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【今日は何の日?】9月12日は「マラソンの日」。42.195kmという半端な距離を決めたのは王室だった

  • 2026.9.12
9月12日は「マラソンの日」です。2500年前の出来事に由来する記念日の成り立ちから、42.195kmという中途半端な距離が生まれた理由まで詳しく紹介します。
9月12日は「マラソンの日」です。2500年前の出来事に由来する記念日の成り立ちから、42.195kmという中途半端な距離が生まれた理由まで詳しく紹介します。

マラソンの距離が42.195kmだということは、走らない人でも知っています。では、なぜ42kmでも43kmでもなく、195mだけ付け足されているのでしょうか。その答えは、思いのほか人間くさい理由でした。

All About ニュース編集部が、その日ならではの記念日と楽しみ方を紹介していきます。今回取り上げるのは、9月12日の「マラソンの日」。2500年前にさかのぼる由来と、あの半端な距離が生まれた経緯を紹介します。

9月12日は「マラソンの日」。由来は2500年前の伝令

「マラソンの日」の由来は、紀元前490年9月12日にさかのぼります。この日、アテナイ(アテネの古名)の名将ミルティアデスが、マラトンに上陸したペルシャの大軍を奇策で撃退しました。歴史に残る「マラトンの戦い」です。

そして語り継がれているのが、その後の出来事。勝利をアテナイの元老に伝えるため、フィディピディスという兵士が伝令となり、マラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜けたといいます。そして「我勝てり」と告げた後、力尽きて息を引き取ったと伝えられています。

この故事にちなみ、アテネ軍がペルシャ軍を撃退したとされる9月12日が「マラソンの日」として記念日になりました。そして「マラトン」という地名そのものが、マラソンという競技名の語源になっています。

競技としてのマラソンが誕生したのは、この故事から2000年以上あとのこと。1896年の第1回アテネオリンピックで、マラトンからアテネ競技場までを走る競争として実施されたのが始まりです。つまりマラソンは、伝令が走ったとされるルートをそのまま再現するところから始まった競技だったわけです。

42.195kmは後付け。195mが足された理由

ここで気になるのが距離です。伝令が走ったのは約40km。それなのに、現在のマラソンは42.195kmです。この2.195kmの差はどこから来たのでしょうか。

実は、当初のマラソンに統一された距離はありませんでした。1920年の第7回オリンピックまでは距離が統一されておらず、およそ40kmであればよいとされていたのです。

転機となったのが、1908年の第4回ロンドンオリンピックでした。この大会のマラソンは、スタート地点をウィンザー城に、ゴールを競技場の観覧席前に設定。当初は25マイル(約40.2km)で行う予定でしたが、王室からスタートを城の敷地内に、ゴールを王族が観覧できる席の前にという要望があったとされ、コースを調整した結果、距離は26マイル385ヤード、つまり42.195kmになりました。

そして1924年の第8回パリオリンピックから距離の規格統一が検討され、その際に採用されたのがロンドン大会の42.195kmでした。こうして、王室の要望から生まれた中途半端な数字が、100年後の今もランナーたちが走る距離として残っているわけです。

秋はマラソンシーズンの入り口でもあります。9月12日は、あの2.195kmの由来を思い出しながら走ってみると、いつもの距離が少し違って感じられるかもしれません。

文:All About ニュース編集部

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