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不妊治療中の患者「緊急避妊薬は不快。撤去して」→ 店長と周囲の『静かな反撃』に気まずそ〜うに逃走

  • 2026.7.24

「自分らしさを大切に」と言われる現代ですが、自分の主張で他人を傷つけないようにしたいですね。今回は私の友人の真美さん(仮名)が目撃した、自分への配慮ばかりを求める患者さんの話です。

要注意人物とされている患者

私が働いている調剤薬局は婦人科の近くにあり、不妊治療中の患者さんが多く来局されます。その中の一人、真野さん(仮名)は不妊治療を長く続けている人でした。

真野さんは普段から薬の内容や職員の態度などについて文句を言うことが多く、薬局スタッフの間で要注意人物とされていました。

患者への配慮が足りない

ある日、真野さんは薬局に入ってくるなり、大声で受付の事務員さんに怒鳴り始めました。「店の入り口に貼ってあるポスター、あれは何なの? なんで薬局で緊急避妊薬なんて売っているの?『避妊』なんて言葉、視界に入ると不快だから、撤去してちょうだい」

近くにいた薬剤師が「緊急避妊薬を必要とされる方も来局されるため、ポスターを掲示しております」と話し始めると、真野さんはヒートアップしてしまいます。

「以前から思っていたけど、なんでここの薬局はコーヒーや緑茶を売ってるの? カフェインは妊娠に良くないのよ。不妊治療してる人が来るんだから、もっと配慮すべきでしょ。薬剤師なのにそんなこともわからないの? 患者の気持ちを考えなさいよ」

あなたの方こそ

すると、騒ぎを聞きつけた店長が裏から現れ、諭すように話し始めました。「あなたの考えは分かりました。ただ、ご要望をそのままお受けすることはできません。あなたに対する配慮と同じぐらい、他の患者さんや職員への配慮も大切ですから」

さらに「あなたは他人への配慮ができていますか? 先ほどの薬剤師への暴言はカスタマーハラスメントに該当しますし、大声での会話は周りの患者さんへの迷惑となりますよ」

やっと状況を理解した様子

真野さんは周囲の人の冷たい視線に気づいた様子で、急に静かになりました。そして薬を受け取った後は逃げるように帰っていきました。それ以降、真野さんは姿を見せることはありません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:伊村 えりか
薬剤師歴12年。就業を通じて多くの人生や、悩み、奇跡などに直面し、それらを伝えるべく執筆活動を開始。職場や同世代の女性との会話をもとに、医療現場の裏側から家族の「あるある」まで、多岐にわたるテーマで執筆を手がける。子育てサイトのアンバサダーを務め、身近な視点を活かしたコラムを執筆中。

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