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Tシャツ、革靴、ソックス etc. スタイリストたちが常備する名品とは?

  • 2026.6.29

いつも自分のワードローブには長く愛着の持てるアイテムを加えていきたいと思っているが。一方でその選択肢は常にアップデートしていたい。2026年春夏シーズンに大切にしたいのは、“WELL−MADE”(作りの良い)なアイテムを見つける視点である。ここでは「ストックアイテム」をキーワードに、一歩先行くマスターピースをご紹介します。

photo: Yoshio Kato / text & edit: Chizuru Ohba

〈パラブーツ〉ティエール
BRUTUS

〈コム デ ギャルソン・シャツ〉のボクサーショーツ、〈ゴールドウイン〉と〈コモリ〉のソックス

宇佐美陽平が常備する名品

〈サンスペル〉のボクサーショーツ
知る人ぞ知る名品としてロングセラーを誇る〈サンスペル〉とコラボしたボクサーショーツ。黒、白、紺グレーがある。100%コットン。各5,610円(コム デ ギャルソン・シャツ/コム デ ギャルソン TEL: 03-3486-7611)
〈ゴールドウイン〉のペーパーファイバーソックス、〈コモリ〉のソックス
日本では古くから調湿機能があることで重宝されてきた天然由来の紙糸素材を使用したペーパーファイバーソックス。5本指タイプや足袋タイプなど揃う。左3,200円、中2つ3,300円、右3,190円(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL: 0120-307-560) 右/「シーズンごとに〈コモリ〉が作るソックスはいつも注目しています。これは履いた時の落ち感が、革靴の時にちょうどいい」

ボクサーショーツは一年の始まりに12枚ぐらい購入して、一気に入れ替えるようにしています。そうすれば下着の捨て時を見失わない。〈コム デ ギャルソン・シャツ〉が〈サンスペル〉と作った下着は、小さなタグ以外どこにもブランド名が入っていないのが気に入ったポイント。

パンツにブランド名が目立っているのはどうも苦手で。〈サンスペル〉の生地は柔らかくて穿き心地もいい。ソックスはどれも和紙素材を使ったもの。シャリッとした質感が春夏にぴったりで、スニーカーや革靴など合わせる靴によっていろいろなタイプをストックしています。

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宇佐美陽平

うさみ・ようへい/東京都生まれ。1998年よりスタイリストとしてキャリアをスタート。様々なグローバルブランドのワールドキャンペーン制作においても中心的役割を果たす。

〈B.V.D.〉と〈稲田布帛〉のアンダーウェア

林道雄が常備する名品

〈稲田布帛〉タンクトップ
「夏も冬もTシャツやシャツの下にはこのタンクトップを必ず着ています。ほぼ毎日着るからこそ、下着はパリッとした新しいものを身に着けたい」。独特の製法で補強された、洗濯してものびにくい襟元、長めに設定された裾が特徴。抜群のフィット感、耐久性が支持されて、シリーズ累計販売数3億枚以上のロングセラー。GOLDタンクトップランニング2枚セット各2,200円(B.V.D. store.fujibo-ap.jp)
〈稲田布帛〉ジョギングトランクス
「肌に触れる下着は、天然素材の綿100%が好きです」。ウエストは32mmのゴムで、立体裁断のため穿き心地は最高。日本製にこだわった、白のジョギングトランクス。各1,705円(稲田布帛 fundosi.jp)

昔から下着は白。清潔な白をキープして、汚れたら潔く買い替えているので、常時たくさんストックしています。いろいろと試した中で辿り着いたのが、タンクトップは〈B.V.D.〉。肩のリブと、フィット感が気持ちいい。コストを抑えて気軽に使えるのも良いですね。

トランクスは〈稲田布帛〉。ジョギングパンツのようなデザインが気に入ったポイントで、夏場に部屋で下着姿で過ごしていても、そこまで下着感が強くなりすぎない。ショート丈で、短パンを穿く時にもぴったり。下着はこれと決めると、毎日の選択から一つ解放されて気分が良いんです。

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林 道雄

はやし・みちお/2010年独立。雑誌、広告、アーティストのスタイリングを手がけ、20年より自身のファッションブランド〈by H.〉を始動。パタンナー経験を生かしたウェアを展開する。

〈キャンプベルズヴィルアパレル〉の白Tシャツ、〈ナイキ〉のエア マックス アクシス etc.

池田尚輝が常備する名品

〈キャンプベルズヴィルアパレル〉のTシャツ
〈キャンプベルズヴィルアパレル〉は素材から縫製までアメリカ製。
〈ハイアバーブ〉のヘンプ素材メッセンジャーバッグ
東京・町田の名店〈バックストリート〉で購入した、〈ハイアバーブ〉のヘンプ素材メッセンジャーバッグ。白が合わせやすく飽きない
〈カルバン クライン ジーンズ〉のカツラギコットンツイルパンツ
〈カルバン クライン ジーンズ〉のカツラギコットンツイルの地厚なパンツは、古着で見つければ即買い。「洗濯後、糊付けスプレーをして裏からアイロンをかけるのがルーティン。ごわっとした仕上がりが男性的で好み」。白いオールドバンダナをバックポケットに。
〈ナイキ〉のAIRMAXIS
〈ナイキ〉のAIR MAXIS。「誰にも特に注目されないマイナーなモデルなのが良かったんです。白抜きスウッシュもお気に入り」

この4つはどれをとっても安定感のある、日々頼れるアイテム。自分にとってベーシックな決め事があると楽なんです。ストックの大切さを知ったきっかけは白Tシャツ。最初は〈ハイ!スタンダード〉で3枚パックを購入。

軽く透けるスラブっぽい生地、細身なシルエットのジャストサイズ、首のリブの詰まりもベストで、インナーに着た時にすごく調子が良い。またあったら買おうと軽く考えていたらなかなかない。焦ってネットで調べて大量に手に入れました。その経験から一つ試して良いなと思ったら、買えるものは早めに買っておくように。

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池田尚輝

いけだ・なおき/1977年長野県生まれ。雑誌、広告、カタログなどのビジュアル制作を幅広く手がける。2024年よりYAECAで展開しているセレクトレーベル〈LINDLEY〉の監修も。

〈パラブーツ〉のティエール

梶雄太が常備する名品

〈パラブーツ〉ティエール
一番左がいつも履いている、良い感じに味の出た愛着のある一足。その隣が少し履いて馴染んできたもの。右の2つは未使用でキープしている新品。一番の特徴は、履き口とタン部分のクッションによる、スニーカーのような履き心地のよさ。「ジーンズとかスエットパンツが好きな人なら似合うと思う」。ティエール66,000円(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL: 03-5766-6688)。 〈サフィール〉のコードバン専用の靴クリームを使用し、普段からきちんと磨いている。必要な油分をしっかり補給して、キズやひび割れを防いでピカピカに!デイリーに履くカジュアルな靴だからこそ、雑に扱わず綺麗さをキープしたい。

大人になるといわゆる“いいブランドの高級な革靴”を履きたくなるけど、普段のコーディネートを考えるとちょっと自分っぽくないなって。ずっと探して出会ったのが、店の片隅にひっそり置かれたコンフォートシューズのティエール。

2016年当時は自分サイズの黒の在庫がなく、わざわざ数ヵ月かけてパリから取り寄せました。見た目も履きやすさも抜群に良い。10代の頃からユニフォームになっていた黒い〈ヴァンズ〉のオーセンティックみたいに、デイリーに履ける革靴です。靴は消耗品、廃番にでもなったら困るのでストックしています。

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梶 雄太

かじ・ゆうた/東京都生まれ。1998年よりスタイリストとして始動。雑誌や広告、ブランドディレクションなど幅広く活躍。2024年フリーマガジン『編集長』を創刊し、小説執筆も。

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