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木から降りられなくなった『ネコ』→直後、自力でスルスル降りてきた"まさかの理由"【マンガ】

  • 2026.10.23

木に登ったはいいものの、降りられなくなってしまった猫。人間の世界でもたびたび耳にする騒ぎですが、妖怪たちの住む屋敷でも同じことが起きていました。

『ウチの百鬼夜行』は、生き別れだった兄・晴明(はるあき)と暮らすことになった小学4年生・綺羅々(きらら)の物語です。陰陽師の兄は、行き場のない物の怪(もののけ)たちを山奥の屋敷に住まわせています。ごく普通に育った綺羅々にとって、この家の毎日は驚きの連続です。今回は、猫の妖怪・猫又(ねこまた)の白玉が起こした、ちょっと理不尽な木登り騒動を紹介します。

ご神木から降りられなくなった白玉

ある日、屋敷に「ねこまたがご神木から下りられなくなりました」という知らせが届きます。妖怪の一大事にしては、なんとものどかな知らせです。白玉は自分で木に登ったものの、降りられなくなってしまったようです。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

知らせを受けた綺羅々は、「みんなを連れてきたよ」と屋敷の仲間を連れて駆けつけます。物の怪だらけの光景なのに、流れる空気はどこかほのぼのとしています。妖怪といっても、木に登って降りられなくなるあたり、猫はやっぱり猫のようです。

なぜか自力でするすると降りてきた

ところが次の場面で、白玉は「ススス…」と幹を伝い、自分から降りてきます。あれほど降りられなかったはずなのに、誰の手も借りていません。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

白玉の視線の先にいたのは、小豆とぎでした。口元がいつもにこにこと笑っているように見える物の怪です。実はこの顔が、騒動の思わぬ結末を招くことになります。

地上に降りた白玉が向かった先は

地上に降りた白玉が向かったのは、助けに来た仲間たちではなく小豆とぎのところでした。「何だそのツラは」と言いがかりをつけ、いきなり飛びかかったのです。

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『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

木の上から見た小豆とぎの顔が、自分を笑っているように見えたのでしょう。怒った勢いで体が先に動き、気づけば地上に降りていたというわけです。すかさず綺羅々が「小豆とぎは元からそーゆー顔でしょ!!」とツッコミを入れました。

降りられない問題は、まさかの自己解決です。とばっちりを受けた小豆とぎには気の毒ですが、綺羅々のツッコミも含めて、白玉の理不尽さが際立つ一幕でした。

妖怪が木から降りられなくなっても誰も慌てず、結末はただの言いがかり。怖がりだった綺羅々も、こんなゆるい騒動に付き合ううちに、少しずつ屋敷になじんでいくのでしょう。『ウチの百鬼夜行』ののんびりした毎日が、この一幕にぎゅっと詰まっています。


『ウチの百鬼夜行』(c)河口けい/主婦の友社

※本記事はコンテンツの権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。

 



 

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#3 うるさいなぁ…
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クリエイター情報

河口けい

漫画描いてます。 単行本は白泉社から『可愛いたぬきも楽じゃない①~⑤』、『ウチの鬼先生』、『カッパ暮らし』ほか、KADOKAWAより『異世界に行ったら謎の生物に可愛がられた話①②』、主婦の友社より『ウチの百鬼夜行』発売中です。

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