通預金の残高が0円でも、ATMから現金を引き出せる場合があることをご存じですか。定期預金にお金があれば、そこから自動的に引き出されると思う人もいるかもしれません。しかし、実際には銀行からお金を借りている場合があります。

300万円の定期預金を持つ60代男性も、普通預金の残高がない状態で5万円を引き出しました。ところが後日、通帳に「貸越利息」という見慣れない記載を発見します。

自分のお金を使ったつもりだった男性に、何が起きていたのでしょうか。

残高0円でも5万円を引き出せた…67歳男性が驚いた理由

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

67歳のMさんは、老後の生活費を管理するため、普通預金と定期預金を利用していました。

普通預金は年金の受け取りや日常の支払いに使い、定期預金には老後の備えとして300万円を預けています。どちらも同じ銀行の総合口座で管理していました。

Mさんは普段から、なるべく定期預金には手をつけず、普通預金の範囲内で生活するよう心がけていました。

ところが7月、急な家電の買い替えなどで出費が重なり、手元の現金が不足します。そこで、ATMから5万円を引き出すことにしました。

普通預金の残高はすでに0円でしたが、定期預金には300万円があります。Mさんは、普通預金が足りなければ定期預金から自動的にお金が移されるものだと思っていました。

実際にATMを操作すると、問題なく5万円が出てきます。

「やっぱり定期預金から引き出せるんだな」Mさんは安心し、そのまま帰宅しました。定期預金が5万円減っても、まだ295万円残っているため、特に問題はないと考えていたのです。

翌月には年金が振り込まれ、5万円を引き出したことも忘れていました。

ところが8月下旬、久しぶりに通帳を記帳すると、見慣れない文字が目に入ります。

「貸越利息」

「一体どういうこと…?」金額は数十円でしたが、心当たりがありません。銀行からお金を借りた覚えもなく、不安になったMさんは問い合わせることにしました。

そこで初めて、7月に引き出した5万円は定期預金から移されたお金ではなかったと知ります。実際には、定期預金300万円を担保に、銀行から5万円を借りていたのです。

さらに、翌月の年金振込時には、借りていた5万円が自動的に返済されていました。定期預金は300万円のまま残っており、知らないうちに借り入れと返済が行われていたことになります。

定期預金は減っていない?5万円を引き出せた仕組み

Mさんが利用していたのは、総合口座の「自動借り入れ」という仕組みです。普通預金の残高が不足した際、同じ総合口座にある定期預金を担保に、銀行から不足分を借りられるものです。

そのため、普通預金が0円でも、契約条件の範囲内で現金を引き出せる場合があります。

ただし、定期預金を解約しているわけではありません。銀行から借りたお金なので、利息も発生します。Mさんが見つけた「貸越利息」は、この借り入れに対する利息だったのです。

FPが解説 5万円を借りたら利息はいくらかかる?

自動借り入れは、急に現金が必要になったときに役立ちますが、借りられる金額には上限があります。

例えば、三菱UFJ銀行では、担保となる定期預金の90%、最高200万円まで借り入れができます。300万円すべてが担保の対象なら、90%は270万円ですが、上限があるため借入限度額は200万円です。

また、一般的な対象定期預金の場合、借入金利は定期預金の金利に年0.5%を上乗せした水準です。仮に定期預金の金利が年0.5%なら、借入金利は年1.0%となります。

この金利で5万円を30日間借りると、利息は約41円です。少額に感じるかもしれませんが、借入額や借りる期間が増えれば、利息の負担も大きくなります。

三菱UFJ銀行では、貸越利息は毎年2月と8月の所定の日に精算されます。そのため、借りたお金をすでに返済していても、それまでの借入期間に発生した利息が後日引き落とされる場合があります。

年金18万円が入金されたら?自動返済の注意点

自動借り入れでは、普通預金にお金が入ると、借りていた分が原則として自動返済されます。

例えば、5万円を借りている状態で18万円の年金が振り込まれると、5万円が返済に充てられます。

ほかに引き落としがなければ、普通預金には13万円が残る計算です。ただし、借りていた期間の利息は別途発生します。

特に注意してほしいのは、ATMから現金を引き出せても、普通預金の残高から支払われたとは限らない点です。定期預金を担保に銀行から借りている場合もあるため、取引内容を確認しておきたいところです。

通帳や取引明細にマイナスの残高や「貸越利息」の記載がないかも確認してみてください。

なお、同じ銀行に定期預金があっても、必ず自動借り入れができるわけではありません。金融機関や契約内容によって条件は異なります。

定期預金があるからと安心せず、普通預金の残高が不足していないか、知らないうちに借り入れが発生していないかを確認しておきたいところです。


※利息は説明用の概算です。実際の金額は借入日数や適用金利などによって異なります。

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