1. トップ
  2. エピソード
  3. 50歳、友人の車で生理の大量出血。タンポンでも漏れる経血に婦人科を受診した結果【医師監修】

50歳、友人の車で生理の大量出血。タンポンでも漏れる経血に婦人科を受診した結果【医師監修】

  • 2026.9.29

50歳のころ、閉経という人生の節目が近づき、精神的に落ち込むことが増えていました。ただ、それが更年期によるものなのか、自分では実感がありませんでした。そんな中、生理時に大量の経血が出るようになり、生活にも支障を来すように。いつ経血が漏れるかわからず、ゆっくり外食もできない状態でした。今回は、婦人科で受けた治療と、その後の経過についてお話しします。

閉経前の大量出血の原因は?

50歳の誕生日を迎えるころから、生理のときの出血に違和感を覚えるようになりました。最初はタンポンから血が漏れていることが多いなと不思議に感じましたが、タンポンの入れ方が悪かったのだろうと気にしないようにしていました。しかし、友人の車に乗せてもらった際、タンポンから大量の経血が漏れてしまいました。これはちょっとおかしいと感じました。

そこで、生理時の出血が増える原因を調べました。閉経前後の大量出血や不正出血は、排卵障害などに伴うホルモンの変動のほか、次のような病気が原因となることがあります。

・子宮筋腫

・子宮腺筋症

・子宮内膜ポリープ

・子宮内膜増殖症

・子宮体がんなど

病気が隠れている可能性もあるため、ネット記事を参考に次の項目を確認しました。これらは病気を自己判断するためのものではありませんが、受診時に症状を説明する際に役立ちました。

・出血の量

・血液の塊が出る

・鈍痛

・生理期間の延長

・生理ではないときの出血

・排尿時の痛みや違和感

・腹部に触れるしこり

私は婦人科を受診した際、タンポンから漏れるほどの大量出血、レバーのような塊が見られる、生理期間が少し長いことを伝えました。

生理中は婦人科を受診しないほうがよいと思っていましたが、医師に「必ずしもそうではないよ」と言われました。出血の状態や予定される検査によって受診に適した時期は異なるため、迷ったときは事前に医療機関へ電話で確認するとよいとのことでした。

まず電話で相談して、医師にどのような状態で診察してもらうのが良いのか聞いたほうが良いのだなと思いました。

黄体ホルモンを放出する子宮内システムによる治療

検査では出血の原因となる明らかな病気は見つからず、医師からは、更年期に伴うホルモンの変化が関係していると説明されました。年に2回婦人科で診てもらっていたため、大きな病気の可能性は低いと思い込んでいましたが、それでも何かの病気ではないかと心配でした。

生理時の経血量を減らすため、黄体ホルモンを放出する子宮内システムに変更することになりました。もともと私は避妊目的の子宮内避妊用具を使用していましたが、医師と相談し、レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS。一般に「避妊リング」と呼ばれることもある)に替えました。

LNG-IUSは、黄体ホルモンの一種であるレボノルゲストレルを子宮内に持続的に放出し、主に子宮内膜へ局所的に作用することで経血量を減らします。

LNG-IUSを装着した後は、タンポンから経血が漏れることがなくなりました。安心して外出できるようになり、若い学生たちに交じって大学に通っていた私にとって、授業中に漏れてしまったらどうしようという不安がなくなったことは、とてもうれしい変化でした。

54歳になってから出血がありません。ただ、LNG-IUSの作用で無月経になることもあるため、出血がないことだけでは閉経したと判断できないそうです。除去の時期は、使用している製品の装着期限や使用目的、年齢などを踏まえて、主治医と相談する予定です。

LNG-IUSのメリット・デメリット

医師によると、LNG-IUSは主に子宮内膜へ局所的に作用し、毎日薬を服用する必要がない点が特徴とのことでした。LNG-IUSから黄体ホルモンが持続的に放出され、子宮内膜に作用することで経血量を減らします。

一方、装着後数カ月は不規則な出血が起こることもあるそうです。私は他の薬も飲み忘れがちなタイプなので、子宮内に入れたらそのままという方法がぴったりでした。

デメリットは合わない人もいることだそうです。私の場合は、41歳で3人目を妊娠した際に腎機能が低下し、次の妊娠は避けるよう医師から説明を受けたため、避妊目的で子宮内避妊用具を入れました。

装着時には痛みや出血を伴うことがあるそうですが、私の場合は痛みを感じませんでした。ただ、その後数カ月は違和感があり、数回受診しました。

まとめ

LNG-IUSの装着後は経血漏れへの不安が減り、大学の授業や外出を続けやすくなりました。装着後しばらくは違和感がありましたが、気になる症状を婦人科で相談しながら経過を見たことで、閉経前の時期を落ち着いて過ごせたと感じています。大量出血を年齢のせいだと決めつけず、原因を確認し、自分に合う治療を選ぶことの大切さを実感した経験でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

※AI生成画像を使用しています

監修:天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)

著者:中浜 くり子/50代主婦。36歳から41歳までに3人の子どもを出産。ヨーロッパ在住。45歳からは学生に。自分のしたいことをするためにケアが大切だと感じている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生

日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

元記事で読む

クリエイター情報

ベビーカレンダー

ベビーカレンダーは妊娠・出産・育児の情報サイトです。みんなのクチコミや体験談から産婦人科検索、おでかけ情報、離乳食レシピまで。月間利用者1000万人以上。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ