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軽井沢の森の中で味わう、洗練の日本料理【G子の“口福”ダイアリー Vol. 28】

  • 2026.9.25
Hearst Owned

先月はドイツ・ベルリンで過ごした子どもとの夏休みの話題でしたが、今月は大人の夏休み♡ 今も昔も変わらず愛される避暑地、軽井沢へ。ただただのんびり過ごしたい…と向かったのは、この夏オープンしたホテル「ESSENCE KARUIZAWA(エッセンス 軽井沢)」です。

【2026年9月の口福@軽井沢】

あの「傳」が監修! 軽井沢でしっとり和の美味を

軽井沢駅から車で10分ほどの好立地に、こんな場所がまだ残っていたなんて! と驚き。エントランスから宿泊棟とレストラン棟に小路が分かれていて、レストランのディナーは外来ゲストもウエルカム。別荘をお持ちの方にもいいですね。スタイリッシュな設計は、建築家の中村拓志さんが手掛けたもの。 Hearst Owned

軽井沢は食のレベルが高いのはみなさんご存じのとおり。何度か特集を担当したことがありますが、土地の魅力を生かした素敵なお店がたくさんあり、若手実力派シェフが頑張っていたりと、取材しがいのある街です。そんな軽井沢で今、話題のホテルが「エッセンス 軽井沢」。静かな森に囲まれた全12室というプライベート感に加え、レストラン「SHIN」の評判もあちこちで耳にしており「早く行かねば!」と思っていたのでした。というのも、レストランは外苑前の名店「傳」の長谷川在佑さんが監修しているから。

レストランはカウンター席、テーブル席、そして個室も。厨房の活気を間近に感じながら食事ができるカウンターも、森の気配に心が和むテーブルも、どちらに座るか悩ましい。 Hearst Owned

ディナーの口切りは「おやき」

カウンターの向こう側で厨房を指揮する田中料理長。「日本料理では走り、旬、名残と季節がグラデーションになった食材を使うのが一般的ですが、ここでは“旬ど真ん中”を味わっていただきたい」と語ります。 Hearst Owned

「SHIN」を率いるのは、開業前に「傳」の厨房に入り、技術からおもてなしの心までを受け継いだ田中 博料理長。上質な食材と食文化の宝庫・信州の魅力を取り入れた季節替わりのコースが楽しめます。

中のあんは麻婆なすのような味わいで、熱々。ネギやキャベツも入って、小さいながらも野菜のうまみが凝縮。 Hearst Owned

“心づけ”として供された1品目は、信州の伝統料理「おやき」。鴨のミンチとさいの目切りのなすを信州みそで絡めたあんが包まれたほっこりした美味。和製フィンガーフードともいえるこちらに合わせたのは、ドン・ペリニヨン! まさに和洋が融合した口福の極みです。

お造りには自慢の「海苔酢」を添えて

〈右〉人肌程度に温めることで、脂がさっぱり。甘酸っぱい海苔酢と絶妙な好相性。SAKE HUNDREDの「百光」と味わうと、なんともリッチな気分になりますね。〈左〉「鰻の揚げ浸し」には米なすの田楽を添えて。クルミと味噌を合わせたソースに、信州らしさを感じます。お酒は名酒・黒龍を手掛ける石田屋のトップキュベ。 Hearst Owned

クリアなうまみが体に染みるお椀に続いてお造り。信州サーモンは軽くづけにしてから手の上でほんのりと温め、まさに“人肌”の温度にして盛りつけ。シマアジも軽くづけ。素材の持ち味を生かす仕事を施したお魚に添えられているのは、「傳」のシグネチャーのひとつ「海苔酢」。甘酸っぱさが脂ののったお魚と抜群の相性でした。

この後は合肴、「鰻の揚げ浸し」を堪能。鰻が大好物なので嬉しい! ペアリングでお願いしたお酒の取り合わせも楽しみつつ、そろそろひと息つきたいな…というタイミングで、お待ちかねのひと皿が登場です。

地産の野菜を和の技法で最高に美味しく

バニラ風味に炊いたアメーラトマトに、出汁のうまみが染み込んだゴボウ、天ぷらにしたズッキーニ…。手間ひまをかけたサラダって、何て贅沢なのでしょう。若い頃に通っていた料理教室で「サラダは生野菜の盛り合わせではなく、れっきとしたあえものです」と先生が話していたのを思い出しました。 Hearst Owned

もう何年も前になりますが「傳」に初めて伺ったとき、個性的なプレゼンテーションの品々に加え、コース中盤にサラダが出ることに感動したのを今でもよく覚えています。

こちらでもその名物を継承し「軽井沢大地の恵みサラダ」に。揚げる、炊く、蒸す…と、ひとつひとつの食材に合わせた和の技法で下ごしらえした野菜は、どれも瑞々しくとびきりパワフル! フレッシュな葉野菜と一緒に塩昆布と太白ごま油で和えると、とっておきのごちそうに。

〈右〉「北軽井沢のきの子ご飯」は、ふたを開いたときに広がる香りが食欲を誘う!? たっぷりお料理を食べたはずなのに、お代わりしちゃいました。〈左〉「信州りんご和牛フィレ焼き」にはグリーンピースのソースを添えて彩りよく。 Hearst Owned

サラダでお腹を落ち着かせたらメインディッシュ。この日は“信州りんご和牛”のフィレだったのですが、もともとの肉質に加え絶妙な火入れによってお箸で切れるくらいに柔らか。コンディメントに敷地内で採れるスパイスや地元のリンゴを使ったりと創意工夫が。さらに! 土鍋で炊いたご飯がどーんとお出ましに♡ これはデザートとは違った別腹ですね(笑)。

気持ちのいいお部屋で静かに過ごす幸せ

森に面したリビングと並んでゆったりしたベッドルームが。木のぬくもりに癒やされます。 Hearst Owned

たっぷりと美食&美酒を楽しんだ後は、ゆったりとした客室で余韻に浸れるのが旅の醍醐味。「エッセンス 軽井沢」はオールスイートで、大きな窓から森を見渡せるうえに広々としたテラスも。夏の終わりとはいえ朝晩はひんやりした空気が心地よく、心底リフレッシュできました。

〈右〉客室のお茶は神楽坂の和紅茶専門店「<a href="https://shop.kaguwa.co.jp/" target="_blank" rel="nofollow">KAGUWA</a>」のもの。ちょうど11月号のお茶の特集で取材したばかりのお店だったので、嬉しい再会になりました。コレ、本当に美味しいの。香り高く、優しい味わいがホテルでも好評だそう。〈左〉緑を望む大きな湯船が嬉しい! 各部屋にサウナもついていて、水風呂としても使えます。 Hearst Owned

リカバリーウェアのルームウェアに身を包み、深~い眠りに落ちた後に待っているのは朝ごはん。もちろん和食です。

信州の美味しいものを全部集めたかのような和朝食。テーブルごとに土鍋で炊き上げるご飯と、さまざまなおかずが引き立て合います。 Hearst Owned

軽井沢に行くのは久しぶりだったのですが、やっぱりいいですね~♡ 東京から新幹線で1時間という近さで、この静けさ、そしてこの豊かさ。「ゆっくり時間をとって行かなきゃ」と構えると足が遠のいてしまうので、「そうだ! ホテルで寛ごう」くらいの気持ちで“さっ”と訪れられたらいいな、と思います。

ESSENCE KARUIZAWA/エッセンス軽井沢

長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字広原21-44
tel.0267-31-5965
1泊2食付き1室(2名)¥150,000~[サ別]
※レストラン「SHIN」はディナーのみ外来での利用可。


【News】おかえり♡「パーク ブリュワリー」

ニュース…というには時間がたってしまいましたが、私の夏のお楽しみ、パーク ハイアット 東京の「パーク ブリュワリー」が3年ぶりに復活しました!

オリジナルのクラフトビールは「パーク ブリュワリー エール」と「ヘイジーIPA」の2種類で、さらにワインもフリーフロー♪ 「スパイシーチキンの唐揚げ」「本日のピンサ」など、ビールが進むアペタイザーは5種類から選べます。2時間制で1名¥5,000[サ込み]とは、なんという神コスパでしょう。 Hearst Owned

ビールが美味しい、さらに注ぎ方までお見事なのはもちろん、お料理が“アペタイザー”と言うのは気が引けるクオリティで、全種類食べたーい♡となること確実。しかも! 今年は10月30日まで、土・日・祝日は15時からスタートというのも最高です。残暑が長いですからね、冷たいビールで心も体も潤しましょう。

さて、先日、フランス・パリ&ノルマンディーへ出張して参りました。 素敵な旅の提案をできたら…と、時差ボケ気味の頭をフル回転(笑)。ほかにもアートな企画をたっぷり制作中なので、お楽しみに。

では、また!

※この記事は2026年9月25日時点のものです。

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