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店員「お箸は」客「ひとつだけど悪い?」まさかのクレームが!「おかずに」店員が返した『起死回生の一言』

  • 2026.8.30

コンビニでパートをしている私の知人・伊藤さん(仮名)。ある日、かごいっぱいに食料を購入する男性客に「お箸はいくつお付けしますか?」と尋ねたところ、突然表情が変わって……?

コンビニで働いていると

私はコンビニでパートとして働いています。毎日たくさんのお客さんが訪れるため、混雑する時間帯には、レジで次々と商品をさばいていかなければなりません。

ある日、50代くらいの男性のお客さんが、かごいっぱいのお弁当やパンなどを持ってレジへやって来ました。私はいつも通り商品を一つずつレジに通しながら、必要なものを確認していきます。そしてマニュアル通り最後に、「お箸はいくつお付けしますか?」と尋ねました。

突然怒り出した男性

すると、それまで普通に会計を待っていた男性の表情が突然変わりました。「ひとつだけど?」そして、鋭い口調で「俺ひとりで食べたら悪いわけ!?」と言ってきたのです。

まさかお箸の本数を確認しただけで怒られるとは思わず、私は一瞬言葉に詰まってしまいました。もちろん、商品の量を見て詮索したつもりはありません。必要な本数を確認するため、いつも通り声をかけただけでした。

しかし、目の前の男性は明らかに不機嫌な様子。(このピリついた空気をなんとかしなければ……!)と、私は必死に返す言葉を考えました。そして……

咄嗟に出てきたひと言

「いえいえ! おかずによって、お箸を変えたい方もいらっしゃって!」自分でも、なぜそんな説明が咄嗟に出てきたのか分かりません。内心ドキドキしながら男性の反応をうかがうと、男性は少し考えて「ふ〜ん……」と返すだけ。それ以上怒ることはなく、そのまま会計を済ませて帰っていきました。

男性の姿が見えなくなると、私はようやくホッと胸をなで下ろしました。その場を収めるためになんとか捻り出した言葉でしたが、男性には意外にも納得してもらえたようです。

接客経験に助けられて

接客の仕事をしていると、こちらにそんなつもりがなくても、思いもよらないひと言でお客さんの機嫌を損ねてしまうことがあります。あのとき驚くほど咄嗟に言葉が出てきたのは、長年さまざまなお客さんと接してきた経験があったからかもしれません。

思わぬピンチを切り抜けた瞬間に、これまで積み重ねてきた自分の接客経験に感謝した出来事でした。

【体験者:40代・パート主婦、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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