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興収36億超え!『伝説級アニメ』迎えた【終映】に「やめて…」「泣いた」37年間、“愛され続ける”至高作

  • 2026.7.22
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© 1989 Eiko Kadono/Hayao Miyazaki/Studio Ghibli, N

ひとりの新米魔女の成長を描いた“ジブリ作品”がこの夏、期間限定でリバイバル上映された。SNSでは喜びのコメントが寄せられた一方で、本作の終映に対し惜しむ声が上がっている。原作と大きく違う点もある本作は、いったい何が私たちの心を掴んで離さないのだろうか。

※以下本文には作品内容が含まれます。

リバイバル上映の“終映”に惜しむ声

1989年に公開されて以来、世代を超えて愛され続けるアニメ映画『魔女の宅急便』。黒猫のジジ(CV:佐久間レイ)とともに修行の旅に出た13歳の魔女・キキ(CV:高山みなみ)が、挫折を経験しながらも自立していくファンタジー作品だ。

公開当時、本作は興行収入36.5億円という大ヒットを記録した。また、第13回日本アカデミー賞で話題賞 作品部門を受賞したほか、第44回毎日映画コンクールでアニメーション映画賞を獲得するなど、数々の受賞歴を持つ。

そんなアニメ映画『魔女の宅急便』は、この夏スタジオジブリが監修した4Kデジタルリマスターとして復活を遂げた。2026年6月19日からはIMAX版、2026年7月3日からは全国に上映館を拡大し、2週間限定で通常版とDolby Cinema版がリバイバル上映されたのだ。

約37年ぶりによみがえった本作についてSNSでは「名作ってこのことか」「何度観ても新鮮」「上映に感謝」と、歓喜の声が上がった。一方で、2026年7月16日に終映を迎えたことに対し「もう一回観たい」「やめて…」「泣いた」「短い!」「何かポッカリ空いてしまった…」と、惜しむ声も寄せられている。

筆者も劇場へ足を運び、多くのファンが集っている様子を目の当たりにした。劇場であらためて観るキキの成長や松任谷由実さんの歌声が、子どもの頃の大切な思い出を呼び起こしてくれたように思う。

原作では描かれなかった“ニシンパイ”

アニメ映画『魔女の宅急便』の原作となっているのは、角野栄子先生による児童文学だ。全6巻と『キキに出会った人びと』『キキとジジ』などの特別編が出版されており、第1巻では映画化された新米魔女のキキがひとり立ちを目指す姿が描かれる。しかし、アニメ映画と原作では大きな違いがある。

原作の物語は、24年にわたり紡がれてきた。そのなかでキキは少女から大人の女性へと成長し、第6作目にあたる『それぞれの旅立ち』では双子のお母さんになるのだ。また、芸能・音楽を中心に発信するニュースメディア“オリコンニュース”のインタビューにて、角野先生はアニメ映画『魔女の宅急便』について以下のように語っている。

「あれ?」と思いました。私だったらこうしないなと思うところもあって。よく映画を観た方から「ニシンパイの作り方を教えて」と言われるんですけど、私は原作で書いていないんですよね(笑)。
出典:『【インタビュー前編】『魔女の宅急便』作者明かす本音、ジブリ映画観て驚き 原作と異なる展開に「あれ?と思いました」』オリコンニュース 2024年1月24日

角野先生は映画を観て驚いたが、難しいことを考えずに家族で楽しめる本作は、宮崎監督の作品の中で一番良いと思っているそうだ。また、『魔女の宅急便』が世界的に愛される作品になっていったことについて、「宮崎さんのおかげです」と受け止めている。

原作と映画は異なる魅力を持つが、「自分の居場所を見つける」という物語の芯は変わらない。失敗を経験しながらも、人との出会いに支えられ再び前を向くキキの姿は、時代を越えて人々の心に寄り添ってきた。だからこそ、アニメ映画『魔女の宅急便』は今なお色あせることなく愛され続けているのだろう。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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