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「年齢はただの数字」高尾美穂医師が更年期の40代女性に伝えたいこと|AGフレンズ リレー連載vol.3

  • 2026.9.6

40代が迎える、心と体の転換期「更年期」。ホットフラッシュなどの不調に有効なHRT(ホルモン補充療法)の基礎知識から、年齢を「ただの数字」と捉えるこれからの生き方まで、イーク表参道副院長・高尾美穂先生がアドバイス。手放すものがあれば、新しく得られるものもある。更年期の先を、自分らしく豊かに過ごすヒントを届けます。


更年期を怖がりすぎないで!自分に合った治療法を選ぶことで心地よく過ごせます

40代は女性ホルモンが減少するの大転換期。閉経前後の各5年、計10年を「更年期」と呼び、誰でも必ず経験します。ホルモンの乱れによる不調を「更年期障害」といい、ホットフラッシュや不眠、めまい、気分の落ち込み、疲れやすさ、関節の痛みなどさまざま。ですが、そんなに怖がらなくても大丈夫。「知らない」ことが不安につながりますから、正しい知識を身につけ、自分に合う対策を見つけることで快適に過ごせます。定期的に婦人科検診を受けていればその時に相談できるので、かかりつけ医を作っておくのも大切です。

病院の治療では、減少した女性ホルモンを補うホルモン補充療法(HRT)がとても有効です。症状が改善するのはもちろん、骨粗しょう症や動脈硬化の予防など、閉経後の体の変化を緩やかにできます。閉経前後に始めるのがベストですが、閉経10年以内であれば問題ありません。いつでもやめられますし、一生続けることも可能。

HRTを続けると乳がんリスクが高くなるのではと心配する声を聞きますが、HRTのガイドラインではほとんど影響がないと結論づけられているのでご安心を。現在は、ホットフラッシュに対するHRT以外の治療法も確立されつつあり、今後はさらに選択肢が増えると思います。

更年期の辛い不調に↗

更年期で心が折れたり、寝込んだりしているのはもったいない

「年齢はただの数字」と私自身は本気で思っています(笑)。とはいえ、時間は有限なので、更年期で心が折れたり、寝込んだりしているのはもったいない。諦めるものがある一方で、今までの経験から自信を持ってできることがあるはず。

手放すものとこれまで得てきたものを自分なりにトレードオフの関係性で捉えていけば、多くの女性が満足のいく時間を過ごせるのではないでしょうか。私が今、夢中になっているのは二拠点生活の準備です。2200平米の庭のある家を見つけまして、そこをどのように自分の思い描く形に変えていくか考えるのが楽しくてしょうがない! 昼は庭仕事、源泉を引いた温泉につかって夜はぐっすり眠る。朝はうぐいすの鳴き声で起きる生活ができるなんて、本当に幸せです。

高尾美穂
女性のための統合ヘルスクリニックイーク表参道副院長。産婦人科医のほか、産業医やスポーツドクター、ヨガ指導者としても活動。オンラインサロンやパーソナル相談室も運営。著書多数。公式サイト:https://www.mihotakao.jp/

 

取材・文=安田晴美

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