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「地上波で流していいの!?」“一部モザイク修正”…放送ギリギリの【傑作アニメ】ハイクオリティな“完成度”に話題騒然

  • 2026.9.12
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

2026年夏アニメの中でも、ひときわ話題を呼んでいる異色作がある。汚い描写が多い一方で、細部までこだわった作品づくりがファンの心を掴んでいるのだ。そんな本作のオープニングには、名作映画の“オマージュ”と考えられるカットが数多くある。本稿では、オープニングのオマージュ元と思われる名作映画を考察する。

「汚い」と話題のハイクオリティな異色作

2026年7月2日より放送開始したアニメ『ヤニねこ』。本作は『ヤングマガジン』(講談社)にて連載されているにゃんにゃんファクトリー先生による漫画を原作としており、2026年8月18日にアニメ化の反響を受けて単行本の全巻重版が決定したばかりだ。

主人公は、人間と獣人がともに生きる世界で、タバコを吸ってダラダラ生きる獣人・ヤニねこ(CV:夏吉ゆうこ)だ。お金と生活力はないが、それなりに充実した日々を過ごす彼女。そんなヤニねこを中心に、本作はクズねこたちによるヤニまみれな日常を描いている。

アニメ『ヤニねこ』はハイクオリティなアニメ化が実現した一方で、漏らしてしまったり吐いてしまったりと、汚い場面が数多くある。一部モザイクの修正が加えられるシーンもあり、放送ギリギリを攻めているのが大きな特徴だ。一部話数では、演出意図を尊重した“邪竜解放版”と、地上波放送の“オンエア版”の2種類に分かれているほど。そのためSNSで「地上波で流していいの!?」など大きな話題を集めており、2026年夏アニメの中でも目が離せない一作になっている。

オープニングに名作映画の“オマージュ”?

ロックバンド・忘れらんねえよによる『なんもねえ』が流れるアニメ『ヤニねこ』のオープニング映像には、名作映画の“オマージュ”と思われるカットが数多くある。

たとえば、片手にタバコを持ったヤニねこがアパートの柵から足を出し、よだれをだらっと垂らすカットは、映画『レオン』で描かれる構図を思わせる。ハローワークの前でヤクねこ(CV:松岡美里)が両手を上げながら腰を振って踊るカットは、映画『スパイダーマン3』にも似た場面が。

また、タイトルが映し出され、ヤニねこがタバコの煙をぶわっと吐き出しながら後ろにのけぞるカットは、映画『ジョーカー』のオマージュと考えられる。ヤニねこが大家(CV:稲田徹)に向かってマーライオンのごとく吐しゃ物を噴射しているカットは、映画『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせた。

さらに、水中で猫がタバコを追いかけて潜っていくカットは、猫が水をかく動きや差し込む光のきらめき、水中から見た構図まで映画『トレインスポッティング』と重なるのだ。炎が燃え盛るそばで女性が横に走って行くカットは、映画『ミッドサマー』を思わせる。

オマージュ元と思われる名作映画は昔のものが多いなかで、近年公開された名作映画を想起させるカットも。ヤニねこ、カンサイねこ(CV:清水彩香)辰野沙織(CV:明智璃子)の3人が座り、タバコの火をつけるカットは、3人で集まる構図や仕草が映画『教皇選挙』を連想させる。

オマージュと考えられるカットの大半に共通するのは、タバコが描かれているということだ。ヤニねこはヘビースモーカーで、すべてにおいてタバコが最優先のキャラクター。本作のオープニングは、数多くの名作映画へのリスペクトとともに、作品が持つ“タバコ愛”を物語っていると言えるだろう。気になった方は、アニメ『ヤニねこ』をご覧になってみてはいかがだろうか。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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