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娘「受験やめたい」塾を早退し号泣 → 一緒に戻ると「ママ、何で」振り返り「えっ」血の気が引いた

  • 2026.7.28

受験は試験当日に向けて長い道のりがあります。その途中で、時に投げ出したくなる瞬間も訪れるもの。ある日、泣きながら帰宅した我が子。一緒に塾に戻るとそこには……!? 今回は、私のお客様に聞いたエピソードをご紹介します。

涙の帰宅

昨年、私の娘は受験に向けて毎日のように夏期講習に通っていました。

そんなある日のこと。娘が突然帰宅するや否や泣きながら「受験をやめたい」と訴えてきたのです。時計を見るとまだ授業中。娘は泣きながら早退してきたのでした。

泣き出した理由

涙が落ち着いた後、受験をやめたい理由を尋ねると、娘は「塾で一部の女子からシカトや嫌がらせを受けていること」「その女子たちと第一志望校が同じであること」を打ち明けます。

志望校は夫の希望であり、娘自身の望みではなかったことも判明。塾でも、学校でも彼女たちと顔を合わせる未来を想像するだけで耐えられないと、再び涙を流す娘。私は娘が落ち着くまで抱きしめました。

再び塾へ

私が「受験をやめたい? それとも塾をやめたい?」と問いかけると、娘は「塾はやめたい、志望校は行きたくない」と答えます。そこで「じゃ、塾も志望校も変えよう。受験そのものは今まで頑張ってきたし続けてもいいのでは?」と提案すると、娘は強くうなずきました。

そしてスッキリした表情で「塾に戻る」と言う娘。私は手を握りながら一緒に向かうことにしました。久しぶりに繋いだ娘の手は温かく、大きくなったことを実感しました。

塾に着き、受付で「先ほど早退した〇〇(娘の名前)ですが」と伝えると、「本日は早退者も遅刻者もいません」と言われたのです。

もしかしたら無断で早退したのかもと思い、「ねえ、ちゃんと先生に言ってから退室した?」と娘の方を振り返るといつの間にかいなくなっていたのです。
さらに、入退室記録や防犯カメラを見ても早退する娘は確認できませんでした。

早退の謎

そこで娘の教室をのぞかせてもらうと、何食わぬ顔で授業を受けている娘がいました。さっきまで横にいたはずなのにいつのまに教室へ? と不思議がっているうちに授業が終了し、娘は「ママなんでここにいるの?! 」と。

早退について尋ねても「早退なんてしてない」と答えます。さっき、確かに抱きしめ、手を握り、会話を交わしたはずなのに……娘は自習のため教室へ戻っていき、私は不可解な出来事に戸惑いながらも一人で帰宅。

その後、塾から帰ってきた娘に、「受験も塾もやめたい? 塾友に嫌なことされてる?」と聞くと、「なんでわかったの!?」ととても驚いた様子でした。

あの早退は幻だったのか、幽霊だったのか。けれど不思議と怖さはなく、むしろ娘の本音を知るきっかけになりました。その後、夫を説得して転塾と志望校変更を実現し、娘は受験に成功。今は楽しいスクールライフを送っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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