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「深夜枠が強いぞ」「今期で一番好き」客からの発言に主人公が謝罪 初回放送から“称賛”相次ぐ【深夜ドラマ】

  • 2026.10.23
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(C)ドラマ24「まめとむぎ」製作委員会

齋藤飛鳥と富田望生がダブル主演を務めるテレビ東京系ドラマ24『まめとむぎ』の第3話が10月16日に放送された。今回は、リニューアルを進める発酵居酒屋『大豆堂』に、清水麦(齋藤飛鳥)の元後輩で現在は編集長を務める湊アリナ(八木アリサ)が訪れる。仕事への自信を失ったアリナと、過去への罪悪感を抱える麦は、土鍋で炊いたご飯と手作り納豆をきっかけに、少しずつわだかまりを解いていく。

一方で、発酵食品への愛情を隠さない米田まめ(富田望生)は、男性客から「変な人」と言われてしまう。自分の好きなものに真っすぐでいることの難しさと、それでも自分らしさを手放せないまめの姿が、切なさとともに描かれた。

※以下、本文には放送内容が含まれます。

「変な人ですね」の一言に滲む生きづらさ

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(C)ドラマ24「まめとむぎ」製作委員会

谷口菜津子氏の同名漫画を原作とする本作は、人生のどん底に落ちた元ファッション誌編集者の麦と、発酵食品をこよなく愛する23歳の居酒屋店主・まめが、店と人生を立て直していくヒューマンドラマだ。第3話では、店のリニューアルに励む2人の姿とともに、まめの個性が周囲にどう受け止められているのかが、改めて浮き彫りになる。

特に印象的なのは、テレビディレクターの根本(タカハシシンノスケ)が『大豆堂』を訪れる場面だ。仕事で疲れ切った様子の根本は、大きなため息をつき、あからさまに誰かに構ってほしそうな態度を見せる。そんな彼に、まめは疲れているときこそ麹菌の力が私たちに元気をくれるのだと、熱心に語り始める。まめにとっては、自分が心から信じている発酵食品の魅力を伝え、相手を元気づけようとする自然な行動なのだろう。

しかし、根本はその熱意に戸惑い、笑いながら「なんなんですか、急に」「あなたって変な人ですね」と口にする。客に対して突然ため口で話すことや、麹菌の話を始めたことを指摘されると、まめは「ですよね、すみません」と申し訳なさそうに謝ってしまう。

この反応が、何とも切なく胸を締め付ける。見かねた麦が「変って、あなた失礼じゃないですか」と反論すると、根本は「すっごく面白いって意味です。むしろ、褒めてます」と弁解する。本人に悪意がなかったとしても、言われた側が傷つくことはある。褒め言葉のつもりだったという説明だけでは、まめが感じた居心地の悪さまでは消えない。

理解されにくい個性と、それでも止められない情熱

まめが周囲から浮いてしまう描写は、今回だけではない。これまでにも、手作りのお菓子を配る彼女に対して、どこか小馬鹿にしたような態度を取る人物もいた。幼なじみの椎名種(濱尾ノリタカ)も、まめの良さは周囲に理解してもらいにくいという趣旨の言葉を口にしている。まめにとっては純粋な好意や楽しみから生まれた行動でも、周囲には少し変わったものとして映ってしまうのだ。

ここで忘れたくないのは、まめが自分と周囲との違いにまったく気づいていないわけではないということだ。人からどう見られているのかを理解していても、好きなものへの情熱を簡単には抑えられない。発酵食品の魅力を語りたい気持ちも、手作りのお菓子を誰かに食べてもらいたい気持ちも、彼女の中から自然にあふれ出てくるものである。周囲に合わせて振る舞いを変えれば、今よりも人間関係は円滑になるのかもしれない。それでも、まめにとって好きなものを好きだと言うことは、自分らしく生きることそのものなのだろう。

だからこそ、彼女の姿には愛おしさと同時に危うさも感じられる。純粋であることは、必ずしも周囲から歓迎されることと同じではない。善意で差し出したものが笑われ、夢中で語った言葉が奇異な目で見られる。そうした経験を重ねれば、誰だって自分を抑えようとするはずだ。それでも変わらずにいられるまめの強さは魅力であると同時に、彼女がこれまでどれほど周囲との違いに悩んできたのかを想像させる。

自分の好きに真っすぐでいることの難しさ

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(C)ドラマ24「まめとむぎ」製作委員会

第3話では、麦の元後輩で編集長となったアリナとの関係にも変化が訪れる。仕事への自信を失ったアリナは、再び『大豆堂』を訪れて麦に謝罪する。2人は土鍋で炊いたご飯と手作り納豆を囲みながら、少しずつわだかまりを解いていく。麦もまた、自分が抱えてきた罪悪感を打ち明け、互いの弱さを知ることで、新たな一歩を踏み出す。

そんな2人の姿から伝わってくるのは、相手を自分の価値観に当てはめるのではなく、それぞれの事情や思いを知り、その人らしさを認めることの大切さだ。それは、周囲から理解されにくいまめの個性にも通じている。誰かと違うことを無理に直すのではなく、その人ならではの魅力として受け止められたら、人との関係も少しずつ変わっていくのかもしれない。

SNSでも初回放送から「深夜枠が強いぞ」「今期で一番好き」といった好意的な声が見られる本作。自分の好きなものに真っすぐでいられるまめと、かつて自分の望む人生を見失った麦は、異なる悩みを抱えながらも、互いの存在を通じて少しずつ前へ進んでいく。

好きなものを好きだと言うことは、簡単なようでいて、周囲の視線や評価を意識すると途端に難しくなる。それでも、自分らしさを手放さずに生きることには意味があるはずだ。まめの真っすぐさに励まされながら、ときに胸を痛めてしまうのは、その姿に自分自身の経験や、言えなかった思いを重ねてしまうからだろう。誰かに理解されるために自分を変えるのか、それとも自分の好きなものを信じ続けるのか。麦とまめがこれからどんな答えを見つけていくのか、今後の展開にも注目したい。


テレビ東京系 ドラマ24『まめとむぎ』毎週金曜 深夜24時12分〜

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