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60代ひとり暮らし、大阪から黒部へ移住。家賃アップでも固定費3万4770円減

  • 2026.8.15

60代ひとり暮らし、大阪から黒部へ移住。家賃アップでも固定費3万4770円減

年金だけでは暮らせそうにない……それなら毎月10万円の収入を生み出す仕組みをつくる! そして住み慣れた大阪を離れ、自然豊かな黒部へ移住。60代ひとり暮らしの中道あんさんは、自分らしい暮らしを楽しみながら、新しいことに挑戦中。お金との向き合い方と、新しい土地での暮らしをつづる今回のテーマは、移住で変わった「お金」の使い方。

固定費の削減に取り組みました!

黒部に移住して1か月が過ぎました。はじめての田舎暮らしに戸惑いは多いのかもしれないと思ったら、意外にそうでもありません。それは、仕事が変わったわけではなく、やることが同じだからかもしれません。

カフェでPCに向き合っていたのを、市のコミュニティセンターのテレワークブースに変わっただけ。コーヒーは蓋つきのタンブラーに入れて持参する。午前中は、そこで何かしら文章を書いて、昼食は自宅に戻って自炊。午後からは自宅で仕事という日々です。

こんなワークスタイルなら、正直なところ、世界中のどこに住んでも変わらないんじゃないかと思うようにもなりました。

ただし、時間やお金の使い方は少し変化したようです。まず、家が広くなったことで、家賃が約3.2万円アップしました。年間にしたら38.4万円支出が増えてしまいます。何年間住むかは今のところ分かっていませんが、この支出をそのままにはしておけません。

そこで、黒部に行ったら要らないだろうなと思うものから支出を削っていくこにしました。

まずは、削減した固定費の合計は、34,770円でした。

移住1か月前に、スマホキャリアの乗り換えと光通信の見直しで約8,000円。
借りた家は「Wi-Fi完備」だったので、光通信を解約5,000円。
黒部の水道水が美味しいので、ウオーターサーバーを解約。3,140円
時間があれば本を読むようになり、Netflixを視聴せず退会。1,590円。
6年間続けたピラティス教室は残念ながら退会。12,000円
そのための交通費は、5,040円。

固定費を見直しただけで、増えた家賃の支出をカバーできました。

自宅から江坂という街でひとり暮らしを始めたとき、駅前に行けば何でも揃っている生活が嬉しくなっちゃって、某チェーンの食堂で「メニューを全制覇するぞ!」と通い続けたり、毎日のようにカフェで仕事をしていました。

去年の7月のクレジットカードの明細を確認してみると、
カフェへ20回で10,870円。
ひとりランチ9回で14,750円でした。

ランチタイムに飲食店に並んでいるサラリーマンの姿を見て、「みんな、それくらい使うよね~」と安心していました。移住前に、友人たちと会う機会があり、「黒部には、カフェがなさそうだから寂しい~」なんて言うと、「カフェにはめったに行かない」「会社の帰りに寄り道をしないし、昼食はお弁当だよ」というではありませんか。そういえば、自分もサラリーマン時代は、カフェは休日の楽しみだったことを思い出しました。ランチはコンビニなどには行かず、手作り弁当派でした。いつの間にか、感覚がバグっていたんだと気づいたのです。

決して、無理してコミュニティセンターで仕事をしているわけではありません。集中力が高まる場所ならどこだっていいんだということが分かったからです。もともと、飲料水を買う習慣がなく水筒を持ち歩いているので、自前のコーヒーを持っていくことに負担を感じてはいません。

水道の水が、こんなに美味しい!?

移住してからの1か月でカフェに行ったのは3回。黒部にも「素敵なカフェ」を見つけられてよかったです。でも、そこを居場所にしようとは、もう思わなくなりました。そこは、わざわざ出かける場所として取っておくつもりです。カフェやランチ代や会食の機会も減って、30,000円は削減できそうです。

電車で10分のところに大阪の中心地「梅田」があったせいで、「ちょっと美味しいもの」を買いによく出かけていました。

ちょっとした贅沢を、紅茶や緑茶で愉しむ時間を持っていました。

人間って一度贅沢な味を覚えたら、なかなか元に戻れなくなります。スーパーの紅茶ではなんだか物足りなくなる。これも卒業できそうです。なんたって水道水が美味しいからです。黒部市の水道の水源は、標高3000メートル級の北アルプスの山々に降り積もった雪解け水が、大自然のフィルターを通って溜まった、地下水です。それを汲み上げて消毒し、まろやかでおいしい水が水道水として送られてくるのです。

愛犬だって水をガブガブ飲むようになったのですから、びっくりです。「お茶でもいれようかな…」そう思って、キッチンに立つけれど、「水で十分だわ」と思うようになったのです。こんなことを書いていいものか悩みますが、お小水の色が驚くほど澄み切っているのは、体の巡りが良くなったのかもしれません。

紅茶のティーパックの代わりに、家庭で栽培している、ペパーミントとレモングラスを摘んでフレッシュなハーブティーを飲むようになりました。ガラスのティーカップに注がれたお茶は、ほんのり黄色みを帯びた透明感のあるうすい緑色。カップの底から小さな湯気が立ち上がり、爽やかな香りが鼻腔をくすぐります。この体験こそ、贅沢だと思うようになったのです。大阪に住んでいたころは、ホテルのラウンジで味わっていましたから、同じ味を自宅で体験しています。自分ひとりでというよりも、家に人を招いたときにふるまうお茶として愉しんでいます。物珍しさから、会話も弾むんですよね。

カフェの帰りにスーパーで夕飯の食材を買って帰る。そんな生活から1週間くらいの食材をまとめ買いするようになりました。自転車で5分くらいの場所にスーパーはありますが、遠いように感じます。都会の7分は、信号待ち、入り組んだ路地などの「障害物との戦い」。でも田舎では、見通しのよいまっすぐな道を、ノンストップで一定のスピードを保ったまま走り続けます。同じ5分でもやけに遠いと感じてしまいます。だから、まとめ買いするようになり、無駄な出費が減りました。買い物をするときは、冷蔵庫の中身がすっからかんになったタイミングで行きます。

ときどき娘の運転で買いものに連れていってもらいますが、ここぞとばかりに買い物かごに放り込むので、ひとり暮らしなのに支払いが1万円を超えることも。次の課題は、買いすぎによる食べすぎ注意になりそうです。


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