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【情緒に泊まる】6つの新客室も!全室温泉露天風呂付きの「坐漁荘」で何もしない贅沢な宿泊記|静岡県伊東

  • 2026.7.28

旅先では観光メインの筆者が「今日は宿から一歩も出なくてもいい!」と思えたのが、伊豆・浮山温泉郷にある老舗旅館「ABBA RESORTS IZU - 坐漁荘(ざぎょそう)」です。2026年7月7日(火)には南館がリニューアルされ、新たに6つの客室が誕生。万葉集や俳句の世界をモチーフにした客室は、日本の伝統文化を現代的に表現した、ここでしか味わえない滞在を演出しています。今回は、新客室お披露目とともに、露天風呂付きヴィラの宿泊記もお届け! 温泉、客室、アメニティまで、魅力をたっぷり体験ルポでご紹介します。

伊豆の自然に包まれた、50年以上愛される温泉旅館

坐漁荘があるのは、伊豆高原の別荘地・浮山温泉郷。約6,000坪という広大な敷地は富士箱根伊豆国立公園内にあり、一歩足を踏み入れると、木の香りや鳥のさえずりを楽しむことができます。

プール・露天風呂付きヴィラ

全客室に温泉を備え、ヴィラタイプには専用プール付きの客室も。四季折々の景色を楽しめる庭園や、職人技が光る調度品、日本文化を感じられるギャラリーなど、館内を歩くだけでも小さな発見があります。

今回のリニューアルでは、「文化に滞在する」というコンセプトを掲げ、日本文化を空間全体で感じられる客室が誕生。万葉集や俳句の情景が色彩やインテリア、伝統工芸を通して表現されています。ただ泊まるだけでは終わらない特別な時間を過ごせるのが、この宿ならではの魅力です。

宿泊したのは露天風呂付きヴィラ「花梨」

今回宿泊したのは、露天風呂付きヴィラ「花梨」。扉を開けた瞬間、まず目に飛び込んできたのは、大きな窓いっぱいに広がる緑の景色でした。

照明だけでは味わえない温かみを感じる室内は、高級感がありながらいつのまにかリラックスしてしまう雰囲気。家具や照明は主張しすぎず、自然と視線は明るい窓の外へ。静けさそのものを愛でる、日本ならではの情緒をより感じられます。

ソファでひと息ついているだけでも、日頃の慌ただしさを忘れてしまいそうです。「宿でゆっくり過ごす」という言葉の意味を、改めて実感しました。

客室露天風呂は、好きな時間に何度でも

この部屋で最も楽しみにしていたのが、客室に備わる温泉露天風呂。湯温は約41度に保たれていて、管理もすべて宿側が行ってくれるため、いつでも快適な状態で入浴できます。

時間帯が変わるだけで雰囲気もまったく違うので、一度入って終わりではもったいないほど。「朝食前にもう一度」「寝る前に入りたい」と、気づけば何度も湯船へ向かってしまいそうでした。

ルーフデッキから水盤を眺めていると……

朝風呂の後、ルーフデッキからのんびり景色を眺めていると、なんと2匹のリスが木々の間を駆け回る姿を発見。都会ではなかなか出会えない光景に、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。

思わずうれしくなったアメニティ

客室で思わずテンションが上がったのが、充実したアメニティです。シャンプー、トリートメント、ボディウォッシュ、ボディローションはブルガリ。

まだ開けていないのに、ふんわりと上品な香りが漂ってきて、「さすが高級旅館」と思わず感動してしまいました。

さらに驚いたのが、美容家電のラインナップ。ドライヤーはDyson、ヘアアイロンはReFaを完備。旅行先では髪がまとまりにくいこともありますが、ベストコンディションのヘアスタイルで身支度ができるのはうれしいポイントです。

そのほかにも、フェイスマスクやクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液、マウスウォッシュ、歯間ブラシ、イタリアの高級デンタルケアブランド「MARVIS」の歯磨き粉まで用意されており、「持ってくればよかった」と感じるものがほとんどありませんでした。アメニティのひとつである足袋と巾着は、家に持ち帰ると思い出の品となってくれそうですね。

滞在時間を豊かにしてくれるドリンクも充実しています。3種類のコーヒー(カフェインレスを含む)に加え、冷蔵庫にはビールやレモンサワー、シャンパンも。客室でくつろぎながら、好きなタイミングで楽しめます。

部屋には、つぶあんがぎっしり詰まった「さざえ最中」のウェルカムスイーツもあるのでコーヒーを飲みながら過ごす時間はまさに「至福の時間」です。

客室だけでは終わらない。庭園露天風呂にもぜひ足を運ぶべき

庭園露天風呂「英」

庭園露天風呂「葵」

客室のお風呂だけでも十分満足できますが、滞在中にぜひ訪れてほしいのが庭園露天風呂です。

日中の爽やかな景色も素敵ですが、個人的なおすすめは夜。ライトアップされた庭園は昼間とはまったく異なる幻想的な雰囲気へと一変します。

湯上りの一つの楽しみといえばアイスではないでしょうか。なんと館内には、ハーゲンダッツも含むアイスの無料自動販売機が設置されています。客室内のルーフデッキで水盤を眺めながら、湯上がりアイスをいただくのは、至福のひとときです。

さらに貸切露天風呂も用意されており、予約不要で空いていれば自由に利用可能。

客室露天風呂、庭園露天風呂、貸切露天風呂……。

「次はどこに入ろう?」とうれしい悩みが尽きません。

伊豆の旬を味わう夕食と朝食

今回夕食は和食をいただきました。伊豆ならではの旬の食材をふんだんに取り入れた会席料理は、一皿ごとに季節を感じられる内容。

見た目の美しさはもちろんですが、味付けは素材を生かしたやさしい仕上がりで、最後まで心地よくいただけました。

料理が運ばれてくるたびに「次はどんな一皿だろう」と自然と期待が膨らみ、気づけばあっという間に食事の時間が過ぎていました。

翌朝はフレンチレストラン「やまもも」で朝食を。最初に3種類のドリンク(丹波牛乳、ニューサマーオレンジ、ほうれん草とリンゴのジュース)から好きなものを選ぶという演出からスタートしました。

彩り豊かな野菜やフルーツ、焼きたてのパンなど丁寧に仕上げられた料理が並び、理想の朝食を体験できます。窓の外に広がる緑を眺めながらゆっくり味わう朝食は、「早起きしてよかった」と思える時間でした。

和歌や俳句の世界を表現した、新客室6室が誕生

2026年7月7日(火)、坐漁荘の南館が全面リニューアル。新たに誕生した6室は、「詩歌がいざなう、日本文化の旅」をコンセプトに、万葉集や俳句の情景を空間で表現しています。

華やかさを競うのではなく、日本人が昔から大切にしてきた四季や自然の美しさを、色彩や素材、工芸品を通して感じられるのが特徴です。

最大6名で泊まれる「ファミリーメゾネット」

ファミリーメゾネットは、万葉集に収められた柿本人麻呂の和歌から着想を得た全4室。

「牡丹」「藤袴」「木犀」「竜胆」と、それぞれ異なる名前が付けられていて、客室ごとに表現する景色も異なります。

二階建てのメゾネットタイプになっているため、リビングと寝室をゆったり使えるのも魅力。最大6名まで宿泊できるので、家族旅行はもちろん、三世代での滞在にもぴったりです。

実際に見学していて印象的だったのは、細部まで徹底して作り込まれた世界観。足元に敷かれた絨毯は一室ごとの特注品で、客室名に合わせた色彩や模様を採用。一枚の絵画の上を歩いているような感覚になります。

ベッドボードを彩るアートも、職人が一点ずつ仕上げたもの。派手さではなく、静かな存在感で部屋全体を引き立てています。

さらに、着物や指物、駿河竹千筋細工など、日本各地の伝統工芸もさりげなく取り入れられており、眺めているだけでも飽きません。「和歌の世界に滞在する」というコンセプトを肌で感じられる客室でした。

静かな時間を過ごしたいなら「翠月ヴィラ」

もう一つの新客室が、全2室の「翠月ヴィラ」。こちらは俳人・与謝蕪村の句「おのが葉に 月おぼろなり竹の春」がテーマになっています。

客室名は「竹蘭」と「月見草」。竹林を思わせる凜とした空気感と、朧月に照らされたやわらかな景色を、それぞれ異なるデザインで表現しています。

内装や家具、照明、アートまで一つの物語として統一されていて、まるでギャラリーに滞在しているようです。

窓の向こうに広がる緑も含めて一つの作品のように感じられ、自然と静かに過ごしたくなる不思議な魅力がありました。

次は「木蓮」に泊まってみたい

今回見学した客室の中で、個人的に最も心をつかまれたのが「木蓮」。室内と庭が大きな窓越しにつながる設計になっていて、景色まで含めて一つの空間として楽しめる客室です。

ソファに腰掛けて外を眺めているだけで、時間の流れがゆっくり感じられそうですね。

読書をしたり、お茶を飲んだり、何もしない時間を過ごすためだけに泊まりたくなるような一室です。

観光より「宿で過ごす時間」が旅の思い出になること間違いなし

今回坐漁荘の宿泊体験では、慌ただしい毎日では後回しにしがちな「何もしない時間」が、こんなにも贅沢だったのかと気付かされました。

2026年7月に誕生した新客室によって、日本文化をより深く体感できる宿へと進化した坐漁荘。記念日やご褒美旅行はもちろん、「日常を離れて心を整えたい」という人にも、ぜひ一度訪れてほしい一軒です。

©takoyura,TABIZINE編集部

ABBA RESORTS IZU - 坐漁荘

〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1741-42

価格帯:【2名1室利用時のお一人様1泊2食付き】101,640円~

※宿泊料金については変動あり

TEL:0557-53-1170 FAX:0557-53-1171

EMAIL: yoyaku@zagyosoh.com

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