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母の死後に振り込まれた“個人年金100万円”を放置→後日、保険会社から告げられた“驚きの一言”に40代娘「早く連絡しておけば…」

  • 2026.9.26
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

元金融機関OLでFPのかきまりです。

今回のお話は、生活に困らないからと相続手続きを少し後回しにしていたSさん(40代女性)のお話です。

Sさんは、母親が亡くなったあと、相続の手続きをすることになりました。ただ、母が亡くなってすぐに手続きを始めたわけではありません。

預金のほとんどは父親の口座で管理されており、母の口座には少額の公的年金が入ってくる程度。亡くなれば年金も停止になると思い、遺産については半年ほど後回しにしていたそうです。

ところが、あるとき母親の通帳を確認すると、亡くなったあとにも入金があります。調べてみると、母親は個人年金保険に加入していました。

「10年ものの定期年金だし、母が受け取る権利のあるものなら、特に問題ないだろう」

Sさんはそう考えていたといいます。

母の口座に入ったお金も、そのまま受け取れるとは限らない

その後、Sさんは母親の通帳を処分するため、役所で戸籍謄本の写しなど必要な書類を準備。銀行を一つひとつまわり、相続人それぞれから署名や実印をもらうなど、数日かけて預金口座の相続手続きを進めました。

そして、最後に個人年金の保険会社へ連絡。ここで、思いもよらないことを言われます。

「お亡くなりになった後に支払われた年金100万円は、一度返金していただく必要があります」

Sさんは驚きました。

「え?もう通帳の相続手続きも終わって、家族で分けてしまったのに?」

しかも、最終的には受け取れるお金だと思っていたため、「結局もらうものなのに、なぜ返金しなければならないの?」という気持ちもあったそうです。

なぜ、いったん返金する必要があったのか

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

実は、その個人年金には、死亡した場合には保険会社へ連絡することなどを確認する書面があり、母親自身が契約時に署名していました。

今回の契約では、死亡の連絡がない場合でも年金が自動的に振り込まれる仕組みになっていたため、亡くなった後も母親の口座に年金が入金されていたのです。

しかし、死亡後に振り込まれた年金は、契約上そのまま母親の口座に残しておけばよいものではありません。今回の契約では、家族が年金を受け取る方法を選ぶか、契約を解約する仕組みになっていました。

Sさんは、いったん100万円を保険会社へ返金したうえで、解約の手続きをすることにしました。

最終的には受け取ることができるお金でも、「いったん返金する」という思わぬ手続きが必要になったことで、Sさんは大きな負担を感じたそうです。

「もっと早く連絡しておけばよかった」

慣れない相続手続きを終えたあとに、突然100万円を用意することになったSさん。相続を後回しにしていたことを、とても後悔したといいます。

相続は「落ち着いてから」では遅いことも

相続には、さまざまな期限や手続きがあります。

たとえば、相続放棄は原則として、自分が相続人になったことを知った時から3か月以内に家庭裁判所へ申述する必要があります。

今回のSさんは相続放棄をするケースではありませんでしたが、「忙しいから」「預金も少ないから」と相続の確認を後回しにしたことで、思わぬ手間や資金のやりくりが発生しました。

亡くなった直後は、悲しみの中でさまざまな手続きを進めなければならず、すぐに相続に取りかかるのが難しいこともあります。それでも、「あとでいい」と放置せず、まずはどんな財産や契約が残っているのかを確認すること。

そして、預金や保険などについては、亡くなったことをそれぞれの金融機関や保険会社に早めに伝え、今後の手続きや入金の扱いを確認しておくことが大切です。


執筆:かきまり|元金融OL・現役FP

金融機関で14年間勤務した後、Webライターに転身。銀行業務、保険業務では、預金や資産運用、保険商品の提案をはじめ、相続対策や資産形成、ライフプランに関するアドバイスなど、多くのお客様の相談に携わってきた。専門的な内容も読者目線でかみ砕いて伝え、「読んで終わり」ではなく、実際の行動につながる実用的なコンテンツを目指している。FP2級/AFP資格保有。

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