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なぜ一流の会社員は決算書を読むのか? 仕事も資産形成も有利になる「会計思考」の身につけ方

  • 2026.8.15

親しみやすいマンガで決算書を学べる『マンガでカンタン!決算書は7日間でわかります』(Gakken)は、決算書に苦手意識を持つ会社員・ミズタニが、公認会計士の小山先生から7日間で決算書の読み方を学ぶ入門書です。

本書では、決算書を学ぶメリットから、損益計算書(P/L)、貸借対照表(B/S)、キャッシュフロー計算書(C/S)といった財務3表の基礎まで、マンガを交えながらわかりやすく解説しています。

今回は決算書の知識を仕事や人生にどう生かすのかという「会計思考」について紹介します。

【本記事は、『マンガでカンタン!決算書は7日間でわかります』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

会計思考とは「経営者の視点」で物事を考えること

7日間の学習を終えたミズタニに、小山先生は「これまでとは違う考え方を身につけてほしい」と話します。

その考え方が「会計思考」です。

本書では、会計思考とは決算書を読む技術だけではなく、会社や仕事を経営者の目線で考える力だと説明しています。

具体的には、

・多角的に物事を見る
・今だけでなく、短期・中期・長期で考える
・フローだけでなく、資産(ストック)も考える
・自分だけでなく相手のことも考える
・感情ではなく数字ベースで合理的に考える

といった考え方を身につけることが大切だとしています。

こうした視点は企業分析だけでなく、転職や副業、日々の仕事にも役立つといいます。

ESBIを知ると働き方の選択肢が広がる

お金を得る方法として「ESBI」という考え方も紹介しています。

ESBIとは、収入を得る方法を4つに分類したものです。

・E(Employee)=会社員
・S(Self-employed)=自営業
・B(Business owner)=ビジネスオーナー
・I(Investor)=投資家

会社員や自営業は、自分が働くことで収入を得る「労働収入」が中心です。

一方で、ビジネスオーナーは事業の仕組みから、投資家は資産から収入を得る「権利収入」が中心になります。

もちろん、会社員には安定した収入という大きなメリットがあります。しかし、小山先生はEだけでなくS・B・Iという働き方も知っておくことで、自分の将来の可能性が広がると説明しています。

また、E(Employee)=会社員として働くにしても、経営者の視点をもって働くこと。そうして得た体験知を自分の「資産」にすることも会計思考の一つだと紹介されています。

お金を稼ぐことは価値を提供すること

「お金をもうけること」に対して後ろめたさを感じる人も少なくありません。

しかし小山先生は、お金を受け取ることは、人に価値を提供した結果だと説明しています。

商品やサービスで困りごとを解決したり、役に立ったりした対価として利益が生まれます。

さらに利益を上げれば税金を納め、その税金は道路や橋などのインフラ整備や公共サービスに活用されます。

つまり、お金を稼ぐことは社会への貢献にもつながるという考え方です。

税金の仕組みを知ることも会計思考の一つ

本書では税金についても分かりやすく解説しています。

税金は次の流れで計算されます。

所得=益金−損金

さらに、

課税所得=所得−控除

となり、

納税額=課税所得×税率

によって納める税金が決まります。

扶養控除や医療費控除、住宅ローン控除、寄付金控除(ふるさと納税)など、利用できる控除を知ることで、法律の範囲内で適切に税負担を抑えることもできます。

ルールに反する脱税ではなく、制度を理解して正しく節税することが大切だと説明しています。

投資は資産を分散して考える

投資についても、小山先生はおすすめしています。

しかし、個別株を購入すると、一つの企業の業績によって資産が大きく左右される可能性があります。

そのため初心者には、複数の企業や資産に分散投資できる投資信託がおすすめだと紹介しています。

さらに、2024年から制度が拡充された新NISAについても解説しています。

新NISAでは、一定額までの投資による運用益が非課税になります。

通常であれば株式などの売却益には約20%の税金がかかりますが、新NISAを利用すれば一定の範囲内で税金がかかりません。

自己投資は将来の資産を作る投資

投資は金融商品だけではありません。

勉強や資格取得も、自分自身への投資です。

例えば、公認会計士の資格取得には多くの時間と費用がかかります。

しかし、その知識や経験は将来何年にもわたって収入を生み出す資産になります。

小山先生は勉強=自己投資となり、こうした経験や知識は「のれん」のような無形資産となり、自分の稼ぐ力を高めてくれると考えているそうです。

会計思考は仕事や人生にも役立つ 

今回は、仕事に応用できる「会計思考」について紹介しました。

決算書を読む技術だけでなく、仕事への向き合い方や働き方、税金、投資、自己投資まで幅広く解説されています。

会社を分析するために学んだ決算書の知識は、自分自身のキャリアや資産形成を考えるうえでも役立つ考え方につながります。会計思考を身につけることで、目の前の利益だけではなく、将来を見据えた選択や判断ができるようになるでしょう。


【本記事は、『マンガでカンタン!決算書は7日間でわかります』(Gakken)より一部抜粋して掲載しています。】

クリエイター情報

Gakken

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