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「毎晩うるさいんだよ。少し静かにしろ」身に覚えのない隣人の怒り。だが、管理会社に相談した結果

  • 2026.8.8

夜九時、隣の壁から響いた大きな音

アパートで一人暮らしを始めて、半年ほどが過ぎた秋のことです。

隣の部屋には、五十代くらいの男性が住んでいました。

廊下ですれ違えば軽く会釈をする程度で、それまで特にトラブルはありませんでした。

ある平日の夜九時ごろ、私は部屋でテレビを見ていました。

音量は普段と変わらず、窓も閉めていました。ところが突然、隣室との境の壁から「ドン」と重い音が響いたのです。

何かを落としたのかと思っていると、少し間を置いて、もう一度壁が叩かれました。

その直後、壁の向こうから男性の声が聞こえてきました。

「毎晩うるさいんだよ。少し静かにしろ」

突然のことに驚いた私は、すぐにテレビの音量を下げました。

それまで管理会社から騒音について連絡を受けたことはありません。

夜中に掃除機をかけたり、大音量で音楽を流したりしたこともありませんでした。

それでも、その日はテレビを消し、できるだけ物音を立てないようにして過ごしました。

数日後の夜八時半ごろ、入浴を終えて部屋の引き出しを閉めたときにも、壁を強く叩かれました。

さらに翌週には、夕食後に椅子を少し動かしただけで、また「ドン」と音がしたのです。

自分では静かに暮らしているつもりでも、建物の構造によっては想像以上に音が伝わっているのかもしれません。

一方で、壁を叩かれるたびに体がこわばり、帰宅後も隣室を気にして過ごすようになっていました。

記録を残して管理会社へ相談

三度目に壁を叩かれた翌朝、私は管理会社へ電話をしました。

感情的な訴えにならないよう、壁を叩かれた日付と時刻、そのとき何をしていたかをメモにまとめて伝えました。

担当者は事情を聞いたうえで、こう説明しました。

「集合住宅では、音が斜め上や別の部屋から伝わることもあります。隣室が発生源だと決めつけず、まず建物全体へ生活音について注意のお知らせを出します」

さらに、壁を叩いたり、住人同士で直接怒鳴ったりする行為もトラブルにつながるため、同じことがあれば再度連絡するように言われました。

数日後、各部屋のポストに生活音についての案内が入っていました。

夜間はテレビや足音に配慮することに加え、騒音が気になる場合は住人同士で直接注意せず、管理会社へ相談するよう書かれていました。

私も念のため、テレビを壁から少し離し、椅子の脚に防音用のパッドを付けました。

ところが、その一週間後の夜九時前、再び壁を二度叩かれました。

テレビはつけておらず、私は机で本を読んでいただけでした。

私はその時刻も記録し、翌日、もう一度管理会社へ連絡しました。

担当者は隣室の男性にも状況を確認し、壁を叩くことや、相手の部屋へ直接苦情を伝えることはやめるよう話してくれたそうです。

管理会社から個別に連絡が入った後、壁を叩かれることはなくなりました。

廊下で男性と会っても会話はありませんでしたが、睨まれたり、声をかけられたりすることもありませんでした。

生活音が完全になくなったわけではありません。隣からテレビの音が聞こえる夜もあり、私の部屋の音が向こうへ伝わることもあったと思います。

ただ、音が気になったときに壁を叩いて威圧するのではなく、管理会社を通して確認する形に変わったことで、安心して暮らせるようになりました。

我慢を重ねて感情的に言い返す前に、日時や状況を記録して第三者へ相談することが大切なのだと感じた出来事です。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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