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医師「早めに受診してください」→実は『腎不全』のサインかも…“ただのむくみ”と放置しがちな「脚に起こる異変」とは?

  • 2026.10.9
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

夕方になると足がパンパンになり、靴下の跡がなかなか消えない……。そんな「むくみ」の悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。「ただの疲れだろう」「水分を取りすぎたせいかも」と、自己流の対策で済ませていませんか?

実は、そのむくみの裏には、思いがけない原因や、体からの重大なサインが隠れていることがあります。

今回は、腎臓をはじめとする体の機能とむくみの関係について、医師の小内友紀子さんに詳しくお話を伺いました。私たちが陥りがちな誤解から、今すぐ自宅でできるチェック方法まで、分かりやすく解説していただきます。

塩分や水分のとり方に原因が?むくみを引き起こす生活習慣

---夕方になると足がむくむことに悩んでいる人は多いですが、どのような生活習慣が原因になっているのでしょうか?

小内友紀子さん:

「むくみの大きな原因の一つが塩分のとりすぎです。

体は血液中の塩分濃度を保とうとして水分をため込み、それがむくみとして現れます。加工食品や外食、麺類の汁を飲み干す習慣は、知らないうちに塩分が増えがちです。

一方、『むくむから』と水分を控えすぎるのも逆効果で、尿が濃くなり腎臓の負担になることがあります。
運動不足や長時間の座りっぱなし、睡眠不足、過度の飲酒も、腎臓を傷める高血圧や糖尿病を悪化させる要因です。腎機能が落ちると余分な塩分と水分を外に出せなくなり、むくみがさらに目立つようになります。」

靴下の跡が消えないのは危険?自己流の対処が招くリスク

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---靴下の跡がいつまでも残るようなむくみは、何か病気のサインなのでしょうか。また、サプリメント等で対策しても良いですか?

小内友紀子さん:

「靴下の跡がくっきり残り、なかなか消えないむくみは、腎臓だけでなく心臓や肝臓などの不調のサインである場合もあります。

むくみ取りをうたうサプリメントなどで一時的に尿を増やしても、原因は解決しません。脱水や体内のミネラルバランスの乱れを招き、かえって腎臓に負担をかけることがあります。また、頭痛や関節痛などで市販の解熱鎮痛薬を自己判断で長く飲み続けると、腎臓への血流が減り機能が低下するおそれがあります。

自己流の対処で受診が遅れることが、何より大きなリスクです。両足のむくみが続く、息切れがある、尿量が減ったといった場合は、早めに受診してください。」

自宅でできるセルフチェックと、見逃してはいけないサイン

---自分のむくみが受診を要するものかどうかを見極めるために、家で確認できるポイントはありますか?

小内友紀子さん:

「まず、すねの骨の上を指で10秒ほど押してみましょう。離したあとにへこみが残るなら要注意です。

毎朝同じ時間に体重を量り、数日で急に2kg以上増えていないかも確認を。朝起きたときのまぶたの腫れ、尿の泡立ちや量の変化、夜中のトイレの回数も大切な手がかりです。

家庭用の血圧計があれば、毎日測って記録しておくと受診時にも役立ちます。健康診断で尿たんぱくや腎機能の数値を指摘されたら、症状がなくても必ず再検査を受けてください。」

「ただのむくみ」と放置せず、正しい知識で健康を守るために

「水分を控えればむくまない」という思い込みや、サプリメントの服用、市販の痛み止めの長期的な使用といった自己流の対処法は、かえって腎臓に負担をかけるリスクがあることが分かりました。

すねのへこみチェックや毎日の体重・血圧の記録など、日々の暮らしの中で自分で確認できる手がかりはたくさんあります。体が発するサインを正しく読み解き、気になる変化がある場合は、自己判断で解決しようとせず早めに医療機関を受診しましょう。


監修者:小内友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士 女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。 【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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