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「奥さんが消えれば」不気味な封筒の中身は、赤い糸で縛られた夫婦写真。さらにゾッとする嫌がらせが

  • 2026.9.4

今回は、友人の玲さん(仮名)に聞いた、夫に好意を寄せる同僚女性から不可解な嫌がらせを受けたお話をご紹介します。最初は夫の職場だけで起きていたことが、ある日届いた不気味な封筒を境に、私生活にまで入り込んできたといいます。

夫に近づく同僚女性

夫の部署に異動してきた女性が、しきりに夫を食事へ誘うようになりました。夫が「妻がいるので、2人きりでは行けません」と断っても、「奥さんには黙っていればいいでしょう?」と食い下がったそうです。

ある日には手作りの弁当を夫の机に置き、「奥さんの料理より、私のほうが合うと思いますよ」と笑ったとか。さすがに困った夫は私に事情をすべて話し、今後は業務以外で関わらないと約束してくれました。

写真の裏に書かれた不気味な言葉

それからしばらくして、自宅に差出人不明の封筒が届きました。開けてみると、中には赤い糸で何重にも縛られた私たち夫婦の写真が。裏返した瞬間、ぞっとしました。「奥さんが消えれば、あの人は私を選ぶ」と乱れた文字で書かれていたのです。

その夜から、誰もいない廊下で足音を聞いたり、黒い影に首を絞められる夢を見たりするようになりました。非通知電話も続き、切れる直前に女の笑い声のような音が聞こえたこともあります。

祖母から教わった真言

私は昔、祖母から教わった「悪意を受け取らず、元の場所へ返すための真言」を思い出しました。祖母からは「相手を憎みながら唱えてはいけない。自分と家族を守ることだけ考えなさい」と念を押されていました。そこで写真を白い紙に包み、毎晩静かに真言を唱えることに。

一方、夫は封筒や着信履歴を証拠として残し、上司と人事へ相談しました。すると数日後、あれほど続いていた悪夢と足音が、ふっと止まったのです。その直後、例の女性が突然体調を崩し、長期休職したと聞かされました。

今も忘れられない重苦しい気配

女性はそのまま職場へ戻らず、数か月後に退職しました。会社の調査でも封筒の送り主までは特定できませんでしたが、夫への執拗な誘いや私的な接触は確認されたそうです。夫も「隠さず相談してよかった。これからも家族を守る」と言ってくれました。

女性の体調不良と真言に因果関係があったのかは、今もわかりません。ただ、あの写真を手にした瞬間の重苦しい感覚だけは忘れられません。あれ以来、人の強い執着ほど怖いものはないと思っています。

人の悪意や執着が本当に呪いとなるのかはわかりません。それでも、説明のつかない出来事に直面したとき、誰かから受け継いだ言葉が心を守ってくれることもあるのでしょう。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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