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妻「家のすぐ横、ゴミ置き場…」”当番制だから変わる”はずが→購入1年後、40代夫が耳を疑った”予想外の事実”

  • 2026.9.23
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

中古住宅を内見するとき、間取りや日当たり、建物の状態などに目が向き、家の周辺にあるものまでは細かく確認していない方もいるのではないでしょうか。

たとえば、自宅のすぐ近くにゴミ収集場所がある場合、実際に暮らし始めてから、においやゴミの散乱などが気になることもあります。

今日は、ゴミ収集場所について不動産会社へ確認したうえで中古戸建てを購入したものの、1年後に「聞いていた話と違う」と気付いた40代男性のエピソードをご紹介します。

当番制で、いずれ変わるゴミ収集場所のはずだった

以前、不動産の悩み相談会で出会った40代のAさんから聞いた話です。Aさんは妻と子どもと暮らすため、中古戸建ての購入を検討していました。いくつか物件を見て回るなかで、立地や間取りなどが希望に近い一軒を見つけたそうです。

ところが、内見で家の周囲を確認していたとき、妻があるものに気付きました。

「家のすぐ横、ゴミ置き場になってない?」

見ると、自宅の外壁に沿った場所が、地域のゴミ収集場所として使われていました。妻は「ずっとここだったら、においとか気になりそう…。確認してみてほしい」と不安を口にしたといいます。

そこでAさんは、物件を案内していた不動産会社の担当者に、ゴミ収集場所が今後もこの位置のままなのかについて聞きました。すると担当者から返ってきたのは、次のような説明でした。

「この地域はゴミ収集が当番制になっています」

それを聞いたAさんは、「場所」が当番制で変わると認識しました。ずっと自宅の横にあるわけではないなら、大きな問題にはならないだろうと考え、立地や間取りも気に入っていたことから、最終的にその中古戸建てを購入することにしたそうです。

1年経っても変わらない…「どういうこと?」

新居での生活が始まり、Aさん一家は徐々に新しい環境にも慣れていきました。

ただ、一つだけ気になり続けていたのが、例のゴミ収集場所です。収集日になると、家のすぐそばに地域のゴミが集まります。きれいに使われている日ばかりではなく、ゴミが散らかっていたり、時期によってはにおいが気になったりすることもあったそうです。

それでもAさんは「当番制って言ってたから。そのうち変わるよ」と妻に話し、しばらく様子を見ることにしました。

ところが、半年ほど経っても場所が変わる気配はありません。その後も同じ状態が続き、気付けば購入から約1年が経っていました。そんなある日、妻から「結局、ずっとここじゃない?」と言われ、Aさんもさすがにおかしいと感じます。

そこで、ゴミ収集場所の仕組みについて地域の自治会へ確認してみることにしました。すると、返ってきたのは予想外の答えでした。

「うちでは、当番制なのはゴミ置き場の清掃や管理ですよ。場所が順番に変わるわけではありません」

Aさんは耳を疑ったといいます。購入前、不動産会社から「当番制」とは聞いていましたが、当番で変わるのはゴミ収集場所ではなく、清掃や管理を担当する人だったのです。

「ゴミ収集場所について聞いたときに『当番制』との回答だったから、場所が当番制でいずれ移動するものだと思ってた…」

もっと詳しく確認しておけばよかったと、強く後悔したそうです。

「別の場所に移せませんか?」相談して分かった難しさ

事実を知ったAさんは、自治会に購入時の経緯を説明したうえで相談しました。

「できれば、ゴミ置き場を別の場所に変更することはできませんか?」

事情を聞いた自治会でも、別の収集場所へ移せないか検討してくれたそうです。しかし、話は簡単には進みませんでした。

ゴミ収集場所は、空いているスペースがあれば自由に移せるわけではありません。ゴミを出す住民の利便性や収集作業への影響などを考えながら、新たな場所を決める必要があります。

Aさんのケースでもいくつか候補が挙がったものの、次のような反対意見もあり、住民同士の話はまとまりませんでした。

「どうして今度はうちの近くなんですか?」「今の場所のままでいいのでは?」

結局、ゴミ収集場所を移すことはできず、Aさん宅の横がそのまま使われることになったそうです。

自治会や自治体の担当窓口などに確認することも視野に

もし、購入判断に影響する事項について、不動産会社から事実と異なる説明を受けたり、誤解を招く不十分な説明のまま契約に至ったりした場合、その内容や経緯によっては宅地建物取引業法上の問題となる可能性もあります。ただし、判断には個別の事情が関わるため、契約時の資料やメールなどを手元にそろえたうえで、専門家や都道府県の宅建業担当窓口へ相談することを検討しましょう。

一方、購入前の自衛も大切です。ゴミ収集場所が気になる場合は、不動産会社の説明だけで判断せず、自治会や自治体の担当窓口などへ、管理方法や場所が変更される仕組み、過去の移動実績などを確認しておくと安心です。

ゴミ収集場所は、購入後に希望しても簡単に移せるとは限りません。そのため、現在の場所から変わらない可能性も考えたうえで、購入するかどうかを判断することが大切です。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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