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【日常ミステリー】田舎の広場で友達と空を見上げた子供時代→紫色の丸い物体が見えた瞬間

  • 2026.7.4
【日常ミステリー】田舎の広場で友達と空を見上げた子供時代→紫色の丸い物体が見えた瞬間

何もない田舎の広場で空を眺めた夕方

私が地元にいた頃の話です。

地元は本当に田舎で、自然がとても豊かな町でした。

高い建物が一つもなく、視界の端から端まで空が広がっている場所です。

夕方になると風がすこし冷たくなり、田んぼの方から土の匂いが流れてきます。

その日は学校帰りに友達と広場で待ち合わせ、ベンチに並んで黄昏ていました。

季節は秋の入り口で、半袖の腕に少しだけ鳥肌が立つくらいの気温だったのです。

「今日、なんもないね」

友達は寝転がるように頭を後ろに倒し、暮れていく空を眺めています。

私もつられて顔を上げ、雲が少しずつ橙色に染まっていくのをぼんやり追っていました。

遠くで電車の警笛が響き、近くの杉林の中で鳥がねぐらに帰る音がしています。

紫色の丸い物体がくるくる回って現れた

ふと、空の中央に妙な点が見えたのです。

「ねえ、あれ何」

指を差すと、友達も体を起こしました。

紫色をした丸い物体が、空のかなり高いところに浮かんでいたのです。

大きさは満月よりも少し小さいくらいで、輪郭がくっきりとしていました。

太陽の残光を受けているのに、その色は明らかに紫としか言いようがない深い色です。

飛び方も独特で、くるくると回りながら、ゆっくりと横に流れていきます。

飛行機でも気球でもなく、鳥の群れでもありません。

「もしかしてUFOじゃない?」

友達が小さく言った声を、今でもはっきり覚えているのです。

私たちは目を逸らさないようにじっと観察を続けました。

5分ほどの間、紫の球はずっと同じ高さで回り続けています。

音も一切しない、静かすぎる夕暮れの空でした。

指の節がかすかに冷えてきて、それでも瞬きを惜しんで見つめ続けたのです。

突然さっと消え、答えは出ないまま

「あ、消えた」

友達がそう言ったのとほぼ同時、紫の球はさっと光を失いました。

少しずつ薄れていったのではなく、本当にぱっと姿が見えなくなったのです。

残された空には、いつも通りの夕焼け雲だけが浮かんでいました。

家に帰って母に話しても「気のせいじゃない?」と笑われるだけです。

父に話しても「飛行機の見間違いだろう」と取り合ってもらえませんでした。

翌日学校でも、二人で何度も「やっぱり見たよね」と確認し合いました。

同じ広場に何度通っても、同じ紫の球を再び見ることはなかったのです。

幼かったのに目の錯覚で済ませる気にはなれず、不思議な記憶として今も残っています。

あれは一体なんだったのか、大人になっても答えは出ていないのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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