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たるみ、鼻肥大の原因は「骨吸収」!過度な紫外線対策には注意を

  • 2026.6.27

内科・皮膚科医

友利新先生

皮膚科医、内科医としての立場から美容と健康を追求。都内のクリニックに勤務する傍ら、テレビや雑誌、SNSなどを通じて美しく生きるための啓蒙活動を展開。
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たるみの真の原因は骨にある!?

内科・皮膚科医 友利新先生

骨の委縮や骨密度の低下により、顔の土台となる頭蓋骨が縮みます。するとその上にある皮膚や脂肪が余ってしまい、重力で垂れ下がってくるわけです。痩せると服が余ってユルユルになるでしょう? それと同じことが顔でも起こり、皮膚がたるんでしまうんです。


骨吸収の原因は破骨細胞と骨芽細胞のバランスが崩れることにあり

骨吸収の原因

女性ホルモンの減少
過度な紫外線対策
栄養不足
運動不足

内科・皮膚科医 友利新先生

私たちの体内では、古い骨を溶かす『破骨細胞』と、新しい骨をつくる『骨芽細胞』がつねに働いています。しかし、更年期に起こる女性ホルモンの減少や、間違ったダイエットによる栄養不足、長年の運動不足などが重なると、骨の新陳代謝のバランスが崩壊。新しい骨が生まれにくくなり、骨吸収が進んで骨の委縮が進行してしまうのです。健康な骨づくりにはカルシウムと同じぐらいビタミンDが必要不可欠。体内のビタミンD生成を妨げてしまう『過度な紫外線対策』にも注意が必要ですよ。


部位別骨吸収マップ

前頭骨:眉間のシワ、こめかみのへこみ

額の骨が薄くなることで、眉間やおでこに深いシワが。またこめかみも凹んでくるので、顔全体がなんとなくゴツゴツとした印象に。

眼窩の拡大:クマ、目の下のたるみ・くぼみ

目まわりの骨の空洞が広がってしまうため、支えを失った皮膚が落ち込み、クマや目の下のたるみ、目元のくぼみを引き起こす。

上顎骨の縮小:梅干しシワ、鼻の肥大

上顎の骨が委縮すると、唇の上に梅干しのようなシワが出現。さらに鼻の骨の吸収が進むと、鼻が肥大化したり鼻が長く見えたりする。

下顎骨:フェイスラインのたるみ マリオネットライン

下あごの骨が小さくなると余った皮膚が雪崩のように下がり、フェイスラインのゆるみや、マリオネットラインの形成につながる。

アラサーから骨吸収は徐々に始まっている

20歳前後:骨量のピーク
20代~40代:過剰なダイエット・栄養不足などがなければ骨量が維持される
40代後半以降:更年期以降から本格的な骨吸収が始まる

内科・皮膚科医 友利新先生

顔の骨密度は20代でピークを迎え、30代からは、新しい骨をつくるスピードより骨が吸収される勢いのほうが強くなります。そして40代後半になって更年期を迎えると、女性ホルモンが低下してさらに骨吸収が進んでしまうんです。少しでも骨吸収を抑えるには、20~30代で無理な食事制限などのダイエットをしないことが大事。適度な栄養と運動で『骨の貯金』をしておくことが、10年後の顔のたるみ具合を左右すると思って!


骨吸収は避けられない! 日々の習慣で骨量を維持して骨吸収を予防

内科・皮膚科医 友利新先生

加齢による骨吸収は避けられないけれど、日々の食事でそのスピードを遅らせることは可能です。骨の材料であるカルシウム、吸収を高めるビタミンD、吸収されたカルシウムを骨に定着させるビタミンKをセットで摂ることが大事。そこでおすすめなのが納豆。骨を強くするビタミンKが豊富なだけでなく、良質なたんぱく質も同時に摂取できますから。


食事で足りない栄養素はサプリで賢く補給を

内科・皮膚科医 友利新先生

紫外線対策はもちろん大事ですが、徹底しすぎるとビタミンDの合成量が低下してしまうため、サプリメントなどで補う必要があります。また40代後半からはエストロゲンが急激に低下し、骨吸収が進んで骨粗鬆症になりやすくなるので、エクオールなどで先回りして女性ホルモンバランスをサポートしておくといいでしょう。


骨吸収予防に期待ができるサプリメント

ポーラ アクティベスト コア ダブルカルシウム&プロテオグリカン

ポーラ アクティベスト コア ダブルカルシウム&プロテオグリカン
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420mg

120粒(約30日分) ¥6480 120粒×3袋(約90日分) ¥17280

リポ・カプセル ビタミン C+D

SPIC リポ・カプセル ビタミン C+D
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30包 / ¥8964

大塚製薬 エクエル

大塚製薬 エクエル
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112粒 / ¥4320

刺激で骨量を維持! 日々の骨活を心がけて

運動で骨に負荷をかける
顔にはマッサージガンで刺激を与える
咀嚼は骨への刺激になる
定期的な歯科検診も骨吸収予防には有効

内科・皮膚科医 友利新先生

骨密度を維持するには、骨に負荷をかけることがなによりも大切です。下半身への骨刺激はジャンプなどが有効ですが、顔にはあまり効果がありません。そこで実践したいのが『振動ケア』。マッサージガンなどを頭部に使い、顔まわりに微細な振動刺激を与えてみてください。また、日常生活で顔の骨を刺激できる唯一のチャンスが『咀嚼』。現代人は噛む回数が減っていて、それもあごの骨の縮小につながってしまうため、しっかり噛むことを意識してほしいですね。さらに、歯周病などによる炎症も骨の萎縮につながります。定期的な歯科検診やメンテナンスを受け、炎症を起こさせないようにすることも、顔全体の骨委縮を防ぐことにつながりますよ。


マンジャロは骨吸収を加速させる可能性がある

内科・皮膚科医 友利新先生

劇的な痩身効果で話題のマンジャロですが、顔の脂肪が急激に落ちるので一気に老け顔になることも珍しくありません。骨の生まれ変わりのバランスが崩れ、骨吸収を加速させる危険性もあります。ダメとは言いませんが、そのあたりのリスクもちゃんと知っておくことが大事。


美容医療で骨吸収をケアするのは難しい

内科・皮膚科医 友利新先生

最新の美容医療をもってしても、骨の萎縮自体を食い止めることは難しいのが現状です。若い頃からのインナーケアや正しい生活習慣で、骨が委縮しないように気を付けるしかないんですよ。


骨吸収の一時的な対処法には「ヒアルロン酸」が有効だけど、注意も必要

内科・皮膚科医 友利新先生

『骨が縮むなら、ヒアルロン酸を注入してボリュームアップすればいい!』と思われるかもしれませんが、確かに一時的なカモフラージュにはなります。しかし近年、長期間ヒアルロン酸を入れ続けることで、あごや額の骨がさらに薄くなってしまう可能性が指摘され始めているんです。骨が委縮する中で過剰に注入し続ければ、皮膚が無理やり引っ張られてのびてしまい、さらにたるみが加速することも。


イラスト/二階堂ちはる 取材・文/穴沢玲子 構成/剱持百香

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