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「マジかよ」「NHKで!?」“待望のアニメ化”に相次いだ反響→「別格の完成度」“NHKクオリティ”光る『至高の一作』

  • 2026.7.29
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※Google Geminiにて作成(イメージ)

約8年前にNHK Eテレでアニメ化された、フランスの漫画を原作とする“冒険ファンタジー作品”。本作は、アニメを観たことがある人なら一度は名前を聞いたことがあるような豪華キャストが目を引く。そして、子ども向けという枠に収まらない、NHKならではの完成度を持った一作になっている。

“フランス発”の漫画が日本でまさかのアニメ化

アニメ『ラディアン』は、トニー・ヴァレント先生によるフランスの漫画を原作としたNHKオリジナルアニメだ。第1シリーズは2018年10月6日から2019年2月23日まで、第2シリーズは2019年10月2日から2020年2月26日までNHK Eテレにて放送された。ヴァレント先生は1984年にフランスのトゥールーズで生まれ、フランスの漫画“バンド・デシネ”を数冊出版した後、2013年より『ラディアン』で本格的に漫画スタイルで作品を発表するようになる。

2015年8月には、日本語版の『ラディアン』第1巻が出版された。フランスだけでなく日本でも出版された『ラディアン』からうかがえるのは、国内外の高い支持だ。フランスでは日本の漫画に影響を受けて作品を執筆する若い漫画家が増えており、ヴァレント先生はその代表的な存在と言われている。

アニメ『ラディアン』の大きな特徴のひとつとして、豪華キャストが挙げられる。セト役を担当した花守ゆみりさんは、『ゆるキャン△』の各務原なでしこ役や、『かぐや様は告らせたい』の早坂愛役などで知られる声優だ。本作では、少年主人公らしい勢いとまっすぐさがある演技が光っている。

メリ役を演じたのは、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役や、『薬屋のひとりごと』の猫猫役を務めた悠木碧さんだ。また、アルマ役は『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリックや、『進撃の巨人』のハンジ・ゾエ役などで有名な朴璐美さんが務めている。ほかにも子安武人さん、山口勝平さん、佐倉綾音さんなど、若手人気声優とベテラン声優がバランスよくキャスティングされており、厚みのある布陣になっている。

本作のアニメ化についてSNSでは「マジかよ」「NHKで!?」「ある意味一番意外なアニメ化」と、驚きの声が上がった。アニメ『ラディアン』は、海外漫画と日本アニメが融合する新たな可能性を示し、日本とフランスの漫画・アニメ文化を繋ぐ架け橋になったと言えるだろう。

子ども向けの枠を超えたNHKアニメらしい“深み”

魔法使い見習いの少年・セトが、人々に災いをもたらす怪物“ネメシス”の巣があるという“ラディアン”を探す旅を描いたアニメ『ラディアン』。本作から感じられるのは、物語をじっくりと育てていく丁寧な作品作りだ。次々に強敵が現れる冒険ファンタジーでありながら、セトの成長や仲間との関係が時間をかけて描かれる。「別格の完成度」とも称される、落ち着いた構成は、幅広い世代に向けて作品を届けてきたNHKアニメらしい魅力と言える。

また、本作は人々の間にある偏見や対立といったテーマを扱っている。重いテーマのように思えるが、必要以上に深刻に見せるのではなく、笑いを交えながら自然に物語へ落とし込んでいるのだ。そのため、子どもには王道の冒険作品として楽しめるうえに、大人はキャラクターの立場や社会のあり方について考えさせられる。観る世代によって違う味わいが生まれるのだ。

本作は物語の土台を一つずつ築き、長い目でキャラクターたちの成長を見届けさせてくれる。面白さとメッセージ性の無理のない両立や、子ども向けという枠に収まらない深みが、アニメ『ラディアン』の完成度を一段と高めている理由なのではないだろうか。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari

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