1. トップ
  2. エピソード
  3. 新郎母「プランナーさんが若いから…」両家の打ち合わせで“放たれた一言”に「いい加減にしろよ!」新郎が激怒したワケ

新郎母「プランナーさんが若いから…」両家の打ち合わせで“放たれた一言”に「いい加減にしろよ!」新郎が激怒したワケ

  • 2026.9.23
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元ウェディングプランナーのyukimaruです。

結婚は、夫婦となる2人のものだけではなく、両家という家族が関わってくるライフイベントです。
結婚式の打ち合わせでも、たびたび両家の間に立ち、円満に事が運ぶよう、お手伝いすることも少なくありません。

今回は、良かれと思って両家の間に立ったものの、要求のエスカレートから限界を感じたエピソードをご紹介します。

プランナーは両家の仲人的役割!結婚に関わる全般をプランニング

プランナーは、基本的には結婚式自体のプランニングが仕事です。

しかし、時には新郎新婦の心の内を聞いて精神的不安を解消したり、両家の話し合いの行き違いなどを調整したり、結納やお食事会などのアドバイスを行ったりもします。本来の業務範疇ではありませんが、できる限りのことはしたいという気持ちで対応しています。

しかし、今回のご両家はかなり踏み込んだところまで、というより完全に範疇外で、昔で言う仲人のようなこと以上を求められたのです。

若い新郎新婦だったため、顔合わせや結納などの知識はまったくありませんでした。

しかし、その辺の行事をすべてしたいと考えていたご両家なのですが、新郎家と新婦家は県外で距離も離れておりなかなか会うこともありません。

ご両家顔合わせの食事場所や結納のノウハウ、会場などの提案をまとめた冊子を作って新郎新婦にお渡しすると、非常に喜んでくださり、ご両家でも活用してくださいました。

お役に立てて私も安心したものです。

間に入るプランナーの苦悩…ご両家のすれ違いから生じた違和感

しかし、今度はお見積りの際にご両家それぞれからの要望に悩まされることになります。

ご両家とも関係を悪くしたくないため、お金の話を切り出したくないのは、よくある話。

どんなおうちもそうですが、プランナーとして軽くお手伝いはしますが、今後のお付き合いもあるため、上手に話し合っていらっしゃいます。

しかしこのご両家、新郎新婦が若いのもあり、ご両親もまだお若いため、相手からの見られ方を気にするあまり、言いにくいことは言えずにいました。

違和感が生じると「プランナーが言ってたから」と私を盾にしつつ、「すいません、あなたの名前を使ってしまって」と謝られる始末。

私の意見ではなくても私の意見として相手に伝えてほしいなど、本当にある意味間に立つ私の立場が、少し都合の良いクッションとして使われてしまっているように感じていました

それでも、両家が仲睦まじく関係を続けられるなら…という想いで、お手伝いを続けました。

新郎新婦はひたすら申し訳ないと私の立場を理解してくださり、ご両家もうっすらと、実際は私が言っていないことに気づきながらも要求を続けている様子で、胃の痛い思いをしながらもできる範囲で尽力したつもりです。

とうとう両家の顔合わせ!温和な新郎がキレてしまった...

結婚式の1週間前に、両家のご両親、新郎新婦と私、全員で顔を合わせることになりました。

ご両家とも遠方から来られるのもあり、スケジュールを詰め詰めにしてもろもろの確認をしました。
見積説明、結婚式当日の流れやご両親の動きなど細かいところまで説明をしました。

一通り確認が終わったのち、新郎家の母が

「本当、プランナーさんがお若いからあんまりお金のことわからなかったですよね。(新婦側の)ご両親も困らせてしまいましたよねすみません…」

と新郎家が私を盾にしたのです。

すると、普段温和で物腰柔らかい新郎が大きな声で

「いい加減にしろよ!プランナーさんは自分が壁になってどちらの家も立てるようにずっと悪者になっているけど、一番僕たちのために考えてくれているのはプランナーさんだから。もうこの人のせいにするな!」

とかばってくださって驚きました。

とはいえ、ご両家の仲に亀裂を入れるわけにはいきません。私は新郎の想いに涙が溢れそうになりながらも

「大丈夫ですよ、新郎新婦のお2人のこと大好きなんで、私が勝手に出しゃばってしまっていますので」

と笑顔でお伝え。

新郎新婦が憮然としている様子に、さすがにご両親も反省したようで「お恥ずかしいところを見せてすいません。頼りにしています、結婚式よろしくお願いします」と改めてご挨拶いただきました。

仲人のいない現代、プランナーの存在意義とは

プランナーはあくまでも結婚式をつくるお手伝いがお仕事。
とはいえ、昔のように両家を繋いでくれる仲人という立場の人がいない現代、ご両家とも手探りで進められているのを目の当たりにしています。

もちろんプランナーとしてできることに限界はありますが、できるだけ両家、新郎新婦に寄り添い、結婚式も、その後の生活も円滑に進むようお手伝いはしていきたい。

あらためて、プランナーという仕事を見直し、結婚式の進行役ではなく、ご両家の幸せを作る人として仕事をしていこうと決意したできごとでした。


ライター:ゆきまる

大学卒業後、フリーターを経てウェディングトップの大手の会社に入社。ウェディングプランナーを10年経験し、その後、支配人を5年、エリアマネージャーとして全国の店舗の管理活動を行う。現在は、Webライターとして活動。ウェディングプランナーから培った「人を想う気持ち」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ