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数年ぶりに叔父と外食。大量のおむつや食品、私の好物まで「じゃあまた」数時間後ニュースに「まさか」

  • 2026.6.30

親戚とはどのくらい会っていますか? 叔父や叔母となると、お正月に一度会うかどうか、あるいは数年に一度ということも珍しくありません。そんな叔父から、ある日突然、食事に誘われ……今回は、私のお客様のエピソードをご紹介します。

変わり者の叔父

私には親戚の中で「変わり者」と言われ、少し煙たがられている叔父がいます。けれど私は昔から叔父が好きでした。

子どもの頃、他の大人が許してくれないおやつを買ってくれたり、ニュースの裏側を教えてくれたり。報道されていることがすべて真実ではないと語る姿は、当時珍しく、会う度に色々な知識を教えてくれる叔父は私にとって特別な存在でした。

突然の誘い

そんな叔父から数年ぶりに連絡がありました。「今日、食べ放題に行かないか」と。理由を聞くと、今日期限切れになる割引チケットを持っていて一人では使いきれないからとのこと。特に予定もなかった私は、夫と息子を連れて指定された焼肉店へ。

久々の再会でしたが、やはり叔父との会話は楽しく、人見知りの0歳の息子も泣くことなく心地よさそうに叔父の腕の中に抱かれていました。

不思議な会計

会計をいつの間にか済ませていた叔父。私達はお礼を言い、解散しようとしたところ「もうひとつ期限切れになりそうな商品券があるから付き合って欲しい」と叔父と共に今度は赤ちゃん用品店へ。

私がおむつやベビー服を選んでいると、叔父はさらに大量のおむつや離乳食を追加。さすがに高額すぎる、と私が支払いをしようとしても譲らず、叔父はクレジットカードで決済してくれたのです。「商品券は?」と尋ねると「家に忘れた」と笑っていました。

別れ際には「食べきれないから」と大量のパンやお菓子を渡してくれた叔父。それは私が子どもの頃に好きだったものばかり。そして叔父は「じゃあまた~」とあっけなく帰っていきました。

数時間後のまさかの出来事

なんとその日の深夜、大地震が発生。幸い家族は無事でしたが、ライフラインは途絶えてしまいました。けれど食べ放題でお腹は満たされおり、叔父がくれた大量の食糧やおむつのおかげで困ることはありませんでした。

叔父は何かを察知していたのかもしれない。夫にそのことを打ち明けると「焼肉の会計も商品券は使ってなかった」と言います。被災が落ち着いた頃、叔父に連絡をしました。しかし叔父は「本当に商品券のために誘っただけ」と語るだけでした。

周囲から変わり者と呼ばれる叔父。けれどその不思議な力に、私達家族は確かに救われたのです。人には科学では証明できない直感や第六感があるのかもしれないと感じた出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:桜井ひなの
大学卒業後、金融機関に勤務した後は、結婚を機にアメリカに移住。ベビーシッター、ペットシッター、日本語講師、ワックス脱毛サロンなど主に接客領域で多用な仕事を経験。現地での出産・育児を経て現在は三児の母として育児に奮闘しながら、執筆活動を行う。海外での仕事、出産、育児の体験。様々な文化・価値観が交錯する米国での経験を糧に、今を生きる女性へのアドバイスとなる記事を執筆中。日本でもサロンに勤務しており、日々接客する中で情報リサーチ中。

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