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選び方・履き方にはマイ・ルールがある。5人が選ぶ「僕のいつものスニーカー」

  • 2026.6.19

「おしゃれは足元から」という美学があるように、いつも手に取るスニーカーには、その人なりの基準がある。ハイテクかローテクか、白か黒か。選び方も合わせ方も自由でいい。スニーカー選びにこだわりを持つ5名は、いずれも東京を拠点にしているが、その選択は驚くほど異なる。装いの軸となる一足とそれぞれのマイ・ルールに迫る。

photo: Shinsaku Yasujima / edit: Keiichiro Miyata

〈HOKA〉トー ウルトラ ハイ、〈アルトラ〉のスニーカー、〈アディダス〉スーパースター、〈ヴァンズ〉スポーツ ロー
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汚れも色移りも気にせず、動き回る日はローテクで

西野裕人(〈リップラップ〉主宰)

スニーカーは消耗品。雨も色移りも気にせず、ガンガン履く。そのほとんどがローテクです。ここ最近履いているのが、〈ヴァンズ〉の《スポーツロー》。

どこか正体不明の佇まいに惹かれました。身に着けるものは、できたら被りたくない。周りに「それどこの?」って聞かれて、会話のきっかけになるくらいがちょうどいい。

〈ヴァンズ〉の《スポーツロー》
My Rule:靴紐を替えて、足の甲をシュッと見せる  購入後、必ずシューレースを替えるのが西野流。「幅が狭く、甲が低い足型なので、付属の紐だと余る。そこで短めのコットン紐に替え、羽根を閉じてギュッと締めています」。余分を省くことで結び目も小さく収まり、甲周りが整う。

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〈リップラップ〉主宰・西野裕人
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西野裕人(〈リップラップ〉主宰)

にしの・ひろと/1984年石川県生まれ。スタイリスト本間良二に師事し、〈リップラップ〉をスタート。シューレースブランド〈シューシフト〉も手がける。

60s~70sの白スニーカーを超えるものは、結局現れない

尾崎雄飛(〈サンカッケー〉デザイナー)

マイ定番は白。20歳の頃からワードローブに定着しています。そのほとんどが60~70年代の細身のラスト。パンツの裾幅を選ばず、ワイドでもテーパードでも足元をすっきり見せてくれます。

スーツに合わせても過度にスポーティにならないのも魅力。かれこれ25年、何度もほかの色を試すのですが、結局白に戻ってきます。

〈コンババース〉の《チャックテイラー》の3ツ星ラベル。オールホワイトの《スーパースター》、テニスシューズ《ラブセット》《スタンスミス》、〈ケッズ〉のローカット.jpg
My Rule:ピーク時は、週5日履いたレギュラー  「見つけたら必ず買います」と語る《チャックテイラー》。写真は“幻”と称される3ツ星ラベルだ。オールホワイトの《スーパースター》、テニスシューズ《ラブセット》《スタンスミス》、〈ケッズ〉のローカットもすべて60s~70s製。

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〈サンカッケー〉デザイナー・尾崎雄飛
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尾崎雄飛(〈サンカッケー〉デザイナー)

おざき・ゆうひ/1980年愛知県生まれ。2012年、〈サンカッケー〉を立ち上げ。YouTube番組『尾崎雄飛の洋服天国』を開設。織物工場も運営。

今の体に合うかどうかが、スニーカー選びの新基準

高木康行(写真家)

かつては《オールスター》を愛用した時期もありましたが、カメラ片手に街を歩く今は、“体に合い、長時間歩いても疲れない”ことが第一条件。クッション性やフィット感、着地の安定感を重視しています。

中でも、アスファルトでも荒れた路面でも頼れるのがゴアテックス仕様。天候を気にせず歩ける一足が、今の相棒です。

〈HOKA〉の《トー ウルトラ ハイ》、〈ニューバランス〉の《996》
My Rule:カメラに次ぐ、街歩きの必須ギア  最もヘビロテしているのが、〈ニューバランス〉の《996》。グレーとネイビーの2色を履き分け、ストックも常備。「今日は雨が降りそう」と降水確率が高い日は、〈HOKA〉の《トー ウルトラ ハイ》で出かけている。

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写真家・高木康行
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高木康行(写真家)

たかき・やすゆき/1968年大阪府生まれ。DJ、スタイリストを経て、写真家に転身。長年にわたり、都市景観を撮影し、精力的に写真展を開催。

健康への意識改革を進めた結果、今のスタイルが出来上がった

AMANO(ヘアスタイリスト)

スタイル優先でスケシューばかり履いてきましたが、2021年に登山にハマり、価値観が一変!裸足に近い状態を生むゼロドロップスニーカーと出会い、足裏の潜在能力を引き出す術(すべ)を知りました。

履くこと自体が健康改善という意識で愛用。広い足幅とバランスを取るため、テーパードパンツを選ぶことが増えたのも小さな変化。

〈アルトラ〉のソックス、〈ウィニッチ&コーウェアハウス〉のソックス
My Rule:じかに足裏に触れるソックスから整える  今よく履くのが〈アルトラ〉。足元への意識改革はソックスにも。東京・日暮里のショップ〈ウィニッチ&コーウェアハウス〉のオリジナルソックスを愛用。「締めつけすぎないのにズレにくい。厚すぎず薄すぎない絶妙なバランスが気に入ってます」

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ヘアスタイリスト・AMANO
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AMANO(ヘアスタイリスト)

あまの/1977年千葉県生まれ。ラッパーや俳優に支持され、あまたのヘアスタイリングを担当。2025年、理容室〈ハンサム〉を東京・笹塚に開店。

“周りと被りたくない”呪縛からなかなか抜け出せない

山口貴紀(〈EX+++ Showroom〉主宰)

街で“被る”のが嫌で、限定品やコラボなど稀少モデルを選んできました。ところが試しにランニングシューズを履いた瞬間、その快適さに驚き、機能を優先するように。

とはいえ、人と被る悩みは残る。そこでシューアクセサリーを取り入れ、〈ナイキ〉の《ペガサス》にさりげなく個性を加えるのが、今の楽しみ方です。

〈アクセップ〉のタグチェーン
My Rule:自分だけの個性を忍ばせる  アクセサリーブランド〈アクセップ〉のタグチェーンを、シューアクセサリーとしてアレンジ。「歩行の邪魔にならないよう、装飾は小ぶりで、遠目には目立たないものを選ぶのがマイ・ルールです」。シューレースや足首周りにさりげなく添える程度にとどめ、周囲と被りそうなスニーカーを“自分仕様”に演出している。

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〈EX+++ Showroom〉主宰・山口貴紀
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山口貴紀(〈EX+++ Showroom〉主宰)

やまぐち・たかのり/1988年宮崎県生まれ。2023年、主にブランドのPRやホールセールを行う〈EX+++ Showroom〉を設立。刺繍屋、DJとしても活動。

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