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市川市動植物園のサル山で新たな出産を確認、今春から16頭目に 一方で悲しいお別れも

  • 2026.7.7
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ニホンザルの赤ちゃん「パンチくん」の群れ入れ計画や、今春からのベビーラッシュで大きな注目を集めている市川市動植物園(千葉県)のサル山。命の活気にあふれるサル山の最新状況について、園の公式Xから「2つの大切なお知らせ」が発表されました。日々さまざまなドラマが生まれるサル山で、新たな命の誕生と、バックヤードで懸命のケアが続けられていた小さな命とのお別れがあったようです。

新たな命の誕生で現在11頭の子ザルがすくすく成長中

発表された一つ目の報告は、サル山での新たな赤ちゃんの誕生でした。

公式Xより:「【お知らせ①】本日サル山で新たな出産を確認いたしました。慎重に見守りを続けています」

この出産により、今年の春からのベビーラッシュで誕生した赤ちゃんの数は、累計で16頭目となりました。

園が先月発表した声明文でも説明されていた通り、今年の多頭出産は、人工哺育で育ったパンチくんの群れ入れをスムーズにするために「年齢の近い仲間がいた方が効果的である」という飼育計画のもと、あえて繁殖制限を行わずに進められてきたものです。

今回生まれた赤ちゃんも含め、現在のサル山では11頭の赤ちゃんザルたちがすくすくと育っており、お互いに切磋琢磨しながら賑やかな群れの社会を学んでいます。

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市川市動植物園公式Xより

6月28日生まれの赤ちゃんはバックヤードでの懸命なケア届かず

しかし、避けては通れない悲しい現実もあります。同時に発表された二つ目のお知らせは、胸が締め付けられる内容でした。

公式X:「【お知らせ②】6/28に生まれたニホンザルの赤ちゃんについて、バックヤードでのケアを続けていましたが、残念ながら亡くなりました」

生まれた直後から状態が優れなかったのか、飼育スタッフの手によって懸命な看護とケアが続けられていましたが、祈りは届かず、小さな命はお空へと旅立ってしまいました。

生き物の命を繋ぐ現場の厳しさと、それでも一つの命を救おうと最後まで諦めずに全力を尽くした飼育員をはじめとしたスタッフたち。SNS上では悲しみを分かち合い、スタッフを労う声が広がっています。

市川市動植物園は今後、中長期的な計画に基づいてしばらくの間は繁殖を抑える方針を示しているほか、市議会で可決された補正予算による「バックヤードの拡張」など、今いる仲間たちがより快適に暮らせる環境づくりを急ピッチで進めています。

ライターコメント

新しい命が誕生した嬉しさの一方で、バックヤードで守られていた小さな命との早すぎるお別れに、生き物を育てることの難しさと厳しさを改めて考えさせられました。それでも、命が生まれ、消えていくサル山の営みを包み隠さず発信し、最後までケアを続けた飼育員さんの姿勢には頭が下がる思いです。予算が可決されたバックヤードの拡張も含め、全てのサルたちが健やかに、のびのびと暮らせる未来を、これからも静かに温かく応援していきたいと思います。

<ライタープロフィル>ゆんち

2004年に産経新聞社へ入社。静岡、仙台での事件取材を経て、東京社会部では厚生労働省を担当、派遣労働問題などの社会課題を深く掘り下げる。また、特異なキャリアとして法廷画家を兼務し、数多くの法廷画を手掛けてきた。その後、産経新聞社が発行していたタブロイド紙「SANKEI EX」にてブランド、旅、食をテーマとした執筆活動を展開。南アフリカやオーストラリアなど世界各国を取材で巡るほか、臨時特派員として南太平洋のキリバス共和国への駐在経験も持つ。J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」にて、週1回おすすめニュースを3年間にわたり担当。

現在は2児の母となり、これまでの取材経験に加え、教育、健康、ライフハックへと関心の幅を広げている。「趣味を仕事に!」をモットーとする自称「脱力系ライター」。釣り、温泉、グルメ、そして海を眺めてぼーっと過ごす時間を愛する旅人でもある。長年、酒と旅と釣りを友としてきたが、現在は期間限定で禁酒中。新商品から旅、ファッション、グルメまで、自身のアンテナに触れたトピックを独自の視点で発信している。

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