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輸入車をローン購入した20代男性「こんなにかかるとは…」納車前、“保険見積もり”で言葉を失ったワケ

  • 2026.9.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

憧れのクルマの購入を検討するとき、車両価格やローンの金額はしっかり確認していても、自動車保険まで考えているでしょうか。

Aさん(20代・男性)は、以前から欲しかった輸入車を購入しました。購入費用については事前に計算していましたが、納車前に保険料を見積もったところ、思っていた以上の金額に驚くことになったのです。

憧れの輸入車を購入したAさんを待っていたのは…

Aさんが購入したのは、以前から憧れていた輸入車でした。車両価格はもちろん、ローンを組んだ場合の毎月の返済額や自動車税、車検費用、ガソリン代についても事前に確認。

「これなら無理なく乗っていけそう」

購入を決めたときにはそう考えていたそうです。ところが、納車を前に自動車保険の手続きを進めることになり、保険料を見積もってみると車両保険を含めて年間約20万円。

この金額を見たAさんは、

「保険料がこんなにかかるとは思っていませんでした」

と、驚きを隠せませんでした。これまで乗っていたクルマの保険料を基準に考えていたため、購入するクルマに変更した場合の保険料を具体的に確認していなかったのです。

車両価格やローンは購入前にしっかり考えていても、保険料については納車直前になって初めて確認する人もいます。しかし、自動車保険は一度だけ支払えば終わりというものではありません。クルマを所有している間、継続して必要になる費用です。

20代は年齢条件によって保険料が変わる

Aさんのような20代のドライバーが自動車保険に加入するとき、確認しておきたいのが年齢条件です。

自動車保険では、運転する人の年齢に応じて「21歳以上」「26歳以上」「35歳以上」などの条件を設定する場合があります。

自動車保険は、年齢が若い人が運転する場合ほど保険料が高くなり、たとえば26歳の人が運転するクルマと、35歳の人が運転するクルマでは、同じ車種でも年齢条件によって保険料に差があるのです。

ただし、20代だから必ず高額になるわけではありません。

年齢のほかにも、等級や運転者の範囲、免許証の色、補償内容、使用目的など、さまざまな条件によって保険料は決まります。そのため、購入するクルマの候補が決まったら、売買契約を結ぶ前に実際の条件で見積もりを取っておくことが大切です。

車種や型式によっても保険料は変わる

Aさんが驚いたのが、車両保険を付けた場合の保険料でした。

輸入車の中には、車種や型式によって車両保険の保険料が高くなるものがあります。20代で車両保険を付ける場合、契約条件によっては年間30万円近くになることも。ただし、「輸入車だから保険料が高い」というわけではありません。

国産車にも、車種や型式によって保険料が高くなるものがあります。自動車保険の保険料は、クルマの価格だけで決まるものではなく、その車種・型式の事故や保険金の支払い実績なども影響するためです。

自動車保険には、型式別料率クラスという仕組みがあり、対人賠償、対物賠償、人身傷害、車両保険について、それぞれリスクに応じたクラスが設定されています。そのため、同じメーカーのクルマであっても型式が違えばクラスが異なることがあり、保険料にも差が出ます。また、料率クラスは事故や保険金の支払い状況などをもとに毎年見直されます。

つまり、輸入車か国産車かだけで保険料を判断することはできません。

車両価格が比較的手頃なクルマでも、型式によっては保険料が高くなることがある一方で、高額なクルマだからといって、必ずしも保険料が高いとは限りません。

購入するクルマが決まったら、メーカーや国産・輸入車という区分だけで判断せず、その車種・型式で実際に見積もりを取ることが重要です。

「買える」と「維持できる」は別の話

Aさんは、納車を楽しみにしながら、購入後に必要になる費用について改めて考えるようになりました。

クルマを所有すると、ローンやガソリン代だけではなく、自動車保険、税金、車検、メンテナンス費用なども必要です。特に保険料は、購入するクルマや年齢、等級などによって大きく変わるため、「今までのクルマと同じくらい」と考えないほうが安心です。

Aさんも、

「クルマを買うお金は考えていたけれど、乗り続けるためにかかるすべての費用までは考えていなかった」

と話していました。

憧れのクルマを購入するときは、車両価格だけで予算を考えるのではなく、購入後に毎年必要になる費用まで含めて考えることが大切です。

購入するクルマが決まった段階で保険料を見積もり、税金や車検、燃料代なども含めて年間の維持費を一度計算してみる。

「欲しいクルマを買えるか」だけでなく、「無理なく乗り続けられるか」まで考えておくことが、納車後の思わぬ負担を防ぐことにつながります。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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