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大人が立ち返るジャパンスニーカー。〈アシックス〉の魅力

  • 2026.6.25

いつも自分のワードローブには長く愛着の持てるアイテムを加えていきたいと思っているが。一方でその選択肢は常にアップデートしていたい。2026年春夏シーズンに大切にしたいのは、“WELL−MADE”(作りの良い)なアイテムを見つける視点である。ここでは「アシックス」をキーワードに、一歩先行くマスターピースをご紹介します。

photo: Hiromichi Uchida / text: Minori Okajima

〈アシックス〉のHyperGEL‒LYTE、GEL‒PTG、CALCETTO WD 9、〈アシックス〉のGEL‒LYTE III
BRUTUS

ブランドディレクター・江川芳文が選ぶ〈アシックス〉

外しで選ぶうちに、体が正直になった

学生時代から、同級生が選ばないシューズをあえて履いていたという江川芳文さん。〈アシックス〉もその一つだった。

「スケートボードを始めた10代、当時はスケシューってジャンルが少なくて。ソールがフラットな室内用や、ハンドボール用の靴を探して履いてました。そこで手に取ったのがバスケ部時代は履くのを避けていた《GEL−PTG》。離れた時期もあったのですが、2019年頃、再び選ぶようになり“おっ、履きやすいな“って思ったんです」

〈アシックス〉のHyperGEL‒LYTE、GEL‒PTG、CALCETTO WD 9
左上から時計回りに  ・〈ヴィヴィアン・ウエストウッド〉と〈アシックス〉が共作した《HyperGEL−LYTE》。  ・10代を思い出す《GEL−PTG》。  ・フットサルシューズ《CALCETTO WD 9》はスケート用に。  ・〈コム デ ギャルソン・オム ドゥ〉とのコラボ。

機能を体で理解したことで、距離は自然と縮まった。

「運動靴っぽさが気になったけど、今はそのいなたさを受け入れられる年齢になりました。流行より、足がちゃんと応えてくれるかどうか。そうやって選ぶと、自然と〈アシックス〉に戻ってくるんです」

ブランドディレクター・江川芳文
イタリア旅行中、海外別注の《GEL−VENTURE6》を購入。翌日は2万歩以上歩いても疲れなかったとか。

profile

江川芳文(ブランドディレクター)

えがわ・よしふみ/スケートボードやBMXのカルチャーに影響を受け、10代からプロスケーターとして活動。現在は自身のブランド〈オンブレニーニョ〉を手がける。

ミュージシャン・tofubeatsが選ぶ〈アシックス〉

100足以上を履き、《GEL-LYTE III》に回帰する

「神戸出身なので、〈アシックス〉は身近な存在のメーカーです。バレーボール部だった中学時代に、部活用に履いたのが最初でした。その後、自分の意思で買ったのが18歳の頃に出会った《GEL-LYTE III》。当時は日本展開がなく、並行輸入で探しました。海外モデルだけど違和感はない。そのバランスがちょうどよかったんです」

一時は100足以上を所有。だが20代半ばで整理し、今は黒の《GEL-LYTE III》を買いだめして履き続けているというtofubeatsさん。

〈アシックス〉のGEL‒LYTE III
左上から時計回りに  ・オール黒の《GEL−LYTE III》は、上品なスエード素材。  ・廃番になる前に3足まとめ買いしたという一足。  ・メンズブランド〈バル〉が〈ミタスニーカーズ〉とコラボレーションした《GEL−LYTE III》。

「トレンド性のある靴も履いてみたけれど、結局これに戻ってくる。丈夫で壊れないし、数年履いてもソールが本当に長持ちします。ハイテクすぎず、ローテクすぎずな絶妙な塩梅もいい。目立ちすぎないけど、ちゃんと満足感がある。30年以上残ってるモデルって、それだけでウェルメイドなんだという説得力があると思うんですよ」

ミュージシャン・tofubeats
「気に入って2日に1回ぐらいのペースで履いています。いつ、どんなときも自分らしくいられる靴です」

profile

tofubeats(ミュージシャン)

トーフビーツ/1990年兵庫県生まれ。学生時代からインターネット上で音楽制作活動を行い、2013年にメジャーデビュー。サウンドプロデュースなど活動は多岐にわたる。

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