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どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方

  • 2026.9.28

さまざまなレッスンがあるなかで「これってどっち?」と迷うことがある。

たとえば、スタンス幅は「広い」「狭い」、ボール位置は「右寄り」「左寄り」など……。

そのどちらもスイングを正し、ミスを防ぐ効果があるが、より〝自分に合うほう〞を選ぶとスピーディにうまくなる。

さて、あなたの場合はどっちが正解?その答えを3人のコーチが教えます!

”ゆるく”が正解!「摩擦が消えない」が強さの目安

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
政田 夢乃

グリップで迷いがちなのは、握る強さ。ギュッと握るとクラブがうまくコントロールできるように思えますが、力を抜いてゆるく握って構えるのが正解です。では、どのくらいの強さで握るか?それは手とグリップにかかる摩擦が、グリップがズレてしまうほど弱くなりすぎない力加減になります。

その強さを体感する方法をお教えしましょう。まずは、クラブを地面と垂直に立てる。次にグリップを目いっぱいの力で握る。徐々に力を抜いてクラブが落下しない力加減が「ゆるく握る」の目安。バックスイングでのクラブと体の動きにぎこちなさが出ず、スムーズな回転や正しい軌道でクラブを振れます。

目いっぱいの力でギュッと握ってから力を抜いて、手とグリップの摩擦によりクラブが落ちないのが「ゆるく握る」の正解の力加減。クラブが下に滑り落ちる力感は×。

切り返しから握る力をアップ!

「ゆるく握りっぱなしではありません」と樋口。ゆるいままだとダウンスイングでの加速に耐えられずクラブがすっぽ抜けてしまう(×)。切り返しからは握る力をほどよく強めてOK(○)で、インパクトでの当たり負けも防げる。

〝高さ〟は気にしなくていい!「コックの度合い」で自然に変わる

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
脇元 華

「ヘッドを低く長く引いた(出した)ほうがいいですか?」とクラブヘッドの高さを気にする人がいますが、テークバックでもフォローでも背骨を軸に上体が自然に回転し、その動きに合わせてヘッドをスムーズに動かせていれば〝高さ〟は気にしなくてOKです。

ヘッドの高さが違って見えるのは、おもに手首のコックを入れるタイミングの違いによるものです。コックを遅めに入れるとヘッドは低く長く動いて見える、早めに入れると高く上がっていくように見える。どちらが正しいということではなく、体の回転とクラブの動きが無理なく連動しているかが重要なのです。

コックを積極的に使う人は「高く」、ノーコック気味の人は「低く」と、ヘッドの高さは手首の使い方で変わる。

ヘッドの位置は、体が回転していくなかでのコックの大きさやタイミングによるもので「高い or 低い」を意識して作るものではない。

ヘッドの不自然な動きは体の動きを乱す

強制的にヘッドを低く長く引こうとすると体が沈み込む動きが起こりやすく、その反動で切り返し以降は体が伸びてしまう。スイングを乱す原因になるので、ヘッドの高さだけを気にした不自然な動きはNGだ。

角度よりも〝向き〟が大事!両ヒジとも「地面を指す」が○

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
倉林 紅

ヒジは伸ばすべき?曲げるべき?とくにバックスイングからトップにかけては、どっちがいいのか迷うところですが、体格や柔軟性、スイングタイプによって異なるため、無理に伸ばしたり深く曲げたりする必要はありません。

大切なのは、バックスイングで両ヒジが地面、下方向を向いた状態を保つこと。正面や後方に向けると腕と体の一体感が失われ、クラブが極端に寝たり、外から入りやすくなってしまいます。

両ヒジを下に向けていると両腕が体の前に収まり、トップの形も安定する。切り返しの動きもよくなるので、クラブをスムーズに下ろしやすくなります。

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
両ヒジとも地面を指し続けるように振り上げる。ヒジの「向き」さえ合っていれば、曲げても伸ばしてもOKなのだ

ヒジの向きがズレるとクラブが暴れてしまう

「ヒジが正面やうしろを向くとクラブが倒れて暴れてしまうんですよね」とクレイジー。ダフりやトップ、引っかけやスライスなど、さまざまなミスショットが出る人は“ヒジの向きを正す”が特効薬になるかも!

ヒジを伸ばしても曲げても両腕とクラブは外れない

両腕を伸ばして体の正面でクラブを持ち、体を右方向へ回してみよう。この状態でヒジを曲げてもヒジが下を向いていれば、両腕とクラブは体の正面にあって外れていない。ヒジを曲げることはNGではないのだ。

〝オーバースイング”でもダメじゃない!「シャフトが走る」大きさで決める

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
菅沼菜々

トップは「大きいほど飛ぶ」「コンパクトなほうが曲がらない」といわれますが、もっと速く振れて、かつ振り遅れない大きさがトップの最適解。その位置や高さを見つけ出す方法としてオススメなのが、シャフトだけやクラブを逆さに持っての素振り。ハイトップからでもスムーズに切り返せてシャフトを走らせられる人もいれば、コンパクトなトップでもキレよく加速力を上げられる人もいます。

どちらがすぐれているか、ではなく、自分の体の使い方やリズムに合った大きさこそが理想のトップポジションになります。

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
compact top
どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
high top

軽い棒状のものを持ってスイング。両手だけでなく、右手1本、左手1本でも「トップの大きさ」を変えて振ってみよう。飛ばしたいから大きく、安定させたいから小さくと決めつけず、スムーズに切り返せてもっとも速く振れる位置や高さが、トップの高さの正解!

高く、大きくても減速するタイプがいる

コンパクトなトップが合う人が無理に大きなトップを作ると、ヘッドが大回りして加速しにくくなる。飛距離をロスするだけでなく、タイミングのズレによってミスヒットも増えてしまう。

低く、小さくてもタイミングが合わないタイプがいる

大きなトップが合う人が小さなトップから切り返すと、十分な加速が作り出せない。体の回転を止めて手先でヘッドを走らせようとすれば、スライスやチーピンのミスが出やすくなる。

正解は〝腰の高さ”でチェック!「手元とヘッド」が重なればどんなプレーンでも問題なし

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
吉田 鈴

「オンプレーン・シャロー・アップライト」など、さまざまな軌道がありますが、どの軌道で振り下ろしても、大切なのはクラブが腰の高さまで下りてきたときの手元とクラブヘッドの位置関係。バックスイングのプレーンには個性があっても構いませんが、ダウンスイングはハーフウェイダウンのポジションを飛球線後方から見たときに、ヘッドと手元が重なっているかチェックしてください。

タテ振りでもヨコ振りでも重なる形ができれば、構えた位置にヘッドを戻しやすく、強い力でボールをとらえることができます。

どっちが正解!? グリップからスイングまでの自分に合う方法の選び方
適正なスイングプレーンは、ハーフウェイダウンでの形でチェック。タテ振りとヨコ振りを意識して振った結果、飛球線後方から見て「手元とヘッドが重なる」形ができるほうを優先しよう

振り下ろしやすいトップの位置が〇

ダウンスイングの軌道はトップの位置と密接な関係がある。自分が振り下ろしやすいと感じるトップ位置から、正しいハーフウェイダウンの形を作る。その結果、どんなプレーンで下りてくるのか、タテ振りかヨコ振りかはあとづけでいい!

前傾角が崩れやすいプレーンは×

クラブヘッドが手元よりうしろ(イン)すぎると上体が起き上がり、外(アウト)すぎると前方に倒れる。どちらもボールにうまくコンタクトしづらく、引っかけやスライスなどのミスにつながってしまう。

いかがでしたか。このレッスンをぜひ参考にしてください。

樋口貴洸
●ひぐち・よしひろ/1997年生まれ、埼玉県出身。ティーチングプロA級を取得し、現在は「GOLF LOUNGE BeBe」(東京都中央区)や「Golf&Fitness Point 芝浦」(東京都港区)でアマチュアを指導。コースでのスコアメイクに役立つレッスンに定評がある。

市原建彦
●いちはら・たつひこ/1978年生まれ、神奈川県出身。高校3年生のときに「世界ジュニア」を制し、プロ転向後は「タイランドマスターズ」「アサヒ緑健よみうり」で優勝。豊富な知識と経験からのレッスンやギア解説のほか、ミニツアー「FJツアー」の代表も務める。

クレイジー ハル
●1979年生まれ、東京都出身。見た目のチャラさに反して、親切丁寧な指導が好評を得ている人気コーチ。練習場やコースでのレッスンを行ない、SNSやYouTubeチャンネル「アイアムクレイジー with anti ゴルフレッスン動画」では上達法を頻繁に配信中。

構成=石川大祐、岡田豪太、編集部
写真=田中宏幸(レッスン)、小林 司、渡辺義孝、圓岡紀夫
協力=日神グループ 平川CC

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