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「でも、私、急いでるのよ」会計前に割り込んだ年配女性。だが、店員さん伝えた正論

  • 2026.9.25
「でも、私、急いでるのよ」会計前に割り込んだ年配女性。だが、店員さん伝えた正論

私の商品の横に置かれた2つの品

三十代の私は、その日も仕事を終えて駅前のコンビニに寄った。夕飯のおにぎりとお茶、明日の朝のパンをかごに入れてレジへ向かうと、ちょうど前に並んでいる人はいなかった。

ほっとしながら商品をレジ台へ置いた、そのときだった。

横から手が伸びてきて、缶コーヒーとのど飴が私のおにぎりのすぐ横に置かれた。驚いて顔を向けると、七十代くらいの女性が立っていた。

「お先に失礼」

女性はそう言うと、私の横からレジの前へ入ろうとしてきた。

一瞬、何が起きたのか分からなかった。私の商品はすでに台の上にある。それでも女性は気にする様子もなく、自分の商品を店員さんのほうへ少し押し出した。

「急いでるのよ」

どうやら、本当に先に会計を済ませるつもりらしい。

言い返してもめるくらいなら譲ったほうがいいのだろうか。私が一歩下がりかけたとき、レジにいた若い男性の店員さんが口を開いた。

店員さんが静かに示した順番

店員さんは女性を責めるような言い方はせず、レジ横の張り紙を手のひらで示した。そこには、会計は並んでいる順に案内するという内容が書かれていた。

「すみません。こちらのお客さまが先ですので、順番にご案内します。後ろでお待ちいただけますか」

女性は張り紙を見て、何か言いかけた。

「でも、私、急いでるのよ」

店員さんは声を荒らげることなく、もう一度伝えた。

「申し訳ありません。こちらのお客さまが先ですので、順番にお願いします」

しばらく黙っていた女性は、缶コーヒーとのど飴を手に取り、私の後ろへ並び直した。

店員さんはそのまま私の商品をレジに通した。

「お待たせしました」

会計はすぐに終わった。商品を受け取って振り返ると、店員さんはすでに女性の会計を始めていた。

「お急ぎのところ、お待たせしました」

女性は小さくうなずき、商品を受け取って店を出ていった。

私も店員さんに軽く頭を下げる。

「ありがとうございます」

「ありがとうございました。お気をつけて」

強い言葉で注意したわけではない。それでも、順番を曖昧にせず静かに対応してくれたことに、私はほっとしながら店を出た。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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